アオヤギ

エロを通して美術を鑑賞する者です。 美術が好きな方、そうではない方にも分かりやすい美術…

アオヤギ

エロを通して美術を鑑賞する者です。 美術が好きな方、そうではない方にも分かりやすい美術作品や美術史の記事を書きます。

記事一覧

なぜ同性愛・異性愛があるのか?古代ギリシャ人の恋愛観〜エロで観る美術〜

この画像をご覧ください。  これはなんでしょう?手足がそれぞれ4つあって、頭が2つ、怪物でしょうか? 実はこれ、古代ギリシャの神話に登場する人類の元々の姿です。 紀…

アオヤギ
4か月前

「腐乱死体のよう」と酷評されたルノワールの絵とは?〜エロで観る美術〜

 まずはこの絵を見てください。  この作品はルノワールの『陽光の中の裸婦』という作品で、フランスのモンマルトにあるアトリエで描かれたものです。タイトルまで知って…

アオヤギ
4か月前
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エロで観る美術

 はじめまして。アオヤギと申します。 私は幼い頃から創作活動が好きで、思春期以降は性にまつわる事柄が好きになりました。そしてその2つの好きが混ざり合い、現在はエロ…

アオヤギ
4か月前
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なぜ同性愛・異性愛があるのか?古代ギリシャ人の恋愛観〜エロで観る美術〜

この画像をご覧ください。

 これはなんでしょう?手足がそれぞれ4つあって、頭が2つ、怪物でしょうか?
実はこれ、古代ギリシャの神話に登場する人類の元々の姿です。
紀元前4世紀に哲学者プラトンによって書かれた恋愛についての本『饗宴』。そこにはこんな記述があります。

 当時各人の姿は球体の形を呈して、背と脇腹とがその周囲にあった。それから4本の手と4本の脚と、また丸い首の上には全く同じ形の顔を2つ

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「腐乱死体のよう」と酷評されたルノワールの絵とは?〜エロで観る美術〜

「腐乱死体のよう」と酷評されたルノワールの絵とは?〜エロで観る美術〜

 まずはこの絵を見てください。

 この作品はルノワールの『陽光の中の裸婦』という作品で、フランスのモンマルトにあるアトリエで描かれたものです。タイトルまで知って観ると「日かげのひんやり感。」「肌に映る木漏れ日の描き方上手いな。」などと感想が持てますね。
 しかしこの作品は第二回印象派展に出品された際に「斑点が浮いた腐乱死体のようだ。」と酷評されます。びっくりしますね。それはなぜしょうか。

 西

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エロで観る美術

エロで観る美術

 はじめまして。アオヤギと申します。
私は幼い頃から創作活動が好きで、思春期以降は性にまつわる事柄が好きになりました。そしてその2つの好きが混ざり合い、現在はエロと美術の関係や作品を楽しむことを趣味としています。
 
 しかし、エロを通して美術を楽しむ仲間が周りにおらず、理解もされません。そこで『私の学びをまとめる場』とそれを『面白がってくれる方、共感してくれる方との交流の場』としてnoteをはじ

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