終わらなかった
今起きてること。
着地点考えずに書き始めてみようかなと思います。
10日夜、愛犬(上の子)がまた脱臼し、12日に手術になりました。
6年前も同じ脱臼で骨頭切除手術をしていて、今回はその反対側を。
今年15歳で、心臓のお薬も10年くらい飲み続けていて、もしかすると手術中にダメかもしれないという中で、それでも最後まで出来るだけのことはしてあげようか、と母と話し合って決めて、かなりの覚悟で臨んだ手術でしたが今回も頑張ってくれました。先生、スタッフさんのおかげです。本当に良い病院なんです。これまで本当に数多く色んなことが起こる愛犬たちのことを、何度も何度もそのたび無事に家に帰してくれるんですよ。
生き物なので「寿命」や「天命」ももちろんあるんですが、たぶんなんかそれ以上にこの病院の皆さんには正しい知識と経験、それと惜しみない慈愛の心とか。そういうものをいつも感じる。犬たちのことだけじゃなく、透析を続ける認知症の父のこともずっと気にかけてくださった。犬以外の家族全員のこともトータルで考えてくれて。本当に頭が下がります。
元々は心臓病を患う前、ポメラニアンなどがよく患う謎の毛がハゲる病で私たち家族全員苦しんでいて。最初は自宅から車で片道1時間ちょっとかけて違う病院に通ってた。けど、全然良くならないし、往復2時間かけての通院も負担が大きくて。動物保険に入ってはいるものの、治療費もかかる。(ちなみに動物保険は今でも年13万ほど。それを15年間払い続けてるのでかなりのものです。がんばったなぁ)
もうハゲたままでもいいんじゃないかなぁ、ハゲてても可愛いし(笑)。
そう思ってた矢先、お隣の家のわんちゃんが天国へ召された時の話を偶然聞いて。その時の病院の皆さんの対応が聞いててとても素敵だったんですよね。場所も車で30分くらいのところ。これまでより1時間半も短縮できる。これならこれから先、愛犬たちが老いてもすぐに病院へ行けるし、どうせ投薬をやめるなら近場の病院に変えてみて、それでダメならやめればいいよね、ってことになって通い始めたのが最初。
そして結果、なんと愛犬の毛は生えました。お薬も確か変えたっけな。
あんなに時間と費用をかけても生えなかったものが。生えるとは。
何より良かったのは、以前通っていた病院の先生はいつもいつも忙しそうで、自分の診察結果だけを早口で喋ってハイ終わり!って感じだったので、そういう塩対応を耐えずに済むようになったこと(笑)。
いつの間にかそういうのも家族にとってストレスだったのかな、と今振り返ると思います。家族みんなピリピリしてたもんなー。犬のことで喧嘩になったりも確かしてたと思う。愛犬にとってもそれがストレスだったんだろうと思います。
今年は下の子も脱臼で札幌の病院へ何度も何度も通った。
下の子(11歳)は上の子と違い、2年くらい前まで病院とは無縁の子だったので、動物保険に入ってませんでした。なので、この大掛かりな手術でけっこうな額が飛んだ。反対側の脚も脱臼する前に、今手術した方がいい、と勧められたけど、とてもじゃないけど手術代これ以上払えないし、何より精神的にすごく繊細な子だったので、この手術で入院して以降、自宅を2日ほど離れるだけで血便や下痢をするようになった。ので、この先もこの子と家族の生活をどう折り合いつけていけばいいかわからないし、何より反対側の脚が本当に不安。いずれまた手術になったらと思うと…。払えるだろうか…。
他にも原因不明の発作症状があるので、ステロイドもずっと飲み続けている。なので肝臓の数値も常に心配。
正直、父の受け入れ先が決まって、無事に完遂して、もう何の心配もなく自分の新しい人生スタートを切れるとばかり。思ってた。
甘かったですね。痛恨でした。自分が楽観的過ぎたのかな。
何が起こっても自分は自分の道を行く、という覚悟ももちろんあった。
けど、実際自分が運転しないと愛犬たちも病院へ行けない。誰かがやってくれるわけでもなく。何よりこの子たちを迎え入れた責任もある。もう出来ません、とはならない。やらないといけない。
父の場合は受け入れ先があって、お金を払って、自分たちの代わりに看てくださる方たちがいてくれた。けど愛犬たちはそういかない。
父の介護がなくなり、毎日の生活はとても楽になった。
1日の時間に余裕が出来たし、言い争う声も聞かずによくなった。
ただ、母が車がないと札幌の受け入れ先まで行くのがしんどいと。交通機関はあるんだけど…。しんどいと言われたらそれまで。自分が運転するしかない。
これまた酷いこと正直に言いますが、結局はこうなのかなって。
こうするしかないのか。結局ずっとこのままなのかなって。思ってしまう。
