失敗しないジェルネイルキットの選び方!チェックポイントを解説

ジェルネイルのキットはセルフジェルネイルをおこなうのに必要最低限ものがすべて揃ってとっても便利です。

しかもセットになっている分、単品で買うよりも金額的にお得になっています。

ですが、ネットでいざジェルネイルキットを買ってみたら

・ジェルが硬すぎて使えなかった
・ライトを当てても硬化しなかった

といったことが起こることも珍しくありません。

そんなトラブルに見舞われないために、この記事ではジェルネイルキットの選び方を紹介しています。

ライトとジェルの選び方は特に重要なので購入する前に確認してくださいね。

この記事は選び型の記事なので、使いやすいジェルネイルキットは以下の記事で紹介しています。

ジェルネイルキットを選ぶ時に重要なのはライト

ジェルなどの消耗品と違ってライトは買い換える頻度はが少ないですし、キットの中でも高額なモノになります。

そのためキットを選ぶ時にはまず、ストレスなく長く使えるライトを選ぶことが重要。

ライトを選ぶときには、以下のポイントをチェックしてください。

・ライトの種類
・ワット数
・波長の長さ

これらを間違えると、ジェルが固まらなかったりする原因になります。

順番に説明していきます。

ライトの種類はLEDがおすすめ

ジェル硬化用には、大きく分けて3種類のライトがあります。

対応しているジェルの種類的にもLEDが使いやすいのですが、それぞれの特徴を説明していきますね。

以前の主流UVライト

紫外線A波を利用してジェルを硬化するライトで、硬化時間は1~2分ほど(少し長め)が一般的です。

ライトそのものの寿命は半年ほどと言われ、それ以上使い続けるとライトの力が落ちるためジェルを硬化するのにさらに時間がかかるようになります。

そのためライトの交換は半年に1度程度しなければなないのがデメリット。

昔からあるのがUVライトなので、以前のジェルはUVにしか対応していないものもありますが、最近はLED対応のジェルが主流になっています。

最近は見る機会が減ってきましたが、ライト本体の価格がリーズナブルなため激安ジェルネイルキットなどはUVライトが含まれていることがあります。

今の主流はLEDライト

発光ダイオードを利用してジェルを硬化します。

LEDライトは半永久なので交換する手間もありません。

またジェルの効果時間は10~30秒ほどと、スピーディな施術が可能になっています。

以前のジェルが残っているならCCLFライト

比較的新しいライトで、UVライト用ジェル、LEDライト用ジェルどちらも硬化できるのが特徴です。

ライトの交換は不要、また本体価格も両方硬化できる割には比較的リーズナブルとなっています。

ただ、ジェルネイル業界全体がLEDライトに移行しているため、これから買うならUVライト用ジェルを硬化できる必要はないです。

UVライトよりもLEDライトの方が硬化時間が短いため作業が短時間で済むので、手間のかかる複雑なアートをすればするほどLEDの方が楽になってきます。

いままでのジェルが残っているならこれでも良いですが、これから始める、買い揃えて行く場合にはLEDライトでOKです。

卓上型の12W以上が使いやすい

次にライトの形とのワット数をチェックしていきます。

結論から言うと以下のタイプのLEDライトがおすすめです。

・卓上型であり
・12W以上のタイプ

形とワット数について補足していきますね。

ライトの形

LEDライトの形は、

指全体がすっぽり入るテーブルの上に置く卓上型
懐中電灯のような形のペンタイプ型

の2種類があります。

ペンタイプはコンパクトでリーズナブルではありますが、照射範囲が少ないため1本1本硬化しなければならず時間ががかかります。

そのため、卓上用が絶対におすすめ。

持ち運びしない限り、ペンタイプに使いやすさはありません。

ワット数について

ワット数ですが、12W以上が使いやすいです。

リーズナブルなジェルネイルキットには、だいたい6~8WのLEDライトが付属しています。

これだとクリアジェルや薄い色なら平気ですが、流行りのスモーキー系カラーやマットカラーのような濃い色がなかなか硬化できず、時間がかかり固まりにくくなってしまうことも。

でも12W以上あれば、どんな色のジェルでもほとんど問題なく硬化できますよ。

逆にワット数は大きくても構いませんが、大きくなるにつれ価格が高くなります。

また、どうしてもUVライトがほしい人は36W程度あると使いやすいです。

それ以上弱いワット数では硬化に時間がかかり、また逆に高いワット数では硬化熱が強くジェル硬化の際に熱さを感じてしまいます。

硬化熱とは、ジェルネイルを硬化させる時に生じる熱のことです。 ジェルに含まれる成分が、ライトから出る光を吸収して化学反応を起こし、熱が発生する仕組みになっています。

波長は405nm

ジェルを硬化するにはワット数以外に「波長」を合わせなければいけません。

ネットなどで販売される安価なジェルネイルキットでジェルが固まらない理由は、この波長が合っていない場合が多いです。

UV、LEDライトは以下の波長でジェルを硬化することができます。

UVライト・・・約350~400nm
LEDライト・・・約385~415nm

波長の単位はnm(ナノメートル)と表され、一般的なUVライトの場合は365(±5)nm、LEDライトの場合は405(±5)nmや、400~410nmのように表記されています。

