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12分の5を終えた僕はかく想いき。

こんばんは、トゥインクル・コーポレーション所属の(今年は)新ネタ量産マシーン、ジャパネーズのウネモトモネで御座います。

はいはいはい。というワケで一昨日2023年11月25日(土)、今月も何とか、本当に何とか(※「ぬぁんとくぁ」と発音)無事終えることが出来るが出来ました。ジャパネーズ Experimental conte live『15のコント達#5ゴーゴーBLACK聖!精!性!』inしもきたドーン。もう本当に今回は苦しんだので芋焼酎の炭酸割りを呑みながらセルフ感想記事を綴る夜。

とりあえず今回披露したコントのタイトルをドン。

1.僕の会社はブラック企業
2.納得いかない!
3.チームは家族
4.ヤな商店街
5.錬金術師たちの詩
6.ズレ
7.シ体に口なし
8.親父ギャグ売り~Another~
9.ティータイム
10.実はそれ
11.君がくれた黄色い花
12.失礼しました!
13.影魔王との闘い
14.VACANT
15.おもシロい寝言

前々回だったかしら、お客様から「タイトルで何となくオチが読めてしまって残念。」という指摘を戴いたので前回・今回とネタバレ回避を意識して割とシンプルめなタイトルにした所「もっとモネのセンスを出したタイトルにして欲しい。」という意見がアンケートに。むむぅ。板挟み。サンドウィッチの具になった気分、には別になってないけれど。どっちの意見も理解・共感出来るから余計に脳みそが割れちゃいそう。右脳と左脳がさよならバイバイ。今回は結構納得いくタイトルに出来た気がしていたけれど、そんなんじゃまだ甘々ということなのよ。創作に完成や終わりは無し。もっともっと考えなさいということですよ。思考停止を停止せよ。

ここからは多少ネタバレも含みますので、ネタバレなく、先入観無く、どんなコントか視たいよ!という方はお先にコチラをどうぞ。

今月もまたエレ片リスナーの遅刻豚さんがYouTubeにアップして下さりました!(※この公演は全編動画撮影OK、SNSやネットにアップロード自由となっております。) 遅刻豚さん、いつもいつもありがとう御座います!

こっからは作成者ウネモトによる各ネタのちょこっと解説。

1本目は毎回お決まりにしているサブタイトルインスパイア系コント。今回は「ゴーゴーBLACK聖!精!性!」ということで「ブラック企業」をテーマにしたコント。ここ2ヶ月くらいずっとアンケートにあった「アチャさんの女装が見たい!」という熱烈な声にもお答え。

2本目。また作ってしまった芸人が芸人を演じる系コント。でもそこまでメタメタしくもなってない気もする。ちなみに僕がスマホ持ってなかったのはガチハプニング。けど何とか違うボケに変えてやり過ごせたのでよかったです。良くないわ!ちゃんと準備せぇアホ!そんなんじゃ視た人も納得行かない!やろ。

3本目。今年ウネモトのカープ熱が再燃したから生まれたコント。バシッ!とツッコまずに、ゆる~っとぐだ~っと続いていく空気感が僕は割と好き。バトルライブとか賞レースには向かないけれど。でもお笑いの世界からこういうネタの居場所は絶対になくしちゃいけない気がするんだ。

4本目。結構前から設定は出ていたやつ。とは言えひとつめのボケのところだけだったけれど。本来はあのひとつめのボケで1本書けたらと思っていたんだけれど、そうした場合また「アチャが同じ台詞を繰り返す系」のコントになりそうだったし、展開させるのも難しそうだったのでこういうスタイルに。初期の僕らっぽいコント。黒子(ほくろ)タクシーっぽいコント。霜降り明星ラジオで名前出してくれてありがとう。

5本目。アホアホ歌ネタコント。全編ずっとアホなんやけど、一番のアホなポイントは2人がやっている「多分錬金術ってこんな感じ」というマイムです。絶対正しくない。絶対間違ってる。あんなので金が練成出来るワケがない。

6本目。ウネモトモネの屁理屈ゴリ押し系コント。先月の新ネタライブが終わったくらいにこの「ズレ」に関する考え方が生まれて。で、そのままコントにしました。思っていたよりもお客さんの反応よかった。やっぱ「モネが早口でトンデモ理論やバカクソ屁理屈言ってアチャを振り回す」って画は良いんだろうな。

