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保育園経営は儲かるの?②

1、保育園の種類

保育園と一口に言っても皆さんご存知の通りいくつか種類があります。

認可保育園

親御さんからすれば1番費用がかからない保育園です。園経営に国や自治体からの補助金が出るので親御さん達が支払う費用は最も低い形態です。経営面から言えば、児童福祉施設なので、最も間口が広いので園児も集めやすいと思います。

認証(東京)保育園

各自治体が認可保育園比の40%くらいの補助金を出してくれる園で、認可保育園よりバラエティに富んだカリキュラムを用意して差別化している園が多いです。親御さん面から見れば費用は認可園よりも多少かかります。

認可外保育園

認証保育園も認可外ではありますが、自治体からも補助を得ていない園もあります。費用は結構高い園が多いです。

2、保育園の営業利益はどのくらい?

上記の園の種類でかなり差が出ます。どの形態の園でも園児が多いと営業利益は確保できますが、園児が少ないと利益は出ません。認可保育園や認証保育園は厳しい規制(特に認可)があるので端的に言えば経営の自由度が低い代わりに自治体からの補助金が得られる形です。

営業利益はくらいくらいか?は経営内容によって大きく変わります。保育園経営者は今まで左うちわでやっていた方が多いので無駄な経費や意味不明な経費を計上している経営者も少なくありません。ですが、丁寧にやれば20%くらい営業利益出ると思います。

ザックリですが、30名定員の認可保育園であれば
・売上 7300万/年
・営業利益 1500万/年
は普通にいくと思います。

また、園運営が長期間になればなるほど「加算」がありますので増えます。

認証保育園の場合はイメージ的に補助金は半分くらいになるので親御さんたちから5〜6万くらいいただくイメージです。それでも売上は「追加料金」を沢山とるシステムにすれば認可の売上に近づけますが、基本的に認可の7掛けくらいになると思います。

次回は闇も深い「企業主導型」に触れてみます。

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