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ウクライナ平和の鐘 054 南無する心

https://youtu.be/7N4PlG1DaMI

■2022(令和4)年5月13日 054 南無する心
(動画の2:55~5:05)

本日の「平和の鐘 鳴鐘の輪」。苦しみを知るから、仏道を求める。自分の中の闇を厭うから、菩薩の生き方、仏様の境地に憧れる。戦争の悲惨を目の前に突きつけられた今、私たちは平和を希求するのです。

合掌

毎日14時の「平和の鐘 鳴鐘の輪」では、南無妙法蓮華経の御題目をお唱えしています。

「南無」という言葉は、信じます、従います、帰依しますという意味です。妙法蓮華経という仏教経典に南無します、というのが法華宗の祈りです。

 今、戦争が起きています。その悲惨な状況を見れば誰もが「戦争はよくない、平和が一番だ」と思う筈です。

 同じように、私たちが仏様の教えを求めるのは、苦しみを知っているからです。心の中にある地獄や餓鬼や畜生や修羅を知っているからこそ、そのような苦しみを「もう嫌だ」と厭い、菩薩の生き方をしたい、仏様の境地を憧れ目指したいと願う気持ちが涌いてくるのです。

 それが南無するということです。この南無の心こそ、私たちが現在まで積んできた悪業を至心懺悔(反省)して未来へ少しでも良い生き方をしようと決意する、そのように生き方を変えるための根本的な心持ちです。

 戦争が起きている今こそ、このような南無の心持ちが私たちには必要なのだと思います。

再拝

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