きょうだい別園になってしまった場合

我が家は冬生まれ&ミルクアレルギー持ちの第三子が、1歳4月入園選考において「長女、次女(姉妹は二人とも0歳入園で同じ園)の園に入れなかった」経験があります。

あれから5年ほど経ちますが、残念ながら今年も多くの方から「きょうだいが別園になってしまった」との連絡を頂いています。

きょうだい別園には、2つのパターンがあります。

【1:新規同時応募の兄弟が、別の園になってしまったパターン】

実はこのパターンの場合、二次選考で挽回ができる可能性が高いです!!
特に上のお子さんが2歳以上である場合や、下のお子さんが0歳クラスである場合は、その可能性はより高くなります。

そもそも、2歳クラス以上の場合、一次選考で募集をしていない園も多々あります。しかし、世田谷区では不動産価格の高騰もあり「これまで住んでいたところが手狭になったので、より広い家(=現在より安いエリア)に引っ越す」という家庭がとても多いです。
とはいえ、引っ越し先自治体でも、保育園は4月入園が基本となりますので、3月末まではもとの保育園に通い続ける方が多いです。
それで、引っ越し先の園が無事に決まって、これまで通っていた世田谷区の保育園に退園届を出すのが、やはりこの1月末ごろ。
つまり、この退園者分の募集は、二次選考からになります。

この引っ越しによる退園は2歳クラス以上に発生しやすく、学年が上がるにつれてより発生率が上がる傾向にあります。
(その理由は「小学校入学を見据えて子供部屋や学習机などを用意したく、より自宅サイズが必要になった」というものです)

ですので、2~5歳クラスは、区の公表値以外に二次選考が行われることが多く、きょうだいポイントという加点を持っていれば、ある程度は入りやすくなります。(人気園だと難しい可能性はあります)

たとえば1歳と4歳のきょうだいで別園になってしまったのでしたら、1歳は一次選考で決まった園に入園し、4歳を1歳に合わせる形で、辞退&再出願されると、結果的に二次選考で同園になれる可能性があります。

辞退&再出願は、「申込内容変更・取下届」の1つの書類でOKです。
この場合の〆切は、二次選考の〆切です。
詳細は、世田谷区HPをご確認ください。

【2:すでに在園している上の子の園に、下の子が入れなかったパターン】

我が家もそうでしたが、1歳クラスが激戦であるがゆえに、下のお子さんが1歳(場合によっては0歳、2歳)で上のお子さんの園に入れなかったパターンです。

昨今の保活事情からすると、0歳で同園になれない場合というのはレアケースだと思いますので、ここでは1歳クラスを前提にお伝えさせていただきます。

1歳クラスは、二次選考での枠が最も少ない学年です。
激戦学園ゆえに辞退する方も少なく、0歳から入園している方が退園するケースも少ないです。(もちろん可能性は0ではありませんが)

ダメ元で【1】のパターンでご説明したとおりの、辞退&再出願をしても良いですが、成功率は低めです。
基本的には1年別園を覚悟いただく必要があるかと思います…。

ポイントは、この「どこの別園に行くか」になります。

おそらく、第二希望、第三希望の認可園から内定が出ている方も多いと思います。

しかし「翌年にきょうだい同園を再チャレンジ」したい場合、ここで別の認可園に行ってしまうのは、かえって不利になるので注意が必要です。

一度認可園に入ってしまうと、区からすると待機児童ではない認識なのか、兄弟別園による加点というものはありません。
ですので、フルタイム(100)&育休(5)&きょうだいポイント(5)の110点あった方も、別園で翌年に再応募するとフルタイム(100)&きょうだいポイント(5)&転園(3)の108ポイントとなります。

しかし、ここであえて認可外園に行ってきょうだい同園を目指すと、フルタイム(100)&きょうだいポイント(5)&認可外に預けて復職済(6)の111ポイントとなります。

2歳4月には「育休中に次の子を産んで、ずっと育休だった0歳2歳同時応募」という110点の方も結構いらっしゃるので、108点だとまたしても同園になれない可能性があります。

「なるべく早くきょうだい同園にしたい」場合は、別の認可園ではなく、認可外園に行くことをオススメします。

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