令和5年補正予算「ものづくり補助金」の省力化枠は最大1億円の補助

補助金ポータル編集部です。

政府は令和5年度補正予算を通じて、中小企業の生産性向上と革新的な製品・サービス開発を支援します。今回は、新設される「省力化枠」と「サービス高付加価値化枠」を含む、ものづくり補助金の概要を紹介いたします。

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令和5年補正予算 ものづくり補助金で、省力化、DX・GXを促進！
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■中小企業生産性革命推進事業
令和5年度の補正予算案では、中小企業生産性革命推進事業に2000億円が割り当てられています。この予算枠には、中小企業が生産性を向上させるための重要な補助金制度が含まれており、具体的にはものづくり補助金、持続化補助金、IT導入補助金、そして事業承継・引継ぎ補助金が挙げられます。これらのプログラムは、中小企業が市場での競争力を高め、持続可能な成長を遂げるための支援を提供することを目的としています。

■ものづくり補助金 大幅賃上げ特例
大幅賃上げ特例では、補助事業終了後の3～5年間で顕著な賃上げを実施する事業者に対し、補助金の上限額を100万円から2000万円まで追加で上乗せします（大型コロナ回復加速化特例を除く）。

■ものづくり補助金 申請枠について
・省力化（オーダーメイド）枠
設備投資による生産性向上を支援します。補助上限は通常750万円～8000万円、大幅賃上げ特例で1000万円～1億円です。補助率は、中小企業が最大で1/2、小規模事業者が2/3です。

・サービス高付加価値化枠 （通常類型、成長分野進出類型（DX・GX））
サービス高付加価値化枠には2つの類型があります。

通常類型は、補助上限750万円～1250万円、大幅賃上げ特例が適用された場合850万円～2250万円に増加します。補助率に関しては、中小企業は通常1/2ですが、新型コロナ回復加速化特例が適用されると2/3になります。また、小規模事業者は2/3となります。

成長分野進出類型（DX・GXに関連する事業）は、補助上限1000万円～2500万円、大幅賃上げ特例が適用されると1100万円～3500万円になります。この類型の補助率は一律2/3です。

・グローバル枠
補助上限は通常3000万円ですが、大幅賃上げ特例が適用される場合4000万円に増額されます。補助率は、中小企業1/2、小規模事業者2/3となります。

■ものづくり補助金の目標と展望
政府は事業終了後3年で付加価値額が9%以上向上する事業者の割合を50%にすることを目指しています。ものづくり補助金を活用することで、企業は省力化、DX・GXの推進、海外市場開拓などを進めることができます。これにより、持続可能なビジネスモデル構築への道が開かれます。新たな枠組みは、現代の課題に対応し、革新的な製品やサービスを市場に送り出すための促進力となるでしょう。

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