見出し画像

令和4年働き方改革推進支援助成金 勤務間インターバル導入コースを解説!

補助金ポータル編集部です。

平成31年4月から「勤務間インターバル制度」の導入が努力義務化されました。これは、勤務終了後から始業までに一定時間以上の休息時間を設けることで、労働者の健康保持や過重労働の防止を図る制度です。

厚生労働省は、働き方改革に取り組もうとする中小企業事業主に対し、労働環境整備に使った費用の一部を助成する「働き方改革推進支援助成金 勤務間インターバル導入コース」を実施しています。今回はその内容をご紹介します。

★★★★★★★おススメ補助金・助成金情報★★★★★★★
─────────────────────────────
令和4年働き方改革推進支援助成金 勤務間インターバル導入コースを徹底解説!
https://hojyokin-portal.jp/columns/kinmukan_interval
─────────────────────────────
■令和4年働き方改革推進支援助成金 勤務間インターバル導入コースとは
「働き方改革推進支援助成金 勤務間インターバル導入コース」では、その導入に必要な研修、周知・啓発、労働時間管理の適正化に必要な機械装置の導入を支援して生産性向上を図り、労働時間等の設定改善の推進を促進することをその目的としています。

■対象事業主
以下のいずれにも該当する事業主が対象です。

(1)労働者災害補償保険の適用を受ける中小企業事業主であること

(2)36協定を締結しており、原則として、過去2年間において月45時間を超える時間外労働の実態があること

(3)年5日の年次有給休暇の取得に向けて就業規則等を整備していること

(4)以下のいずれかに該当する事業場を有すること
a.勤務間インターバルを導入していない事業場
b.既に休息時間数が9時間以上の勤務間インターバルを導入している事業場であって、対象となる労働者が当該事業場に所属する労働者の半数以下である事業場
c.既に休息時間数が9時間未満の勤務間インターバルを導入している事業場

■成果目標
以下の「成果目標」の達成を目指して取り組みを実施します。

・新規導入【上記、対象事業主の(4)a.に該当する場合】
新規に所属労働者の半数を超える労働者を対象とする勤務間インターバルを導入すること。

・適用範囲の拡大【対象事業主(4)b.に該当する場合】
対象労働者の範囲を拡大し、所属労働者の半数を超える労働者を対象とすること。

・時間延長【対象事業主(4)c.に該当する場合】
所属労働者の半数を超える労働者を対象として休息時間数を2時間以上延長して、9時間以上とすること。

上記に加えて、指定する労働者の時間当たりの賃金額を3%以上または、5%以上引き上げることを成果目標に加えることができます。

■助成対象となる取り組み
以下のいずれか1つ以上を実施します。

(1)労務管理担当者への研修
(2)労働者に対する研修・周知・啓発
(3)外部専門家(社会保険労務士・中小企業診断士など)によるコンサルティング
(4)就業規則・労使協定などの作成・変更
(5)人材確保に向けた取り組み
(6)労務管理用ソフトウェアの導入・更新
(7)労務管理用機器の導入・更新
(8)デジタル式運行記録計(デジタコ)の導入・更新
(9)労働能率の増進に資する設備・機器などの導入・更新(例:小売業のPOS装置・自動車修理業の自動車リフト・運送業の洗車機など)

■支給額
「成果目標」の達成状況に応じて、対象となる取り組みの実施に要した経費の一部が支給されます。補助率は3/4(条件によっては4/5)で、1企業あたりの上限額は以下のとおりです。

【新規導入に該当するものがある場合】
休息時間数が9時間以上11時間未満→上限額80万円
休息時間数が11時間以上→上限額100万円

【適用範囲の拡大・時間延長のみの場合】
休息時間数が9時間以上11時間未満→上限額40万円
休息時間数が11時間以上→上限額50万円

なお、賃金引き上げ達成時の加算額を含めると、以下の場合に支給額が最大340万円になります。
・新規導入で、休息時間数11時間以上を達成し、賃金5%以上引き上げ(11~30人以上指定)の場合。

■締切
令和4年11月30日まで(必着)

多様かつ柔軟な働き方実現に向けて日本社会全体が動き出しているため、中小企業もそれらに対応していくことが必要です。本助成金を活用して勤務間インターバルを導入してみてはいかがでしょうか。

─────────────────────────────
令和4年働き方改革推進支援助成金 勤務間インターバル導入コースを徹底解説!
https://hojyokin-portal.jp/columns/kinmukan_interval
─────────────────────────────

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?