ウマ娘の育成をPDCAを回しながらやったら楽しかった話

本エントリは、 Splathon Advent Calendar 2021 22日目の記事です。前日はトラこうさんの服を作るでした。お裁縫というと、とあるコンソーシアムの調査のお仕事で伺った青山のファブスペースを思い出します。当時、3Dプリンタブームでその手の施設が増える中、ミシンやトルソー、アパレルCADの貸出しをされていて、とても興味深かったです。カラフルな糸の色見本を見ると心躍りますね!

はじめに

さて、自分はアドカレなるものに初挑戦で、ちょっぴりソワソワしながら今日を迎えました。今月は、皆さんの記事を拝読しながら、あー、書き方お上手だなぁ!と思う所をEvernoteにひたすらメモする毎日でした。

結論、引き出し貧弱な自分は、好きなものを好きなままに書こう!という所に行き着き、最近、愛馬キングヘイローのSランク育成を達成して絶賛興奮中の、ウマ娘の自己流育成方法について書くことにしました。ちょっとしたエッセンスとして、PDCAサイクル風にまとめています。酒の肴にどうぞ。

ちなみに、自分はウマ娘を今年の夏頃から始めた微課金勢で、ゲームを始めるまでアニメを一切見ていませんでした。推しはキングヘイロー、シンボリルドルフ、新衣装トウカイテイオー、私服ウイニングチケット、私服エイシンフラッシュ。衣装がとにかくオシャレでキャラクターとマッチしていてすこなのです。

ちなみにちなみに、リアル馬はどうかというと、幼い頃、父親に「どれがいい?」と競馬新聞を見せられ、「ライスシャワー!」と答えてTVで見たのが惜しくも最期となる宝塚記念だったという哀しみを背負っています。その後、タイキブリザードにひたすら励まして(勝たせて)もらいました。

育成方法記事を書くに当たって

実は、この手の育成ゲームについては最近触れておらず、経験としては、パワプロパワポケのサクセスモードにハマった中高生まで遡ります。夏休みに日がな一日育成して11球団分揃え、@1球団をプロ野球オールスターズにして、ペナントレースで遊んでいました。振り返って、よくそれだけ飽きずに出来たなと思う一方で、よくそれだけの数のキャラクターコンセプトを構想できたなと、我ながら感心します。

当時の記憶を呼び覚ますと、育成前にコンセプトを妄想する所、育成経過に応じて能力やスキルの味付けをしていく所、そのためにイベントや育成中の試合に勝つ戦術の知識を身に付け実践する所が醍醐味だったのかなと思います。(もちろん上振れも胸熱!だったと思います)

ただ、結局のところ、育成はランダム要素だらけの運ゲでしかないので、それを全体として安定化させたり、試行回数を要するものとして割り切ったりするメンタルマネージメントが大事だったかなと思います。

そんな事を踏まえつつ、自分の育成方法をまとめていきます。

下準備: コンセプト設計

まずは出したいレース(コース)、なんとなーく活躍させたいウマ娘を決めて、コンセプトを練っていきます。チャンピオンズミーティングを想定する時は、3人分同時に考えます。

  • 出したいレース(コース)の分析をする:レース場補正、必要スタミナ、終盤の位置や長さ、など

  • 環境予測をする:脚質分布、使われそうな固有スキル、など

  • 手持ちの育成ウマ娘、サポートカードの性能理解を深める:成長率、パワーボーナス、トレーニング効率、など

  • 自分なりの洞察を言語化する:「逃げ4以上だと後団順位加速スキルの発動が安定しないので、そういう場合/そうでない場合で自チームの別のウマ娘がエースになれるようチームを組むべし」、など

特に4点目は、オレオレ理論を展開してひたすら楽しみます。勝てるかどうかは知りません。

Plan: 育成計画を立てる

続いて、目標ステータスやデッキを考えます。初回は、目標に対して、どう計画していいか目安を立てにくいので、過去の育成で目標に近いステータスに届いた時の状況を参考にします。

  • 目標値を決める:各ステータス、欲しいスキル(必要pt合計も計算)

  • 継承ウマ娘を絞る:固有スキル(原則両親)、各種適性(赤因子)、継承に頼るスキル(地固め、直線一気など)、補強するステータス(青因子+シナリオ因子)、育成ウマ娘との相性