ハンドル握っててもどうしようもなくモヤモヤしてしまって。
必死で安全運転して帰って来る。
もうやめたい、家から解放してほしい、などと口走りそうになる。
そういう自分に落ち込むし、それが過ぎると周りに対する恨みになる。
どうにも悪循環過ぎる。
やさしい人になりたいけど。とても難しい。
やさしい人を見かけるとうらやましいなって思う。なりたいなーって。
なれてた時期もあったんですけどね。人間ってそういう部分から先に壊れていくんだな、とここ数年思う。実感ある。
木曜の夜、脱臼して降ろせなくなった愛犬の後ろ足を見ながら、手術どころじゃなくこれもしかして病院連れて行ったらこのまま安楽死になるかも、と一瞬色々考えた。
ただ、緊急で病院へ連れて行った結果、手術もリスクは高いけど無理ではないし、手術せずこのまま痛み止めを用いながら静かに暮らす方法もあるよ、と。
でも手術せず3本脚の生活に対応出来なくなってくると排泄で犬も人も苦労するかもしれないし、他にも色んな想定外なことが起きた時にまた覚悟は要る。
実際手術するまでの約2日間、母と交代しながらつきっきりでの世話になった。ご飯もトイレもお水も。夜中じゅう鳴くので全員不眠になった。これが続くかもしれない、と思うと絶望的に感じた。
包み隠さず正直に書くけど、父の次はこの子かぁ…って。思った。
酷い飼い主という自覚のもとあえて書くけど、がっかりしたのはホントです。さぁ、いよいよ新しいスタートを!って。本気で思ってたので。ほんとにそれしか今、自分の頭の中にはないので。本当に今回の出来事は痛恨だった。
たぶん私、家からこのまま出られず、ずっと母と愛犬たちのこと看ていかなくてはならないんじゃないかなって。わからないけど。たぶんそうするしかないんじゃないかと思い始めてる。良いアイディアがちょっとそう簡単には浮かばなくて。でも諦めることも当然出来なくて。ただただ悔しくて。と同時に情けなくて。自分の度量の無さに。ぜんぜん優しいことも言えないし、何に対しても今「ありがとう」って言える心境になかなかなれず。周りの人たちがすごく優しくて、ありがたいことばかりな半面、でもどうにも自分の心には冷たい風が吹いていて。
なんかわからないんだけどとても心の中が寒い。からっぽになってしまった。
愛犬たちのことは何よりも大事にしてきた自信はある。元気でいてくれてよかった。本当に。そのことに嘘は当然ない。
けど、これからの自分のことを考えると出口が見当たらない感じになる。
八方ふさがり。またどこにも行けなくなる。見たいもの、やりたいこと、行きたい場所、たくさんあったはずで。あんなに自由を求めてスタートを切ったはずなのになぁ。でもすでにもう、自分がやりたかったこともちょっと今忘れかけてる感じ。真っ白。
もしかして打たれ弱いんですかね。もっと想像力豊かに、起こる問題を想定出来ている賢さがあれば良いのかもしれませんね。そういう能力が足りないのかな。
って、自分けなしててもしょうがないよね(笑)。
ただひとつ、会社辞めたことは今も後悔していない。していないどころかそこまでは大正解だった、と今も思える。このことだけは救いかも。
ただ、ひとつストレスからの脱却に成功し、また新しいストレスにかかっただけ。今月は梅核気再発してる。この症状も毎度おなじみになってきた。
あ、全然関係ないけどタイトル画像は今日お見舞いに行った時の愛犬の写真です。めっちゃキリッとしてる(笑)。
彼(愛犬)はたぶん、うちの中でいちばん賢くしっかりしてる大物で、患う父のことをずっと支えてくれたのもじつは彼です。男前ポメラニアン。
今お世話になっている病院の先生のこともスタッフさんのことも大好きなので、家にいる時より病院にいるほうが機嫌もいい。今日も手術翌日とは思えない機嫌の良さで病院でくつろいでいた。家では食べたり食べなかったりするご飯も病院ではぺろっと食べてた。幸せそうだ。よかったね(笑)。
なんの解決方法も今ないのでただの愚痴noteになってしまった。
カッコ悪。
でも吐き出していくことも過程のひとつと思って。
今たぶん、こうして書くことしか自分に残ってない気がする。
明日、愛犬退院なので迎えに行く。
その後どんな生活になるのか全然わからない。
また1日1日、その日起こることに対処していくだけ。
ただ、今回も愛犬とお別れせずに済んだので、また明日からいつかは必ず来る最後の日に向かって悔いなく一緒に暮らしてく。それだけかな。
ありがとうございました。
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