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花束を君に

大好きで尊敬する先輩の誕生日に、花束を送った。送ったのはインターネットでオーダーできるオーダーメイドの花束で、その人のイメージを添付すると店員さんが花言葉や好みの色を踏まえて花を束ねてくれる。
優しくてとても可愛い先輩のイメージに合わせてピンクの色で、何度もお世話になっているので花言葉に『尊敬』や『感謝』の意味がある花で、とオーダーした。
インターネットからのオーダーなので、花束がどのようなかんじになるのか届いてみないと分からない。
当日届いた花束は、淡いピンクが印象的なガーベラ、カーネーション、バラの花束だった。あまりにも先輩のイメージにピッタリすぎて、頼んだこっちまで嬉しくなってしまった。
誕生日に花束を送るのは初めてだったので、喜んでもらえるか渡す瞬間までドキドキだった。
先輩は、ものすごく喜んでくれた。
「人からお花を貰うの初めて!」と可愛い笑顔で喜んでくれて、たくさん写真をとっていた。
すごく嬉しかった。
帰宅後、先輩が綺麗に花瓶に生けた花の写真を送ってくれた。その人の生活に、自分が送った物が存在する光景はまばゆいほど光である。
花を人に送る行為というのは、一種のラブレターだと思う。言いたいこと、文字では伝えられない伝えたい思いを綺麗な花という媒体で伝えられる。
どんな言葉並べても君を讃えるには足りないから。
愛しさを花束に込めて。

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