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名古屋は山だらけ

名古屋市に住んで、地面の起伏の激しさに驚いた。
こんなにでこぼこした土地ではちょっとした散歩もいい運動になってしまう。それを良とするか悪とするかは人それぞれだろう。

私の住んでいる東の辺りもかなり「山の上に無理やり住んだんだな…」と思わされる地形で、三方を坂というべきか山というべきか丘というべきか分からない盛り上がった地面に囲まれている。

というか、最寄り駅までにひと山超えなければならない。
駅までの所要時間は7分程度なので大して遠くもないのだが、酷暑や極寒の日は「この道のりに起伏があるのとないのとでは一体どれだけ違っただろうか」と考えずにはいられない。

残りの一方には都心に通じる大通りが抜けていくが、この道もまた垂直方向にうねうねと曲がりくねる。
エリアによるものの、徒歩や自転車には少々厳しい土地と言えよう。
維持が大変ではあるが、車があった方が段違いに快適な暮らしができると思われる。
やたらスピードを出したり右左折時にウィンカーを出さなかったりする車は怖いけれど…。

そういえば東京にも坂(という字のつく地名)が多い印象だが、そう広くもない土地に大勢の人間が住もうとするとそうなってしまうのか。逆に大阪はそういうイメージはない。よく知らないだけかもしれない。

これを読んだ人は「名古屋、住みにくそうだな…」と思ってしまうだろうか。
徒歩圏内に坂が多いというのはあまり魅力的な要素ではないが、のんびりした地方都市から来た人は、きっと山の影が近い名古屋のことを「想像よりもとっつきやすい街だな」と感じてくれる気がする。
私は、帰宅前に汗だくになりながらも少し高いところから暮れゆく街並みを眺める瞬間のことを割と気に入っている。

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