7本目。今月のアチャさんの台詞覚え負担を減らそうコントその①。本番数日前のRadiotalk録ってる時に出たアイディアをそのまま採用。ピンネタみたいな要素もあるから音に合わせんの難しかった。ひと台詞ごとにトラック分けたらいいんだろうけれど、さすがにそこまで音響スタッフさんに負担をかけられない。後半アドリブで出た自分の台詞に「あ!これ面白いじゃん!」っていうのがあったから、また別の形でそこ膨らませたコントを作ることがあるかも知れません。

8本目。このライブ唯一の通し企画コント。はい。すみません。もうめちゃくちゃ好き放題やらせて戴きました。稽古場で独りこのコントのBGM音源編集している時間が一番愉しかったです。このシリーズ通しても結構面白い展開になっていきそうなワードが出たんだけれど、お客さんはあんまりそういうの求めてないんだろうな笑 でもすみません、もうこのシリーズだけは僕がやりたいこと、僕だけがやりたいことを我儘に貫かせて戴きます。あとこのコントでもアチャさんの女装リクエストにお応え。

9本目。今月の「他にどのライブで出来んねん!」系実験コント。愉しかったです。お客さんも愉しんでくれてた気がします。歌うのめっちゃ気持ち良かったです。SNSで「モネ泣いてた?」というお客様が居ましたが、いえ泣いてはおりません。目から尿を出しておりました。は?

10本目。天丼系コント。舞台はラーメン屋だったけれどもね。某CMを視ていて思いついたやつ。で、その一点で押していくのだとキツイので結局そういうコントになりました。しかしどうやら他の芸人さんのネタとボケが被っているらしいので、このコントは以後封印します。でもフリー音源を作って、提供して下さっている皆様には僕らのこの想いが届くといいな。本当に感謝をしております。

11本目。今月のお客様から戴いたお題コント。先月のエンディングのくじ引きで決まったお客様からの宿題お題「黄色い花」で作りました。うん。毎回毎回この宿題コントはウネモトモネ右脳爆発系になって、自分自身もアチャも結構お気に入りになるという傾向があったのですが、今回もまさにそんな感じでしたね。ゲロンチョモとエスカルGO!!!とはベクトルの違う狂い方でしたけれど。花スイちゃん作るのめっちゃ時間かかるからなかなか外ライブじゃ出来ないかもだけど、やりたいなぁ、またどっかで。

12本目。アチャさん台詞覚え割と楽、モネ音源編集めっちゃ大変系コント。うん。音源編集めっちゃ大変だったけれど愉しかったです。尺も短めだったし。改良したらなんかいろんなライブでも出来るんじゃなかろうか。

13本目。今月のアチャさんの台詞覚え負担を減らそうコントその①。めっちゃメタやけどね、後半。でもまぁそうなったからには全力でそっちに振ればいい。意外と結構好きなコントです。アチャさんのビジュアルも良かった。ちょっと太っててお腹が出てるのが良かった。

14本目。ウネモトモネ以外そこからそんなの作らんやろ系コント。うん。そうだと思う。こういうのが僕らにしか出来ないコントなんじゃないかしら。本当にごく一部の人にしか伝わらんけど、「そんな一言からそこまでの話創る?!」テイストで言うと「なんじゃらほい」に近い。そして本日3本目のアチャさん女装コント。髪伸びてるからノーウィッグだったのGOODでしたね。着けていたカチューシャの向きを指摘するアンケートが8000万件くらいあったのは女装初心者故。

15本目。え?今回普通の単独ライブだったの?みたいな良い感じの余韻に浸れるエンドコント系コント。今回最後に出来たネタ。アチャさんの台詞負担を減らすというか、僕の台詞負担を増すというか、まぁ全然負担じゃないんだけど。このコントも思っていたより好評だった印象。

まぁそんな感じですかね。何か「労働」がテーマのジャパネーズ単独みたいになりました。最初は意識してなかったけど、最後の方は敢えてもうそっちに振り切りました。なのでブラックとシロの対比とか最初のコントのあの人が最後のコントのあの人だったの?みたいな想像はもうだいたい正解。正解だし不正解。別にあのふたりが別人っていうストーリーもありだから。ひとつの答え出しちゃうとね、つまんないじゃん、何か。想像で何パターンも物語を創って何度も何度も愉しんで欲しいのです。

