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さいのかわら(かもえないむら)
油絵 F3 横273×縦220mm 2023年2月制作


賽の河原

積丹半島の神威岬から南方10キロ先にジュウボウ岬が見えます。
岬一帯は奇岩が地の果てを思わせる荒涼とした景観を見せるところです。

古くから船乗りの間で「地獄の賽の河原」と呼ばれて恐れられてきました。遭難者の霊を祀るための地蔵が建てられたことが始まりで、現在では地蔵堂をはじめ、燈篭や浜辺には石が積み上げられ、賽の河原のような雰囲気を漂わせています。

1996年10月に積丹半島を周遊する国道229号が完成し、海岸沿いが整備されるまでは船でしか行く方法がない秘境といわれていました。


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