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赤ちゃん、名前を贈るよ。

閏日の深夜に降りてきて、3月に生まれた赤ちゃん。

穏やかに目を閉じて、安らかに息をする赤ちゃんに、パパと名前を決めました。

初めての女の子。女の子を育てることに不安がある私は、とても慎重にいました。私自身の不安をカバーできるような名前をあげたくて、でもなかなかパパと意見が合わなくて。お兄ちゃんの時と同じように白川静さんの辞典を見ながら候補を出し。でもパパと口げんかをしてしまう時がありました。

けれども最後は2人で一致して決めました。一昨日の朝、エレンホワイト著『心を育てる家庭教育』を読みながら、女性の家庭での役割は夫を支え子をよく育てるの旨の文章を読み、その時、一家の大黒柱としてパパに最後に名前を決めてもらう選択と、人生のパートナーとして選んだパパだから信頼すれば大丈夫の思いを、平安の中で、持てたのでした。

今日は日曜日。産院は、入院は私だけで、外来もなく、静かに陽の光を受けています。

お兄ちゃんはじぃじばぁばと遊んでもらって、パパと私と2人で、赤ちゃんにおっぱいをあげながら、ゆっくり話したよ。

パパはこんな思いを込めました。

今まで出会った同じ音の名前の人への印象。ミナミさんは皆しっかりしつつ人への思いやりがある人たちだったみたい。

ベースをひらがなにすることで想像される幾つかの意味。
美波、だったらパパの実家のルーツに繋がられて、
南、だったら名字との纏まりがあって。明るいイメージで。
赤ちゃんの人生は赤ちゃんのもので。
複数の意味付けを持たせられることで、赤ちゃん自身が、どのように生きたいか、選択できる幅を持たせてあげられるの思いだそうです。

ママはこんな思いを込めました。
音と文字の柔らかさ。女の子としてそんな性質を持ってもらえるように。崇めます御名は美しい、の意味。ジィジ提案の文字に対してばぁばが見つけてくれた意味づけでした。赤ちゃんの信仰は赤ちゃんが選択するものであってほしいのだけれど、ママが32年生きてきた中で真理と愛があると信仰したいものについて、赤ちゃんにもその畑に埋められている宝をシェアしたい思いです。

最後にパパがお祈りしてくれたよ。録音しておきたかった。けれど、その時の祈りはその時のものだね。赤ちゃんは、自身の人生を、真っ直ぐに。私たちはそのサポートをできますように。

退院後の週末、パパがお花を買ってきてくれました。

お兄ちゃんがばぁばとお部屋に戻ってきて、

赤ちゃんの名前はな〜に?

と聞いてくれたよ。

いもうと、あかちゃん、みなみちゃん、とお話しています。

赤ちゃんと遊ぶの、とおもちゃを手に持たせてくれます。

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