まぁでも暗めかつ長めのコントから始めた結果、全体的にお客様にも緊張感を与えてしまい、僕らも緊張してしまい、それが伝染して…みたいな負のスパイラルがちょっと生じてしまい、先月・先々月に比べたら笑いを起こせなかったのが非常に悔しい。

そして今回もお世話になったハイパーMAX敏腕敏腕わんわわんスタッフ・内田さんにもまたしても負担を掛けすぎてしまった。内田さんは多分僕らには視えていない透明の腕が何本か生えている超絶敏腕スタッフさんなので15本のコント、しかもはちゃめちゃ厄介なきっかけが多い15本のコントの場当たりを1時間ちょいでサラっとこなしてくれるんだけれども、ちょっと今回は本当に甘え過ぎてしまった。甘え過ぎたというか、配慮が足りなかったというか、想像力の欠如というか。音響・照明負担の量をバランス良くするネタ順、今後しっかりと考えていかなきゃなと思った。13年目で気づくなよ。遅ぇよ。もっと早く気づけバカ。

そんな厄介なコントを持ち込む僕らを毎回笑顔で受け入れて、入り時間より早めに来て台本チェックしてくれて、時には脚立に乗って照明の角度を変えたり、台本に無い照明の演出を「こんなのどうすか?」と提案してくれたり、用意していなかったゴング音とかファンファーレとかピンポン!ブッブー!とかを鳴らしてくれる内田さん、本当にありがとう御座います。今回の場当たり中にまた面白い演出の出来そうなアレを教えて戴いてしまったので、来月またしても厄介なコントを作ってしまうかも知れませんが、なるべく負担が少なくなるよういっぱい頭使いますので御容赦戴けたら幸い。

見学に来てくれた芸人の皆様。早めに来てもらって会場づくり手伝ってもらったゆきけむり・小林君。多分さんぽの単独観に行くはずだったのに僕がRadiotalkで「多分ちびシャトルはさんぽの単独の方行くだろうし。」と言ってしまったので気を遣わせてこっちに来させてしまったちびシャトル(ホントにゴメン!これに関してはさんぽにもゴメン!)。当日急遽来てくれたハニカムズのしょうへい(ケツあったのに変なエンディングの所為で長居させてしまってすまない)。打ち上げ代とタクシー代まで出して下さったシロたろし先輩。本当にありがとう御座いました。

エンディング、アチャさんが親父ギャグをポストする中「翼をください」をまったくボケずに熱唱するウネモト。そんな意味不明過ぎる僕らを温かく見守って下さったすべてのお客様、本当にありがとう御座いました。幕間で「花スイちゃんエンディングで出てもらいましょ。」って言ってたのに出てもらうのすっかり忘れててゴメンなさい。

今回も反省点は多々ありましたが、その全てが「ウネモトがもっと早く台本15本を書き上げる」である程度解決するので、12月はもっともっと早く動いて、もっともっと頭使って、諸々の改善に努めてゆきたいと思います。

次回は2023年12月24日(日)の13時から。日曜昼という変則回です。クリスマス・イヴです。M-1グランプリ2023決勝の当日です。(15時くらいには終演予定なので決勝の視聴には間に合います!) サブタイトルは『刺すペン鋭くシックス扇子』。クリスマス要素もへったくれも無いサブタイトルですが、白石マネージャーとのミーティングで「なんかクリスマスっぽいこと出来たらいいね~。」とゆる~く話しておりましたので、なんかもしかしたらそういうのやるかも知れません。昼はジャパネーズのコント15本を生で観て、夜はM-1の決勝をピザとか七面鳥食べながら視るクリスマス・イヴ。愉しそうじゃん。愉しそうじゃん。是非ぜひ観に来て下さい。今月の反省点がどれだけ改善されているかの確認も含めて。

次でようやく折り返し地点。いや、もう折り返し地点。ボーッとしてたら何の成果も得られないまま12ヶ月が終わってしまうぞ。考えろ考えろ。思考停止停止。思考停止停止。とりあえず相方にLINEで親父ギャグを6本提供した。相方は何の迷いもなく「もらうわ」とだけ返信してきた。既読。

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