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だてあべがしんどい話

以前友人にこの話をしたメモ書きが残ってたから、再編集してnoteにしてみる。備忘録。

Snow Manの前身グループ、「Mis Snow Man」。この辺はまあ、今回の本題ではないので調べていただきたいのですが、要するに6人時代の彼ら+真田くんと野澤くんの8人で活動していたときからの、舘様…宮舘涼太さんと阿部ちゃん…阿部亮平さん、2人のこれまでのお話。

ミスノ時代の2011年秋頃、真田・野澤のふたりがnoon boyzとしての活動をはじめ実質ミスノ解散状態、その上阿部ちゃんが大学受験のためジャニーズの活動を休止することに。まずはその頃…だいたい2012年くらいの話。そのとき舘様は「今がグループにとって1番大事な時期。そんな時に阿部はグループを捨てて自分の道を行くのか?」と、阿部ちゃんに対して不信感を持ち、受験に大反対します。阿部ちゃんは阿部ちゃんで「自分には取り柄が何も無いから(←全くそんなことはないんだけど)、少し人より出来る勉強を頑張って今後グループの武器になれば」と思って、幼い頃から続けたジャニーズをこの時期に休止することにかなり悩みつつも進学を決める。舘様を含む周囲の反対を押し切り大学を受験、そしてご存知の通り無事合格します。そこから大学院を含めた計6年間大学に通いながらSnow Manとして活動していくことになるのですが、復帰後すぐは舘様との仲は少しだけ険悪なまま。しかし、メンバー内での話し合いや滝沢歌舞伎の期間中などにタッキー副社長が取り持ってくれたこともあって、徐々にメンバーとしての仲を取り戻していきます。この初期の頃の雑誌とかを見ると、絶妙に舘様と阿部ちゃんの間に距離があったりなかったり。
4年間の大学生活、そしてジャニーズ初の大学院生としての2年間、アイドルと学生の両立をし様々なことを乗り越えた2018年3月、阿部ちゃんの学位授与式…いわゆる大学院生の卒業式。実はこの日、Jr.祭りの横アリ公演と被っていました。その日の公演のステージ上に阿部ちゃんはおらず、大学が公表されていたため学位授与式の日程と被っていることを事前に知っていたファンは「そうだよね、そっち優先だよね…」と少し寂しさを抱えながら公演を見ていたそう。しかし、とある曲の途中で突如阿部ちゃんが現れ、驚いたファンたちから大歓声が沸き起こります。後に「卒業式には参加してしっかり学生としての自分にケリをつけたかった」「曲の途中で出たあの時の歓声は忘れられない」と阿部ちゃんは話しています(新幹線に飛び乗って横浜まで来たという……愛)。そしてまあ、この日の出来事がハイパーだてあべ伝説なのですが、この日の確か10時頃、式が始まる時間ぴったりに、舘様が阿部ちゃんに「卒業おめでとう」と、たった一言メッセージを送ったそうなんです。進学に反対していた舘様が、心のすれ違いと向き合いを経て、阿部ちゃんがひとつのことをやり抜いたことに対して賞賛を送った、と。なにそれエモすぎませんか。いやマジで。舘様らしく一言だけ、っていうのもめちゃくちゃしんどい。阿部ちゃんがこのエピソードをすごく大切にしていて、時折思い出したように話してくれるのも感慨深い。大学院の特集誌で舘様の名前を伏せて話していたときはさすがにちょっと泣いた。
その後2019年11月に舘様と阿部ちゃんの2人で外部の舞台、それも市川海老蔵さんが主演の歌舞伎「ABKAI」に出ることになります。ABKAIの稽古や公演期間中、当たり前だけどこれまでより2人で過ごす時間が多くなって仲を深めていくことになるだてあべ。ミスノ時代から互いを知っているし不仲という訳でもなかったが、過去の一件から“2人きり”になんとなくの気まずさは抱いていたよう。「最初は(阿部と)ふたりで違う世界に飛び出していくことが不安だった」と語る舘様だけど、そのあとに続く言葉が素敵。「今はお互いのことをパートナーだと思ってる」。阿部ちゃんも同じように感じていて「舘様との関係はパートナーかな」と同じ雑誌で答えています。ABKAIでの役柄も「幼い頃から寄り添ってきた2人が成長してバディになる」というもの。海老蔵さんも2人に期待してくださっていて、歌舞伎を演じる2人の繋がりには無限の可能性がありました。よしたろ…もといだてあべってすごい。

だてあべは様々な葛藤と同じ時の流れを経て、今ではお互いを表裏一体のパートナーとして意識してるんだね……っていう心がきゅってなるだてあべの話。超ざっくり。おしまい。

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