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感じのいい人。

作家の田辺聖子さんは「人間の最上の徳は、人に対して上機嫌で接すること」と言ったそうだ。

なかなかそんな人はいないけれど。


しかしせめて接客業の人は、そうあろうと心がけて然るべきではないだろうか。

例えば花屋に花を買いに行って、「またここで買いたい」と思うことはほとんどない。

ガサツな店員の何と多いことか。

何を考えているのだろう、と思うけれどたぶん何も考えていない。

ただ目の前の仕事を雑にこなすだけ。

そんな人生はつまらない、と思う。

多くは望まないけれど、気持ちよく買い物をさせてほしい。



3年B組金八先生の中で、1番好きな先生のセリフ。

「立派な人にならなくてもいいの。どうか感じのいい人になってください」

人は八方美人と言うかもしれない。

それでもいい。

そういうものに、わたしはなりたい。

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