見出し画像

ウクライナ平和の鐘 026 幸いは心より出でて

https://youtu.be/lWWYKMX0Tzo

■2022(令和4)年4月13日 026 幸いは心より出でて
(動画の2:51~5:01)

他国に戦争を仕掛けて悪い業を積めば、やがて自分自身の苦しみとなります。身口意三業の源である心を正せば自ずと言葉も行動も善業となり、幸いが周囲にも自分自身にも訪れます。

合掌

 苦しみの元となる悪業。幸せに生きるための善業。私たちは身口意の3つの側面で善悪の業を積んでいます。「身」は行動、「口」は言葉、どちらも「意」心に端を発します。

 このことを日蓮聖人は「災いは口より出でて身を破る 幸いは心より出でて我を飾る」(重須殿女房御返事)と表現しておられます。

 例えば誰かの悪口を言えば、他の人から「あいつはひどい奴だ」と非難され、自分自身の苦しみに跳ね返ってくる。行動でも同じです。「あの国に戦争を仕掛けて占領しよう」と大勢の軍隊を送る。一人一人の兵士が無辜の民間人を次々に殺していく。そのような行動の報いは、反撃を受け、世界中から非難され、結局は自分たちに帰ってくるのです。

 言葉や行動の元である心。その心をしっかりと定めることが大切です。「幸いは心より出でて」、心で善業を積むことを志したなら、言葉も行動も正されます。そのような 身口意三業は必ず「我を飾る」、私たち自身の幸せになって帰ってきます。

 そのような因果(原因と結果)の理法を弁えて、私たちは正しく生きる必要があります。

再拝

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?