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TALK24 姫路タコピィでスカッとジャパン<その3>

<前回までのあらすじ>
タコピィの謎の店内配置にすっかり翻弄されながらも、やっと食券を手に行列へと並んだ小宮山。

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この絵ですと、たこ焼き焼いている人は2人ですけど、実際は3人体制だったかな、とにかく大量のたこ焼きをどんどん焼いていく姿は実に壮観で、行列に並んでいる間かぶりつきでそのたこ焼きショーを見れるので飽きることがありません(ちなみに撮影は禁止です)。
とはいえ、焼いても焼いても行列がなかなか進まないのです。
というのも、並んでいる人がひとりひとつしか頼んでないとは限らず、家族4人分を買っていたり、持ち帰りを何人前も頼んでいる人もいたり、実際に並んでいる人数の何倍もの「見えない行列」が存在する訳です。
これがだんだんボディブローの様に効いてきます。
「前に並んでるのは、あと4人だから、今作っているたこ焼きが焼き上がれば自分の番になるな」
などと気軽に思っていると、どかっと5人前買っていく人なんかがいて、焼き上がったたこ焼きがどさっとなくなってしまうのです。
「ああ、また振り出しか・・」
などと思いながら、じっと待つしかないのです。
みんなジワジワとイラついてきています。
それでもやっと、この絵でいうとこの先頭から3番目くらいのとこに来た時です。
僕の後ろに並んでいたおばさんが、列を出て券売機のところへ行きました。
「ああ、このおばさんも先に食券買うの忘れていたんだな」
と思いながら、券売機の方を見ていると、なにやらワチャワチャと揉めています。
どうやら、お金が詰まったかなにかで、①券売機がストップしちゃったようです。

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