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夫が入院している妻が考えていること③

さて夫が入院して仕事の締切がヤバイ妻が、もっと切羽詰まったツマになったわけですが、ペースメーカーの手術日の話です。

5/2(火)午後
そんなこんなで、病院へ向けて必死で車を走らせながら、パン屋で調達したホットドッグを食べていると電話が鳴る。夫から「まだ着かないの?」という電話…「うるせー、こっちは忙しいんじゃ、どんだけ必死でやること終わらせてると思っとんじゃ!」と脳内で返しながら「後10分で着く」とだけ伝える。

病院へ着き、9Fの病棟へ行くとすぐ「では夫さん、手術室に向かいますのでご一緒に」と看護師さんに言われ「へ?あ、もうですか」と車いすの夫と1階の処置室の奥にあるオペ室へ連行された。私の手を握りたがる夫に「いってらっしゃい」と妻は全く悲壮感なく送りだした。
その後は病棟のエレベーターホールの待合でひたすら読書しながら待つ。お茶とパンと文庫本に飽きると、9Fの窓から快晴の空(ヘッダーの写真です)をぼーっと眺めた。ある意味「無」になれる貴重な時間だった。2時間ぐらいだったかな。
手術が終わった先生が来てくれて「問題なく終わりました~」とのことで、今後は手術後の回復に問題がなければ、1週間ぐらいで退院の予定だそう。日常生活は問題なく、食事制限もなく、ただ電波系・電気系の話だけが夫の仕事上問題になりそうだったので、参考サイトを教えてもらって、夫のLINEに送っておく。
そうこうしているうちに夫がベッドで戻ってきて、局所麻酔の手術だったので意識もあり、まあ大丈夫そう。病室に入って入院時に来ていたスーツなどを引取り、売店で水を買ってきて渡しこの日の病院は終了。

この病院の方面は普段の生活圏からは外れているのであまり土地勘がないのだが、自宅近くのお菓子屋さんの分店があり、前回夫が入院したときに寄って、長い付き合いの店員さんに「ご家族はお変わりなく?」と訊かれて、向こうは社交辞令だったのに、元気です~なんて普通に返す余裕なく「実は…」と重~い話をして気を遣わせてしまった(申し訳ない)という過去があり。
でも、普段こっち来ないから寄ろうかな~とまた寄って「いや~、また入院したんだけど今日は手術も終わって大丈夫だから!」と言って買い物して帰りました(笑)。病院の向かい側に芋スイーツ専門店があって、そちらでも大学芋とスイートポテトを買って帰った。イートインのお芋パフェがとても美味しそうだったが、40歳オーバー女が単独で注文するにはちょっと敷居が高い(笑)。
手術が終わって一区切り。娘たちの夕飯開始時間には間に合って、芋スイーツでデザートが出来たのは良かった。

さて、問題は次の日からの世間ではゴールデン…今の仕事の山を抱えた私に針山地獄のような連休をどう乗り切るかであった。

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