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テレホンカードって・・・なんなの?

auの障害によって一躍注目を浴びた公衆電話
ニュースなどのコメントを見ると、
ここぞとばかりに「前から私はテレホンカードを持ち歩いてますがね?」という人がコメントを残している。

いやそれは「わぁすごい^^」ということでいいのだが、
思えば自分は今までテレホンカードを使ったことが一度もない

なんで使わないって、
硬貨でも公衆電話は使えるからだ。

100円入れてもお釣りが出ないとか色々あるが、
緊急時ならお釣りなんざ気にしてる場合でもないだろう。

そして小銭はテレホンカードと違って買い物にも使える。
そんな硬貨を上回る利点がテレホンカードにはあるとでも言うのだろうか?


【度数ってなんだ?】

Amazonにあったやつ

テレホンカードを検索すると、『105度数』やら『50度数』やら、
謎の記載が出てくる。

さっさと答えを言うと、これは1度数=10円らしい。
じゃあもう『1050円分』とか書けばいいだろと思うが、
きっと何か意味があるのだろう。

人類の叡智が集まるヤフー知恵袋に行こう。

なるほど。歴史的な経緯があるようだ。
カテゴリマスターが言うので間違いはない。

しかし1度数10円とすると、Amazonの1280円で105度数のテレフォンカードって、お得でもなんでもないな……。


【どれくらい使えるの?】

度数がいくらかはわかった。
しかしじゃあ一体どれくらい電話できるのかという話だ。

この料金体系がなんか複雑。

固定電話へかける場合

これが公衆電話から固定電話へ場合の料金表。
平たく言うと、かける相手の距離と、時間帯で料金が変わっている。
こんな料金体系だったのか。


携帯電話へかける場合

これを見ると、携帯電話へかける場合は一律10円で15.5秒らしい。
最近povoの話で22円で30秒なことに触れたが、公衆電話と同レベルだったようだ。


だが他のサイトを試しに検索してみると、10円で15.5秒なのはドコモだけで、auやソフトバンクでは違うという話が出てくるのだが・・・?

https://sonaeru-mamoru.com/how-many-minutes/

これを見るとauはなんだかややこしい事になってるが、
つまりは深夜以外はドコモより割高ということになるようだ。

ソフトバンクに至っては、どんな時間帯でもドコモより4秒少ないらしい。


仮に公衆電話でドコモの携帯電話相手に5分話すとすると、
大体200円くらいかかるということか。

これは10円玉は使ってられないな・・・。


【でも硬貨でよくない?】

5分話すために20枚の10円玉を入れながら話す様を想像すると、
気も散るわ小銭入れが重そうだわで現実的じゃなさそうではある。

しかしそうなると100円玉でいいんじゃないかという話だ。

100円玉が2枚あれば5分話せるのである。
先述したように、100円玉なら使える機会が多いので、普段から持っている意味は大きい。
コインロッカーだったり、ジュースの自販機だったりでも使える。

じゃあなんでテレホンカードなのか?

それは、
公衆電話は『本体に硬貨が溜まりすぎると使えなくなる』からである。

公衆電話説明書:https://www.ntt-west.co.jp/kiki/support/pdf/P-TEL-C2.pdf

上記URLの説明書P50によると、金庫は約150枚で満杯になるらしい。

何かの災害が起きたとき、公衆電話に行列が出来たとして、
150枚程度の金庫の容量で何人が通話できるだろうか?
更にその中に10円玉を多く使う人がいたら・・・!?

ただ、説明書にはテレホンカードならその状態でも使えるとは書いてない。
そもそも「テレホンカード」という単語自体が説明書内に存在しない。

まあ流石に使えると信じたいが・・・。


【電話の料金支払いにテレホンカードを!?】

こぼれ話として、テレホンカードは固定電話(NTT)の支払いに使える。

いまやテレホンカードは金券ショップに持ち込んでも度数よりも値段が安くなるくらいなので、支払いに使ったほうがちょっとだけ家計を助けられるかもしれない。

まあ支払いにテレホンカードを使いたい場合、
未使用の500円と1000円のものに限るし、手数料としてテレホンカード1枚につき55円が必要になるわ、郵送での対応になるわで、
その手間をかけてまでやることなのかは人によるだろうけれど。


【おわりに】

なんというか、公衆電話に無駄に詳しくなってしまった。
公衆電話の説明書とか始めて見たぞ・・・。

正直な話、携帯電話を持ってから公衆電話は一度たりとも使用したことはなかったが、今回のauの大規模障害のように今後どんなことが起きるかはわからない。

まあだからといってテレホンカードを買っておくかというと・・・

うーん・・・

どうだろうなあ。


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