冷たい風が僕の身体を通り抜けていく。
煙は白息と混じり合い、僕は君を抱きしめようと手を広げてみたけれど
僕の手はすり抜け、その刹那どうする事もできない虚無感に襲われるだけであった。
世に執着する君と
死に執着する僕、
生きているのはどちらなのだろうか。
僕は君に触れたいだけ

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