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TALK10<ネオ大衆酒場の斬新さについて>

最近、ネオ大衆酒場と呼ばれるジャンルが流行っています。
老舗のお店ではないけれど、内装やメニューなどを、いわゆる昔ながらの大衆酒場のようにしている、最近のお店、それがネオ大衆酒場。
なぜ「新」でも「ニュー」でもなく「ネオ」なのかはよく分からないけど、そんな呼び方をされているお店が増えているんです。
個人的には、昔からの個人経営の居酒屋の方が好きなので、あまり行くことはないけれど、立石や門前仲町など、下町に行かなければ味わえなかった大衆酒場の雰囲気を、手軽に楽しめるので、これはこれで重宝している。
先日、そんなネオなお店の一軒にひとりで飲みに行った。
メニューはいわゆる大衆酒場的なツマミが一通り揃っているし、値段も手頃、サービスに至っては本気の大衆酒場よりむしろフレンドリーだったりして、そして何より店内が清潔。
そりゃー、おじさんだらけで一見さんが入りづらいガチな大衆酒場より、ネオな大衆酒場が若者にウケるのも分かる気がする。
ホッピー白セットを注文。
知らない人のために念のため説明、ホッピー白セットとは、瓶のホッピーと焼酎原液のセットで、自分で割ればホッピーが完成する。
あらかじめコップに氷と焼酎が入っていて、別にホッピー1本が付いてきて自分で割るのが大体のパターン。
しかしこのお店では、小さめの空のコップがまず出てきた。
「??」
と思っていると
「こちらに焼酎注ぎますんで、それをお好きな量だけコップに入れて割ってお飲み下さい」
なるほど、そういうシステムなのか。
ということで、店員さんが小さなコップに焼酎を注いでくれた。

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