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【第4回 ほっこり通信】サーキットで過ごす1日

《元記事 2017/03/07 掲載》

みなさんこんにちは!
ほっこりんごLINE通信 第4回。


今回は、【走行会の流れ】がテーマです。

参加したことがないという方はもちろん、ちょっとお節介な予備知識も書いておきました。
慣れている方もぜひ読んでみてください。



【1 走行会日前】

⚫️マシンの点検、持ち物の準備
点検項目については第2回のほっこりんごLINE通信で書いたので省きます。
持ち物は、ヘルメット、服装、タイヤ交換などができる用具、エアゲージ、工具類、ビニールシートやテントなども雨の場合あると便利(開催場所や主催者によりNGなものもあります)
その他指定されるものもありますので要確認。

⚫️体調管理と道中の交通状況の確認
走るのは人間なのでしっかり当日へ向けて体調管理を。寝不足での参加はよくないです。
サーキットまでの道のりの確認と、交通規制などがないかどうか事前に確認すると👍


【2 当日の朝】

時間に余裕を持って出発を。
ゲートオープン前にサーキットに到着しサーキットのゲート前で待機すると、地元の方へ迷惑がかかり、結果サーキットにも迷惑がかかります。
私たちにとってはたまにのサーキット、でも地元の方は毎日のこと。ゲートオープン前に到着しないよう、時間調整していきましょう。


【3 走行準備】

到着したら受付を済ませます。
ブリーフィングの時間や走行開始時間を確認。
ゼッケンがある場合は指定の場所に貼り付けます。車検があるようならば車検も行います。

荷物は全て降ろしましょう。
載せたまま走行するとよくない…のくだりは、LINE通信 第2回をお読みください。

そしてまた点検。
走行前のファイナルチェック!
※こちらもLINE通信 第2回を参照


【4 ブリーフィング】

走行説明があります。必ず参加します。
付き添いの人も同乗する場合は知っておいたほうがいいと思います。ぜひ参加してください。
サーキットに慣れてきた人たちにありがちですが、ブリーフィングの時におしゃべりはやめましょう。
説明を聞きたい人が聞こえなくなる、そしていつも同じルールとは限らないのでしっかり聞いてください。


【5 いよいよ走行開始】

走行形態により走行時間などは違います。
クラス分けのある走行会なら自分のクラスに走行し、それ以外は待ち時間。他のクラスの走行を見学したり、休憩したりリラックスして過ごしてください(^-^)

走行中、マシンや体調に異常を感じたら走行をすぐにやめてください。『自分の走行時間がまだ残ってるし…あとちょっとだけ』という気持ちで走り、大きなマシントラブルに発展することもあります。

早めにストップすれば大きなマシントラブルにならなかったものが、そのまま走りエンジンブロー。トラブルを被害少なく防ぐ意味もあるし、例えばエンジンブローでコース一周オイルを撒き散らしてしまった場合、コース復帰の作業で少なくとも30分はかかります。他のドライバー全員に多大な迷惑をかけてしまう、ということも頭に置いてください。

体調面でも重篤な事に発展した例もあります。

早めにストップしていれば防げる事は本当にたくさんあります。一本ぐらいの走行は捨てても点検する、休憩する、ぐらいのゆとりを持ってのぞみましょう。


【6 走行終了】

サーキットによりますが、コース清掃があるコースではドライバー全員参加でコース清掃をしましょう。
その時に、自分の課題のコーナーをコースウォークするのも兼ねるとなおヨシ!
車の中からだとゆっくり見れないコースも、自分の足で歩いてゆっくり見るとまた気づく事もあります。


【7 終わりの会】

走行終了後に終わりの会?ミーティング?、表彰式などがある場合は参加。
そして一日のプログラムが終了です。

【8 片付けて帰宅】

荷物を積み込み帰り仕度を。
サーキット走行中に空気圧が上がってしまったりしています。帰る前に適正圧にしてください。
※適正圧でないまま高速走行は危険!

そして、ドリフトでは走行中に何度もタイヤを交換します。そして、サーキット走行中の熱でナットが緩みやすくなっています。帰る前に4輪トルクチェックを!




《危険だった例》

・練習会の帰り道、名阪国道でタイヤが外れてしまった方がいました。

・富士スピードウェイをグリップで走行している時、走行前にトルクレンチでトルクチェックをしたのに、お昼過ぎに4輪緩んでガタガタに。
※締め忘れではありません

・競技参戦中の練習走行後、フロントのワイドトレッドスペーサーの増し締めをすると緩んでいることがたまにありました。


適正トルクで締めていても走行中の熱で緩んでくることがあります。
『朝締めたから大丈夫』と油断せず、しっかりチェックしてからサーキットを後にしましょう!


サーキット走行をした後は、目がサーキットのスピード感覚に慣れてしまっているので、スピードがついつい出ちゃいがち。
一般道にはエスケープゾーンはないです。
安全運転で帰りましょう(*^▽^*)


以上が走行会の流れです。
次回は故障センサーの話(^-^)

お楽しみに!


では、前回ちょっと好評だった《ドリフト用語》でお別れ。


【当て遅れ】
カウンターステアを当て遅れること。
高確率でスピンします。


【バックオーライ】
勢いよくスピンし、後ろを向いたまま本来の進行方向へ進んでいくこと。
トランクの締まりが悪い車は、このバックオーライ時にトランクが開いたままバックオーライする恐れあり。


【ギアをひっかける】
高速でドリフト状態に持ち込んだ後、ギアを落としリヤタイヤに力を伝えその抵抗でスピードを殺す方法。
名阪で例えると、3速で進入し一瞬1速に落とし(ひっかける)すぐまた2速へシフトアップする。

《例文》
おりゃーと進入したら当て遅れてバックオーライして焦ったけど、なんとかギアをひっかけたからクラッシュせずに済んだ😓


ではまた!!(*^▽^*)

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