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シルバー$25 プラチナ$1000(2023年9月1日)

ゴールド以外にも注目したい貴金属である、シルバー及びプラチナが節目の価格に差し掛かっています

まずはシルバー(XAGUSD)

シルバー日足

丸をつけてある箇所が$25付近となり、直近で大きめなレジスタンスとなっています
そのために、昨日(8月31日)は利食い優勢となりシルバーは$25の高値手前で若干折り返しました

チャートを見る限り、下値を切り上げて上昇しているため、非常に良い形に見えます
工業用需要が大半を占めるシルバーは、景気にもかなり左右されるため、不況になるとかなり売られる傾向にあります
また、ドル高に非常に弱い傾向にもありますが、ここのところドル高になってもまったく下がらなくなっています

ということはドル高でも工業用需要が強いことが、シルバーの強さを保っているのではないでしょうか

また、ゴールドが強めということもあります

8月はドル円が147円まで上昇する中、円売りドル高の流れが続いていましたが、$22がサポートとなり$3近くの上昇となっています
ですがそのドル高の流れも、金利低下により変わりつつあるため、$25のレジスタンスを抜けていけるかもしれません

もし$25を超えていけるようであれば、大きな上昇が期待できるはずです
ゴールドと比べて出来高が少なく、少しでも大きな資金が入った場合、ゴールドと比べ物にならないくらい急上昇するはずです

もしその急上昇が来た場合、ゴールドも$2000を試しに行く展開となるでしょう

プラチナ(XPTUSD)

プラチナ(日足)

プラチナは$900割れがサポートとなり$1000がレジスタンスとなっています
直近では$1300が高値となっています

ゴールドやシルバーと直接的な関係はありませんが、貴金属全体が上昇するためには、プラチナの上昇も少なからず必要です

こちらも$1000手前で利食いが入り、一旦下落しています
プラチナはチャート形状があまり良くなく感じます
プラチナも工業用需要が多く、車の触媒として使用されることが有名です

余談的なものですが、以前パラジウムがガソリンエンジンの触媒として使われることにより、$3000まで急上昇しましたが、そのパラジウムはすでにその半値以下の$1200台になっています

プラチナが安価ということもあり、パラジウムの代替として使用されるようになっているようです

最後に

プラチナの$1000抜けは厳しく思えますが、シルバーの$25超えは十分ありえるかなと思っています
シルバー$25を超えていければ、貴金属の未来は明るいのではないでしょうか


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