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ウクライナ平和の鐘 018 心を定める

https://youtu.be/wIapshwH5x8

■2022(令和4)年4月2日 018 心を定める
(動画の2:47~4:50)


本日の「平和の鐘 鳴鐘の輪」。仏道の瞑想修行は定、心を「定」めるものです。ウクライナの戦乱で人々の心は千々に乱れています。心安らかに生きることのできる世界が蘇りますように。

合掌

 昨日ご紹介した「戒律」は、仏道修行の前提条件を整えるものです。その条件の上に行う修行の中心となるのが「禅定」いわゆる瞑想修行です。

 マインドフルネスという瞑想法がアメリカで流行して、日本でも組織化されていますが、これはテーラワーダという仏教の流れを汲む瞑想修行です。日本仏教では禅宗の座禅や天台宗の止観、真言宗の阿字観など様々な瞑想があります。浄土系の宗派であれば南無阿弥陀仏とお唱えをする、鎌倉時代の日蓮聖人の開かれた法華宗では南無妙法蓮華経とお唱えすることが、ある意味で「定」の修行といえるでしょう(教学的には違う意味づけがあります)。

「定」とは心を定めること。

 ウクライナの戦争が始まってひと月と少しが経ちました。ロシア軍は敵を攻撃しようと心を波立たせてウクライナに侵攻した。その攻撃によってウクライナの人たちも心休まらぬ日々を過ごしています。

 心が波立っている時には、貪りの心や怒りの心が次々と沸き起こり、人を苦しめます。苦しみを離れるために、心を定めること。それが今求められています。

再拝

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