このライトの波長、UV365(±)、LED405(±5)nmは必ず守ってください。

そうでないと硬化しないことがあります。

もしも買いたいキットに記載されていない場合は、問い合わせて確認してから購入した方が良いです。

電球の配置は砲弾型よりチップ型LEDがおすすめ

さらにLEDライトの電球の配置にも2つの種類があります。

砲弾型LED
チップ型LED

他の項目より重要度は低いですが、一応知っておいた方が良いです。

砲弾型LED

砲弾型とは、画像のように球体型にLEDチップがコーティングされているライトです。

エキポシ樹脂と呼ばれる樹脂でLEDチップがパッキングされており、この樹脂が熱や紫外線に弱く劣化してきます。

砲弾型LEDを連続500時間以上使用すると30%パワーダウンすると言われています。

チップ型LED

チップ型LEDはシリコン樹脂で包まれており、熱や紫外線に強く劣化しにくいと言われてます。

連続使用時間は5万時間をこえてやっとパワーダウンする程度。

しかし、シリコンが柔らかく油などに弱いため、ライト表面に触れると劣化します。

長く使うことを考えるとチップ型LEDの方がおすすめですが、慣れないうちはライトに触れたりジェルを付着させてしまうことがあるため砲弾型の方がおすすめ。

慣れてきて2台目のライトを買うときは、チップ型LED買うと良いですね。

とはいえ一長一短なので優先度は低いです。他の項目を優先して選んでください

ライトの保証期間は1年くらいがおすすめ

安価なジェルネイルキットはライトの保証期間が短い傾向があります。

できることなら保証期間が1年程度はついているライトがおすすめ。

最低でも半年以上はついていた方が良いです。

保証期間が3ヶ月しかないものはやめておきましょう。

ライトに特殊な機能は必要?

現在のジェル硬化用ライトには様々な機能がついています。

その代表的なものがタイマーとヒートモード。

タイマーはあった方が便利ですが、ヒートモードはなくても問題ありません。

理由を説明していきます。

タイマーはあった方が便利

ジェルによっては硬化時間をきちんと守らないときれいなとツヤが出ないので、硬化するときは秒数を測ります。

そのためジェルの硬化時間や仮硬化時間に合わせた、10秒や30秒のタイマーがついたライトだと便利です。

ヒートモードは使わない

ヒートモードとは、ジェルを硬化する際の硬化熱を抑えるための機能です。

もともとUVライトよりもLEDライト対応ジェルの方が仕組み的に硬化熱が起こりやすいのですが、最近のジェルは硬化熱が出ないように作られているので、実際の施術時は以前のUV対応ジェルよりも最近のLED対応ジェルの方が硬化熱を感じる人が少ないです。

そのため、LED対応ジェルを使う場合、ヒートモードはなくても問題ありません。

硬化熱が気になる人はジェル塗布量が多いと熱が出やすいので、1度にたくさんの量を塗布しないように気を付けましょう。

ヒートモードなどはついていて困るものではないのですが、余計な機能がつくとキットの価格が高くなってしまう傾向にあります。

ジェルネイルキットはジェルの品質も選ぶポイント

ネイルキットに含まれるジェルの品質やジェルのタイプも非常に重要です。

爪に直接つけるものなので、なるべく品質の良いものを選んでくださいね。

日本製の「化粧品」登録のものを選ぼう

通販などでも「雑貨」という商品区分の安価なジェルが販売されています。

爪に悪影響を与えないジェルを選ぶためには「化粧品」登録されているものを選んでください。

化粧品登録ジェルは容器に「化粧品」「爪化粧料」などと記載されています。

化粧品区分のジェルは、爪を保護する目的として認められているものです。

また、ジェルネイルはアメリカ生まれなので、アメリカ産の高品質なジェルもあるのですが、ジェルメーカーに詳しくないうちは日本製の化粧品登録されているジェルをを選んだほうが無難です。

「雑貨」区分のジェルでも問題ない人もいますが、なかには低品質なジェルもあるので、特に初めは控えた方がいいです[/say]

