【FGO考察】ムニエルの正体について

注意
・この記事はFGOのネタバレを含みます。
・シャーロック・ホームズシリーズの緋色の研究のネタバレを含みます。
・この記事はあくまで著者の考えであり間違っている可能性があります。

考察の動機

2部5.5章プロローグの会話で、ムニエルがホームズを庇っているように見えるシーンがあり、ムニエルはホームズの相棒ワトソンなのではないかと考えたのが、今回の考察の動機になります。

ホームズ
「ところでカドック・ゼムルプスの話だが」
「彼が回復ポッドに入る前に、君に何かを手渡したという話は本当かな?」

ダ・ヴィンチ
「ああ、アレね。よく知っているね、ホームズ。誰に聞いたんだい?」

ムニエル

「あ、それ俺からホームズに伝えておいたぜ。あれ、メモリーチップだろ?」

※ダ・ヴィンチの真顔が怖いので、ぜひ見ていただきたい

ムニエルのフルネーム「ジングル・アベル・ムニエル」にワトソンに通じるヒントがあるのではないかと考え、考察を開始しました。

考察の過程

ジングル・アベル・ムニエルのアベルから、創世記のカインとアベルの物語にたどり着きました。
物語の中で、カインは嫉妬に駆られてアベルを殺してしまいます。
これは、人類の歴史における最初の殺人だとされています。
このことから、シャーロック・ホームズの関わった最初の殺人事件に何かヒントが隠されているのではないかと考え、シャーロック・ホームズシーリズの最初の作品である緋色の研究を読んでみようと思いました。

緋色の研究を読んだ結果

ムニエルがワトソンだという証拠は見つけられませんでしたが、よりムニエルに近い人物を見つけることができました。

。。。

ムニエルの正体は、シャーロック・ホームズシーリズの緋色の研究に登場する人物ジェファースン・ホープなのではないかと、私は考えます。

ジェファースン・ホープは、二人の男を殺した殺人犯として作品に登場します。

ジェファースン・ホープの概要
ーーーーー
ルーシー・フェリア(恋人/婚約者)
ジョン・フェリア(ルーシー・フェリアの義父)
イーノック・ドレッバー(復讐相手)
ジョゼフ・スタンガスン(復讐相手)
ーーーーー
ルーシー(恋人)とジョン(恋人の義父)をドレッバーとスタンガスンに殺さたため、ホープは二人に復讐することを誓う
ホープは、アメリカ→ヨーロッパと逃げ回るドレッバーとスタンガスンを二十年間追いかけ続け、ロンドンで見事復讐を果たす
ホームズの活躍によりホープは逮捕されるが、裁判を受ける前に持病の大動脈瘤で心臓が破裂し亡くなってしまう。(死に顔は満足そうな笑顔だった)

小説を読んだ投稿者のジェファースン・ホープへのイメージ
逞しい、行動力がある、快活、筋の通った男

Wikipedia:緋色の研究 あらすじ

ここからは、ムニエルがジェファースン・ホープだと考えられる要素を紹介していきます。

・ジングル
ーーー
ジングル、ジングルベル
小さな鈴が連なった楽器。もしくは、馬橇、馬車、馬などに付けられた吹雪でも周囲に馬車などがいる事を知らせる安全装備の鈴。
引用元:Wikipedia:ジングル
ーーー
ジェファースン・ホープは、辻馬車の御者という仕事を活かし復讐を果たします。
※辻馬車は、昔のタクシーのようなもの
・アベル(上でも書きましたが一応)
ーーー
アベルは、アブラハムの宗教における聖書の創世記に登場する人物。 カインの弟であり、聖書の物語における最初の夫婦であるアダムとイヴの次男である。彼は家畜の初子を神への捧げ物とした羊飼いだった。神はアベルの捧げ物を受け入れたが、カインの捧げ物は受け入れなかった。 カインは嫉妬に駆られてアベルを殺害した。
創世記によると、これは人類の歴史における最初の殺人だった。
引用元:Wikipedia:アベル
ーーー
人類の歴史における最初の殺人から、、
緋色の研究は、シャーロック・ホームズシリーズの最初の作品であることから、ジェファースン・ホープはシャーロック・ホームズシリーズの最初の殺人犯ということになります。
・ムニエル
ーーー
ムニエルとはムニエ(仏: meunier、粉屋または製粉業者)の女性形で、「○○・ア・ラ・ムニエール」は、「○○の粉屋または製粉業者のおかみ風」(○○には魚の名前が入る)という意味である。例えば、舌平目のムニエルはフランス語: sole à la meunière(ソール・ア・ラ・ムニエール)である。
引用元:Wikipedia:ムニエル
ーーー
ジェファースン・ホープの復讐の対象である、イーノック・ドレッバーは製粉所の息子です。

