あの日からこのツアーは始まっていたと錯覚するような日だった、いや、確かにあの日の続きにあったと思いたい。


あの日

あの日、2022/06/21、あの日のMCが後の「半分になった俺たちへ」になる。

あの日、あたしはアユさんに物販でブルポで企画をしていること、ルサンチマンが出てくれること、だから、アユさんにきてほしいって話をした。

あの日

あの日、2022/08/24、あの日の打ち上げで、アユさんときむけんさんに空いてたらおいでよ!て言われた。それがあの日。

あの日

あの日、2022/10/19、あの日初めて抜殻と眩しいのは、を聴いた。

いつかになってもいい、いつになってもいい
いつかなってほしい、いつかなってほしい

グッてきた曲をやらなくなって、1年と少し、発表された新譜、3月、別れの季節。
ひらがなだった歌詞が漢字になって言葉として歌詞カードに残る。

いつになってもいい
いつ担ってもいい
いつか成って欲しい
いつ叶って欲しい?

眩しいのは / さよならポエジー

同じ盤に収録された“半分になった俺たちへ”
どこか覚えのある歌詞、言われて気づく、あの日のツイート。

記憶になる
記憶になって
記憶が背を押す

半分になった俺たちへ / さよならポエジー

タイムリーすぎた。

アユさん、あたしは、あなたと同じ第四学区から神戸に出てきました。姫新線と同じホームで反対側に向かう播但線に乗って神戸に来ました。4年間過ごす中でブルポに出会って、春から東京に行きます。そんな話をしたのはいつやったか。

最後に関西で見たnanoの周年、帰る前にアユさんと外で話して、お前頑張れよ!て言われた言葉をお守りみたいにずっと大切に持ってる。
高田馬場、「俺は頑張れって言うのが苦手やから」てMCで言ってましたよね。
でも今日、がんばれ、がんばれ!って2回も言いましたよね、記憶を疑ってるのはあたしだけじゃなくて、終わってからがんばれって言ったよな!?て確認してしまうくらい。

ブルポに初めて来た!て友達がいて、ブルポで初めてポエジー見る!て友達がいて。
あたしやったかってここで見るのは3回目とかやからでかい顔はできんのやけど、笑
アユさんがあまり普段、ブルポって言葉を出さんから、今日、ブルポから来た、帰ってきた、ブルポのバンドって言っててもうニヤニヤが止まらんくて。

その中で、アユさんが「烏滸がましいけどブルポで見たかったバンドがfam」って言ってて。
その瞬間にブルポで過ごした時間が走馬灯みたいに頭を流れた。初めて来た日、メールを送った日、川内さんと事務所で話したこと、あのバンドをここで見たいって思ったこと、まだ見るのを諦めてないバンドがいること。同じ気持ちって言ったら烏滸がましいですかね、でも同じ気持ち、なんですよ、同じなんです。
あぁ!そうや、ブルポで企画やらせてもらっててって話したのもブルポの物販で、今日と同じテーブルで物販してましたよね。

あの日からすでに始まっとったかぁ、あの日来てくださいって言わんかったら、この日おいでって言われてないし、抜殻と眩しいのはの初公開にも立ち会えてへんし、したら自分の中でこんなにあっため続ける曲にはなってへんかぁ。

神戸、好きでよかったなぁ、KOBE BLUEPORT.、好きでよかったなぁ、さよならポエジー、好きでよかったなぁ、と本気で思った。うん、なんか、じんわりとした暖かくて、でも強烈な実感として残っとる。

ツアーが終わる。おわる。チケ販が始まった時には、もう上京が決まっとって。でも思い入れがあるビッキャとブルポだけはってチケットが入ったスマホを握りしめた。
あたしにとってこのツアーは2022年にもう始まっとったみたいです。長くて短いツアーが終わる。

残すは一本、東京で。

さよならポエジー、神戸のバンド、いろんな選択の末に出会えてよかったです。これからも末永く!

分かったようなこと言うな!てまた言われたい。
分かりたいですし。アユさんの言葉を自分なりに噛み砕いて飲み込んで糧にしたいですわ。今回のツアーが自分の中で大事なもんになったみたいに!

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