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他人様のプラクルアンを見せて貰う時の注意




HoDaと申します。タイ、バンコクに住居しております。2002年にタイに移って参りましたので在タイは20年を越えました。こちらでは、タイのお守り「プラクルアン」について、色々書きます。
 

プラクルアンを見せて戴く際の心構え



お店を含め、自分自身が所有していない、他人様のプラクルアンを拝見する際には注意が必要です。大前提として、取り扱うお守りは「仏様」「僧侶」と同格です。自分のお守りでも、もちろん、敬意を以て臨むのが当たり前であり、ましてや他人様のお守りですので、少し大げさかと思えるぐらいに取り扱うのが正解です。
 
まず、お守りを受け取りましたら、片手掌に乗せ、もう片方の掌を合わせて合掌のスタイルを取ります。合掌した掌を眼前に運びお祈りします。掌の高さは、タイの習慣である「ワイ」と呼ばれる挨拶に倣うのですが、合わせた掌の、親指の位置が「眉間」の高さとなります。この一連の所作を終え、プラクルアンを拝見します。
 
プラクルアンは小さく、細部を肉眼で見る事は中々に難しいです。恐らくプラクルアンにご興味を持たれている読者諸氏はご存じかと思いますが、プラクルアン好きのおっさん達が小型ポケットルーペを手に持ちプラクルアンを見ているのは、この為です。

鑑定所作 ルーペ


 このプラクルアンを鑑定する為に用いるルーペ。こちらの取り扱い方、所作を見れば、大体その人のプラクルアン取り扱い習熟度がわかるほど重要です。お寺でプラクルアンを「チャオ」(現地語で「借りる」という意味になります)する場合は、ルーペで覗いているのは、プラクルアン愛好者で、あとは一般の方々となりますが、お店、好事家との遣り取りには、ルーペは欠かせません。どのルーペを使っているかも、相手は観察していますが、それはまた違う機会にお話することとし、ルーペのブランド+ルーペの取り扱い習熟度で、見せて貰えるプラクルアン、お店からの価格オファーが変わってきます。
 

お店の人は警戒しています


お店は、初見の方はあまり歓迎しません。プラクルアンを観察するように、相手方の所作を観察し、どういうお客かを考えています。
 
店側が警戒する理由は二つ。

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