  • サポート編成を組む:タイプ構成、タイプ毎の得意率構成や全体的なトレーニング効率(青因子+シナリオ因子や成長率との兼ね合い)、イベントやヒントに頼るスキル(白因子との兼ね合い)、レースボーナス(34%設定)、シナリオリンク数(アオハル杯の場合)、など

いわゆる、終盤接続を見据えたレースプランニングもここでやります。自分の場合は、欲しいスキルを、序中盤でのポジション取り用、終盤追い抜き用などに分けて列挙しています。

ちなみに、ライブラ杯や現在開催中のサジタリウス杯では、愛馬ヘイローを長距離追込Sにするための厳しい赤因子指定に加え、パワー20%根性10%というおよそ長距離に向かない成長率に絶望しながら、賢さを諦めたスピスタデッキを組んでいきました。やだ、魔改造だなんてそんな大袈裟な。皆やってるでしょ。…やってるよね?

Do: 育成する

さぁ、育成です。忘れずに経過をメモしながら進めます。

  • ステータス全体に関わる要素:練習失敗の頻度、バッドステータス対処に要したターン数、トレーニングLvアップの早い遅い(特にアオハル杯)、愛嬌イベントを引いたか(時期も)、アオハル杯決勝の勝敗、など

  • 個別のステータスに関わる要素:絆ゲージはいつ頃に溜まったか、友情トレーニングは多かったか、アオハル魂爆発はどのトレーニングで踏んだか、など

  • スキルに関する要素:イベント完走できたか、目標以外のレース出走数、など

あまり運が良くない回があっても、最初のうちは出来るだけ育成完了を目指します。運が良くなかった分のオフセットを取れば、充分、今後の参考データに出来るからです。

Check: 育成結果をレビューする

おわたー!ε-(;-ω-`A)

必要スタミナ計算機をいじりつつウキウキしながらスキル選定した後も、敗戦処理みたいな気持ちで終えた時も、きちんとレビューをします。やる事は単純で、実際の育成結果と目標値との差をとります。スキルについては、pt合計値の差分をとります。

ここでハッキリさせるのは、運が悪くなければ目標に到達できたのか、そもそもデッキ構成や因子選定が不適切なのかです。前者なのであれば、後は試行回数の問題なので、気持ちの割り切りをします。後者ならば、数値差を踏まえて機械的に再設計します。いずれも、心理的な負担を比較的抑えた形で、次のアクションに繋げられるのがポイントです。

※こういう客観的な分析は、スプラでもやっていけるといいですね。

Action: 育成計画を見直す

Checkの結果を踏まえて、育成計画を見直します。見直し方にはいくつかパターンがあります。

  • 目標値を見直す:どう足掻いても高すぎる場合に下げる、他のウマ娘に任せる

  • 継承ウマ娘やサポート編成を見直す(組み直しが利く場合):Planの時と同様

  • 継承ウマ娘やサポート編成を見直す(組み直しが利かない場合):因子厳選、フレンド探しの旅(、ガチャる…)

  • 育成プロセスを見直す:絆上げの優先順位を変える、故障率の高い練習を踏む基準を変える、アオハル特訓の比重を変える、目標外レースの出走方針を変える、イベントでの選択基準を変える(回復系orステータスup系)、など

惰性で次の育成に移ってしまいそうな時は、きちんと明文化して自分を律します。

こんな形でPDCAサイクルを行ううちに、目標値に届きそうな育成方法が見つかり、更に試行回数を重ねて若干の上振れを迎えることで、最終的に目標通りのウマ娘を育成できました。こんな感じ↓↓↓

最終ターンで賢さ友情を見捨てて、スピード友情を踏んでケガしたのは一生後悔。

さらに大きなPDCA

この頃、野良で仮想試合を組めるルームマッチに加え、自分で戦いたいウマ娘を選んでレースを組める練習モードが追加され、実践でのDo/Checkまでもガンガン回せるようになってしまいました。こうなると、下準備の所に書いた脚質分布や洞察の部分まで見直せて、カイゼンサイクルが捗る捗る。運営にドはまりトレーナーさんがいますね。間違いない。

おわりに

最後までお読みいただきありがとうございました!トレーナーの皆さま、これからも愛馬を楽しく育成していきましょう。
今回の記事に味を占めて、またの機会に、ポケモン剣盾DLC未解禁環境ダブル用マラカッチ育成論を書こうかなと思います。需要は知りません。

明日は、ぷじょ〜るさん「2021年にプレイしたゲーム」です。お楽しみに!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?