カラージェルは2.3色で十分

キットにカラージェルが何色も含まれているとお得に感じますが、含まれるカラージェルが多ければ多いほど、好みに合わない色が含まれてる可能性が高くなります。

そのため、キットに含まれるジェルはよく使いそうな色、2.3色(選べればなお良し)があればいいでしょう。

カラージェルを混ぜたり、クリアジェルを混ぜることで色を増やせるので、2.3色あれば思ったよりもいろいろなカラーを楽しめます。

そのほかに、ベースジェルとトップジェルが含まれていれば十分です。※メーカーによってはベースとトップ兼用のクリアジェルとなっていることもあります。

コンテナタイプとボトルタイプ

ジェル容器は、コンテナタイプとポリッシュのようにブラシがついたボトルタイプの2つがあります。

容器の形が違うだけでなく、使い方にも違いがあります。

コンテナタイプ

筆が必要
最後までしっかり使いきれる
残量がわかりやすい

ボトルタイプ

筆がいらない
塗りやすい

筆がいらないボトルタイプはポリッシュの感覚で塗ることができるので、扱いやすいと人気になっています。

どちらがいいのかこれは好みの問題になりますが、ポリッシュに塗り慣れている人にはボトルタイプが塗りやすくおすすめです。

ジェルアートなどを積極的に取り入れたい人はコンテナタイプで筆を使って塗布したほうがやりやすいですよ。

ノンサンディングがおすすめ

爪のダメージが気になるなら、ノンサンディングジェルが含まれたキットを買いましょう。

ジェルネイルを塗布する際、密着がいいように爪表面をサンディング(削る)しますが、ノンサンディングジェルはこの削る作業が要りません。

そのため爪のダメージが軽減できます。

程度が分からず削りすぎてしまうことも多いのですが、それを防ぐことができるためジェル初心者さんの場合は特にノンサンディングがおすすめです。

ジェルネイルキットは付属品に惑わされないように

ジェルネイルキットにはライトやジェルのほか、ファイルやラメ、ストーンといったアイテムが含まれています。

このジェルとライト以外の付属品の多さはキットのメーカーによってだいぶ変わってきます。

価格にも大きな影響を与えますので、多ければ多い方が良いという訳ではありません。

何が必要で何が要らないのか確認していきましょう。

リムーバー&クリーナーは必須

ジェル硬化後の拭き取り剤であるクリーナーと、ジェルオフの際の溶液であるリムーバーは必須アイテムです。

クリーナーはメーカー推奨のものを使うことでもっともツヤが引きだされ、きれいな仕上がりになります。

またリムーバーもメーカー推奨を使うことで、爪や指に対するダメージを抑えることができます。

ジェルはアセトンという溶液に溶けますが、このアセトンが爪や肌に悪影響を与えます。

メーカー推奨のリムーバーはジェルを溶かす最低限のアセトンと、爪保護のオイルのバランスが考えられて含まれているためジェルをきれいに溶かしつつ、爪や肌を守ってくれるのです。

筆はオーバルと平筆の2種類

ボトルタイプのジェルキットには筆は含まれていません。

ですが、コンテナタイプのジェルネイルキットは筆が含まれている物を選んでください。

オーバル筆(先端が丸めの筆)と平筆(先端が四角くなっている)の2種類が含まれているといいでしょう。

親指のように幅の広い爪は平筆、小指のように横幅が狭い爪はオーバル筆が使いやすいので、両方あったほうが便利ですよ。

ファイルがあるとさらに便利

爪を削ったり、ジェルを削るために必要なファイルは消耗品です。

そのため付属していたほうが便利。

このようなファイルが付属しているものがおすすめですよ。

100Gのファイル
150~180Gのファイル
エメリーボード
スポンジファイル

※「G」は目の粗さを表す単位です

このファイルが全て揃っているキットが理想的。

これらのファイル、1つでも足りないとオフがきれいにできないからです。

もし欲しいキットにファイルが不足しているようなら買い足しましょう。

ファイルは100円ショップなどでも販売されています。

ケア用品は別購入でOK

ジェル塗布前に必要な工程が甘皮の処理です。

甘皮処理にはキューティクルプッシャーとキューティクルニッパーが必要ですが、これらがが含まれているジェルネイルキットは少なめです。

なぜなら、ニッパーは安くても¥2,000~¥3,000、プッシャーは¥1,000~¥2,000程してしまうのでキットが高額になってしまうんですね。

正直にいってしまうと、それにもかかわらず1万円以内のキットにケア用品が含まれていたら、それはあまりいい商品ではないと思ったほうがいいでしょう。

プッシャーの先端がキューティクルに合わずに鋭利だったり、ニッパーの切れ味が悪かったりします。

爪にダメージを加える危険があるので安価なケア用品は使わないでくださいね。

ストーン・ラメはなくてもいい

ジェルネイルキットに付属しているラインストーンやラメは正直なくてもいいものです。

必ずしも気に入るとは限りませんし、ラメやストーンは100円均一などでも購入が可能だからです。

また逆にツヤがいいことで知られるスワロフスキーのような高級品は、ほぼジェルネイルキットには含まれていません。

キットとは別に、自分の好みのアートアイテムを買ったほうが無駄がありませんよ。

ネイルキットはライト・ジェルに注意して長く使えるものを選ぼう

ジェルネイルキットはライトとジェルの種類に注意して選ばなければいけません。

ライトのワット数だけでなく、波長の長さも気にしてくださいね。

また付属品の多いネイルキットには、使わないものが含まれています。

アイテムがたくさん入っていているからといって、必ずしも便利なわけではないのです。

自分が使いやすいカラージェルや消耗品、あると便利なものを厳選してキットを選びましょうね。

オススメのジェルネイルキットは以下の記事をご覧ください↓


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