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ワタナベイビーによる楽曲解説『マフラーをよろしく』

ホフディランのセカンド・シングルにして原点。通称『マフよろ』。

ホフディランというグループは当初この曲を演奏するために結成されたと言っても過言ではなく、初ライブの時点からこの『マフよろ』は、キラー・チューン=伝家の宝刀といった風格さえ持ち合わせていた。のちに契約に至ったレコード会社(ポニーキャニオン)も、所属事務所(アロハ・プロダクションズ)も、おそらく最初のうちはこの曲が最大のお目当てであったはずである。
ザ・ローリング・ストーンズの『サティスファクション』、RCサクセションの『雨あがりの夜空に』のような位置付けで、ライブの最後に確実に盛り上がる必殺ナンバーとして、この『マフよろ』は機能していた。その史実だけを見ても、ホフディランというバンドがいかに「普通じゃない」バンドであったかが思い起こされる。

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