ジェファースン・ホープの恋人であるルーシー・フェリアは、義父を目の前で殺され、無理矢理イーノック・ドレッバーと結婚させられてしまいます。
その結果、ルーシー・フェリアは精神を患い、痩せ衰え亡くなってしまいます。
このことから、ジェファースン・ホープにとってムニエルは最愛の人を指す言葉と考えることができます。

女性形を考えなければ、復讐の対象と考えることもできます。
・ムニエルの好み
ジェファースン・ホープの恋人である、ルーシー・フェリアは小説の中で次のように描かれます。
ーーー
・美しい乙女
・色白
・頰が紅潮しやすい
・金褐色の髪
・馬に乗る
※ルーシー・フェリアの乗っている馬が興奮し暴れているところを、ジェファースン・ホープが助ける形で二人は出会いました
ーーー

FGOのストーリー中で、ムニエルの好みとして描かれたサーヴァントは以下の3騎です。
・アストルフォ
・シュヴァリエ・デオン
・ネモ
彼女(彼)らの特徴は、ルーシー・フェリアに通じるものがあるように思えます。
※シュヴァリエ・デオンはセイバークラスだが騎乗スキル持ち

また、彼女らに対するムニエルのセリフは、恋人の復讐に人生を捧げたジェファースン・ホープの性格が反映されているように思えました。
アガルタ1節
「ヤッホー! だがアスフォルトの頼みだ、一片の悔いはなし!」
「オー! アウチ! だがデオンの頼みだ、ボーナスくらいつっこむぜ!」

※ルーシーを裏切らないように、男の娘を選んでいるのかもしれません
ピクシブ百科事典:ムニエルの概要
・喫煙家
ーーー
2部2章12節
「いや今その話はいいんで。後で、休憩時間に喫煙所で聞かせてくれます?」
ーーー
ホームズが、殺人現場に残された葉巻の灰から銘柄を推理するシーンがあります。
※ジェファースン・ホープの吸う葉巻はトリチノポリー葉巻
・ロンドンに詳しい
ーーー
2部1章2節
「走って逃げては一人を斬り殺すってヤツ。ロンドンのスラム街でもよく見る光景だけどな!」
ーーー
ジェファースン・ホープは、復讐を果たすため、辻馬車の御者として働きながらロンドンの地理を学んでいます。
・フランス出身×
ーーー
2部1章1節
「ぜんぶうまくいったら、その時は俺の故郷を招待してやるよ」
「日本のカルチャーも素晴らしいが、フランス(うち)のカルチャーも負けてないぞ?」
ーーー
ジェファースン・ホープの出身地は、緋色の研究の最後にあるホームズとワトソンが新聞を読むシーンで、ソルトレークシティ出身だと書かれており、フランス出身に当てはまりません、、、

こじつけ案
A:どこかのタイミングで、カルデアスタッフと入れ替わっており、本物のムニエルの設定を踏襲している
B:他にも誰か混じっている
・ホームズのバレンタイン礼装
バレンタイン2018で実装されたホームズのバレンタイン礼装は、今回紹介しているシャーロック・ホームズシリーズの最初の一冊、緋色の研究となっている。

ドクター・ハートレス

ジェファースン・ホープは、ドクター・ハートレスとも類似点があるように思えました。
※ドクター・ハートレスは『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』の登場人物

ジェファースン・ホープ
・持病の大動脈瘤で心臓が破裂し亡くなる
・「緋色の研究」の犯人
・小説の中で、ジェファースン・ホープの友人とされる人物が、老婆に変装しホームズを出し抜いている(友人の正体は最後までわからなかった)

ドクター・ハートレス
・「ハートレス」の名前はかつて「妖精に心臓を盗まれた」ことからついた異名
・髪の色が赤い(緋色)
・変身術が得意

ーーー

いかがだったでしょうか、今回は「ムニエル=ジェファースン・ホープ説」を紹介しました。

今回の考察が合っているなら、ムニエルはホームズの関係者ということになります。

ムニエルはホームズの使い魔的な存在なのではないかと、私は考えています。

ホームズは、2部2章2節でシグルドから「混ざり物」だと言われています。
ホームズに混ざっている存在は、使い魔を召喚できるような英霊なのかもしれません。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?