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特ダネ! キノコ取締法、臨時国会で成立か?


下記は、大麻取締法のパロディ、キノコ版です。お話を単純化するため、マジックマッシュルームは割愛いたしましたのでご了承下さい。



政府はこのたび「キノコ取締法」の制定に向けて検討に入ったもよう。これは福島原発事故による放射能で汚染されたキノコの販売や消費を禁止するためではなく、一部の大麻関係者の指摘を受け、わが国における大麻とキノコの法的取扱いに関する整合性をはかるためと思われる。
すなわち、現行の大麻取締法では、麻薬成分とされるTHC(テトラヒドロカンナビノール)の有無、多少にかかわらず、大麻は、すべてダメ絶対、栽培も所持も禁止であるが、毒キノコを含むキノコ類は野放しとなっており、毎年のように死者がでているのに(下記参照)、これを放置するのはおかしいのではないかとの主張に対し、この際、キノコも毒の有無にかかわらず、栽培と所持をすべて禁止とする方向で調整中とのこと。
これに対し、与党議員を含む超党派の議連「毒キノコと放射能キノコに注意しながら日本の秋の味覚の王者キノコを楽しむ会」は、本法案に激しく反発しているが、一方で、大麻取締法では葉や花を乾燥したマリファナの吸飲自体は禁止されていないことから、キノコ取締法でもキノコ食は合法となるのではないか、所持しないで食すれば問題ないのでは、と法案を容認する向きもあり、必ずしも一枚岩ではないようだ。
この法律によって大きな影響を受けるであろうキノコの生産者団体は、大麻取締法にならってキノコの栽培を免許制とするよう政府に働きかけている。その際、キノコ取締法の第一条に、毒の無いキノコを産業用キノコとして定義し、産業用キノコの可食部のうち、大麻取締法で合法とされる成熟した茎に相当する「柄」の部分は生でも乾燥したものでもあっても合法とするよう提案しているが、政府としては、大麻取締法との整合性をはかる上から、キノコ取締法の第一条に産業用キノコの定義を盛り込むことに難色を示しているという。
このままでは夏の臨時国会で全てのキノコが非合法となり、今年の秋には日本の食卓からキノコが姿を消すことになりそうだ。
「産業用大麻(ヘンプ)を北海道の基幹作物に 目標面積は2万ha」という誇大妄想的なキャッチコピーを掲げて、ヘンプの普及啓発活動に取り組んでいる北海道ヘンプ狂会の菊地代表理事 (70才)は、「毒キノコが危険だからと言って、キノコをすべて禁止とするであろうか、との自分の不用意なコメントがこのような事態を招いたとしたら、たいへん申し訳ない」と反省しきりであった。
一方、毒キノコを長年研究してきた京都大学の坂本義太夫教授(笑い茸専門)は、今回の政府によるキノコ規制を一部評価しながらも、すべてのキノコを一律に禁止するなど、まともに考えなくとも常軌を逸しており、法案提案者は毒キノコに頭をやられたのではないか、と大笑いしていた。(虚報新聞2020年4月1日)


(あまりに腹立たしいことが多いので、少しふざけてみました。ご不快に思われましたらお許しください。本投稿は、パロディ以上のものではありませんので、冗談としてお楽しみいただければ幸いです。毒キノコには充分気を付けてキノコ狩りなどをお楽しみください)

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