ウクライナ平和の鐘 029 心の構え
■2022(令和4)年4月17日 029 心の構え
(動画の2:55~5:32)
本日の「平和の鐘 鳴鐘の輪」。誠実であること、詐らないこと、粗暴を避けること、貪りともの惜しみを超えること。争いを避けるためにはそのような心の構えが大切であると、お釈迦様はおっしゃいました。
合掌
昨日は、中村元先生訳のスッタニパータから、戦争・闘争に関する箇所を拝読しました。誰かを殺そうとして武器を執ると、そこから苦しみが発生する。苦しみが闘争を生み、闘争がまた苦しみを生んで、どこにも落ち着けるところがない。世界は死と苦しみにつつまれる。
では、そのような状態を離れるために、どうするべきなのか。昨日拝読した箇所の続きを、少し飛び飛びですが拝読したいと思います。
これが2500年前にお釈迦様が説かれた教えの一節です。「これは自分のものだ」他人の所有物を手に入れたいと思う時、相手を攻撃してでも我が物にしようとする行動が生まれます。そこに苦しみや悲しみが生まれます。
苦しみや悲しみを手放すためには、そのような貪りの気持ちをなくすこと。とても難しいことです。難しいことだけれども、私たちが苦しみを手放すためには、そのような生き方を心掛けねばなりません。
再拝
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