長生きしたくない

長生きしたいと思う人と長生きしたくない人

世の中一体どちらの方が多いのだろう。

私は長生きはしたくないな、と思っている方だ。

妻にそれを言うとなんだか気まずい空気が流れる。

きっと長生きしたい側の人間だからだ。価値観のズレを感じているのだろう。

かといって長生きしたくないと思っている人だって世の中たくさんいるだろう。

自分は長生きしたくないと言っても自殺願望がある訳じゃない。今すぐ死にたいと思っているわけでもない。

ただ、仮にあした死んでしまっても後悔が1つもない。

そして、やり残したこともないと言うことだ。

ある種そう思えることはすごく幸せなことかもしれない。

私は今年で30歳。

いままで両親にはたくさんの愛情と労力と資金を注いでもらい何も不自由のない、たくさんの思い出を作ってもらったし、好きなことを好きなだけやらせてもらってきた。

多くはないが気心知れた仲間や友達もいる。コロナ禍においても仕事もある。働けている。帰る家がある。趣味もある。妻もいる。

だけど、将来に対し莫大な不安がある。

不安だと思うことはたくさんあるが、なによりも球温暖化による気候変動への恐怖が何より色濃い。

50年後地球はあるのだろうか?気温が高くなりすぎて防護服無しでは外に出られないような世の中になってしまうのではないか?飢饉の時代がやってくるのではないか?多くの自然災害によって今の生活とは程遠い世の中になっているのではないか?さらにウイルスによって苦しめられるのではないか?

毎日毎日、異常気象によって地球が悲鳴をあげている。

毎年ではなく毎日そう感じるほどに頻発している。

もう止められない状況にある地球温暖化。

もしいま子どもを産んだら、お先真っ暗なこの未来のない地球に無責任に産み出してしまうという大罪を犯してしまう気がして。それが嫌で子どもは欲しくないと今は強く感じている。子どもに未来を託しては可哀想だと思うからである。

きっと近い将来東京直下型大地震がこれから来ると言われてる。

その時に一緒に消えてしまえたらと思もおもってしまう。


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