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保育園雑考

FBで8年前に書いた記事が上がってきた。
ちょびっと改稿して、記録代わりにnoteに上げておく。
多分世の中的に衝撃的だった「保育園落ちた日本死ね!」が話題になっていた頃だ。


なぜ保育園が必要なのか。

まず日本は人口減少社会に突入しています。合計特殊出生率の数字が上がったとしても、その母数になる出産可能年齢の女性自体の人口が減っている=実数として出生人口が減少する=必然的にこれからもその母数は減り続けます。

そして人口が減れば、労働人口も少なくなります。ということは、労働による税収も少なくなるということなのです。ただでさえ消費税アップの延期で破綻すると言われている日本の財政に直結する大問題ではないですか。

保育所には税金が使われます。しかし、少なくとも働いている母親は同時に税金を納めています。また社会保険料や厚生年金保険、雇用保険料も支払っています。そして仕事をやめずに働き続けられれば、キャリアアップをすることが出来て、更に税金を多く払うこともできるかもしれません。また、賃金が下がる経済状況の中、共働きをすることである程度の収入を確保し、家を購入したり、子供の教育費を払ったりと消費をすれば、企業の売上や雇用にも寄与する可能性が高いのです。

ただ単に働きたいから預けるところが必要というだけの問題ではない!と声を大にして言いたい。

保育園建設に反対する「静かに暮らしたいから」という高齢者に言いたい!

あなたがもらっている年金は誰が稼いでいるのかと!

働く母親は「日本」に大いに貢献する存在であると!

私は働く母であることに誇りを持っています。

だから「静かに暮らしたい」という言い分が独りよがりにしか聞こえません。

保育園の問題は、色々な考え方の人がいても、どこかに「お互いさま」という感覚があれば許せるレベルの話しではないのでしょうか?自分が子供だった頃、キャーキャー騒いだりしたことない人は少ないでしょう。それを大半の大人は笑って許してくれたでしょう?

順番で「お互いさま」なのですよ。

もちろん防音や交通事情の解決など、色々な対策は必要でしょう。でも、日本という国があるからこそ私たちは快適に暮らせるし、高齢者は年金がもらえるし、その「日本」の維持に保育所が必要なのですよ。私は極論自衛隊と同レベルで保育所は大切だと思っています。働く母親にとってだけ必要な施設じゃないのですよ。

ということを国会とかで誰か言ってくれないかなと思う今日この頃です。

8年前の記事はここまででした。

娘2号は今5歳で、来年はいよいよ小学生になります。
小学生は小学生で色々親は大変なことがあって、でも上の娘を見ていると少しずつ手を離れていくんだなというのは分かります。
でも0歳から5歳までの大変な時期、私は保育園の方々に一緒に子育てしてもらって本当に助かったという感覚があります。
十分な食事と遊びと集団内の関わり。
親だけで与えるのは難しいことです。
保育園は社会と子どものインフラであるという認識がもっと世の中に広まるといいなと切に願います。

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