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【雑記】ガンプラ「立ちポーズ」考(1)

相も変わらず趣味のプラモデルに関する四方山話。

ガンプラ「立ちポーズ」についてのハナシ。
まず、「立ちポーズ」について、特にオーソドックスな人型をしているモビルスーツ、所謂ガンダム(ジム)やザクの場合ということで話をすすめます。
(飛行できたりアウトラインに影響する特殊な兵装があるとポーズに求めることが変わるので)

とにもかくにも設定画

ガワラ立ち

メカデザイナーの大河原邦男氏の描くメカデザイン画稿に見られる立ち姿。
ややアオリの視点、膝が逆関節に曲がってるように伸びた脚(鳥脚)、ゆるく曲がった肘(ガワラ曲げ)などが特徴。

<個人感想>
アニメーション制作用に描かれたものなので立体として不自然なところもある。普通に立っているように見えて、股関節まわりや頭部位置などかなり絵的なハッタリが効いてるので、他の角度から見たときに不自然になったりする。私も幼少時MSVでガンプラにハマったのでリスペクトはしてるがHGUCが発売されてガンプラに復活したころからは参考にしていない。

カトキ立ち

メカデザイナーであるカトキハジメ氏がデザインしたロボットやメカニックが取るポーズのスタイル。一般的に、カトキ立ちのポーズは主に以下の特徴を持つ。

  1. やや大きめに開いた脚。

  2. 肘を軽く曲げ拳を握り締める。

  3. 胸を張り正面をみる。

カトキ氏も模型誌企画センチネル、0083やVガンダムのアニメ用メカデザイン、立体物用アレンジや監修作業と長らく描き続けているので時期によってか目的によってか微妙に絵の雰囲気が異なる。他のファンとのイメージの摺り合わせは気をつけなくてはならない。

ちなみに昔模型誌で、GFFを使った本人による「カトキ立ち」解説が載ったことがある。あとで再現したい。

<個人的感想>
私はHGUC発売を期に一度ガンプラに復帰してて、当時各MSのデザイン監修をしていたカトキ氏の絵が教科書だった。(G.F.F[ジオノグラフィー]は最高である。)
発売されたキットは氏の絵の特徴を捉えつつもプロポーションのバランスや可動ギミックが残念なものもあったので、その辺へアプローチする制作スタイルが今に繋がっていると思う。

ファッション界発?立ちポーズ

おそらく誰かが持ち込んで呼び始めたのだと思うが、ファッション界は「キレイに見せる」「かっこよく見せる」を追求しトレンドを生み続ける業界なのでさもありなん。
この辺は調べれば本来のファッション界での使われ方も出るので調べてみてください。

S字立ち

<個人的感想>
ガンプラ界隈では上記の「カトキ立ち」と混同されていることがあるが、個人的にはカトキ立ちは『姿勢的にS字になっていない』という区別。
かっこよく見えるのはヒーローっぽいかららしい。
私の中では『都会の混み合う大きな公衆男子トイレで見かける立ち姿』なので印象が良くないが可能性はある。
腕の演技力が必要なのかもしれないw

モデル立ち

<個人的感想>
モデルさんがとりそうなかっこいい立ち姿という以外説明できないので下記リンク参照お願いします。
個人的には「魅せる」という点においてガンプラポージングに取り入れられないかと思っている。

https://www.pinterest.jp/pin/10062799158256096/

私のまとめ

いうわけで?、私は大河原邦男氏の設定画やポスターから入ってカトキ氏のアレンジで生まれたガンプラから作ってるので、立たせ方のベースとなるポーズの好みもそこにあります。
ただ最近はあまり型にはまらず、こだわりすぎず、そのMSに似合ったポーズを取らせてあげたいなあと思っています。
自分が考えたポーズがハマったとき脳汁でるのよw

『素立ち』って何て読む?

この記事を書くのに『素立ち』という言葉を調べてみたら答えがないのね。「そだち」なのか「すだち」なのかも不明。『素組み』と同じね。

いずれ実際にガンプラで写真とって立ちポーズパターン集みたいな雑記も書きたいと思います。

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