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【PM】シャミ子ともんも【ファンデッキ】

※本記事で紹介されているデッキは『まちカドまぞく』の本質情報および解答情報ではありません。あらかじめご了承ください




1. 『まちカドまぞく』について

 『まちカドまぞく』というタイトルは一言でいうと終盤のリソース量で勝ちにいくデッキです(リリスは例外です)。

 また両面カードと変身という新しい要素が登場しましたね。特にタイトルイベントは大量ドローが見込まれる上に、変身後サポートカードになるという面白い効果をしていて両面カードのさらなるバリエーションに期待したいところです。


2. 千代田桃軸が不遇だった理由

 千代田桃軸は❲突破30❳で点を入れるデッキです。

 物理攻撃が得意な魔法少女という彼女の設定をうまく落とし込んでいますが、他のタイトルに比べ少し見劣りする部分がありました (原作再現なのかもしれません)。

 まちカドまぞくが出た頃、環境では『五等分の花嫁』に収録された画像の五月の台頭によりほとんどのデッキが人権を失い、❲我慢❳持ちアタッカーとリアニメイトが最重要視されていました。

 シャミ子、もとい吉田優子は辛うじてどちらも持っていたのですが千代田桃にはどちらももらえらませんでした。

 加えて五等分対策でメインカウンターの採用する構築が多くタイトルイベントは無効にされ、リソース量というアイデンティティすらも否定されていたのです。

 これらの理由もあってリリスとシャミ子などと比べプレイヤー間での評価はあまり高くなかったように感じます (キャラ人気、中の人の人気もあって私を含め一定の使用者はいました)。

3. 2→5場出し方式

デッキの紹介に入る前に「2→5場出し方式」について紹介します。

(追記:以前は「リリスパ方式」として紹介していましたが、リリスパ以前にも似たような方式は存在し、それらとの区別などを図るため、勝手ながら「2→5場出し方式」と名称を変更させていただきました)

 最近では『まちカドまぞく』や『Release The Spyce』がこの方式を採用しており、その手順は

2c5減→5c登場→手札などからキャラを場に出す

とするものです。必ずしもこの手順通りにやらなくても盤面は作れます。

以前の桃単軸では

01-040→01-029→01-028(6c桃)

というルートで展開し後から01-027(3c変身桃)を普通に登場させるのが定石だったのですが、これでは手札の要求値が高く、序盤にカードがそろわないと盤面が完成する前に負けることもしばしばありました。

今回紹介するデッキでは

01-040→01-029→01-027(3c変身桃)

というルートのみで展開します。

 こうすることで01-027 3c変身桃と変身に必要なメインエリアに桃が3枚以上という条件を最小の手札消費でクリアできます。加えて展開パターンを1つに限定することでミスも防げます。
 確かに、01-027桃のアクティブは腐りますがカードデザインがリリスパと似ていることからこの動きが正解なんじゃないかと考えています。

4. シャミ子 t 桃の可能性

こちらが桃単軸を改良したシャミ子 t 桃デッキです。

 まだまだ改良の余地はあると思いますので詳細は割愛し、基本的な動きを説明します。


 マリガン基準は01-002 園子互換シャミ子があって展開できそうなら問題ないです。桃の展開に必要な2種類のカード(01-040 , 01-029)もあればさらに良いです。


寝坊互換(ST-030 片手ダンプ)や空回り互換(01-100 これで勝ったと思うなよ!)で被ダメを調整しつつ、最終局面でメインエリアにシャミ子側は01-003シャミ子、ST-002シャミ子、桃側は01-027桃がいて他に桃が2面がいる状態を目指します (画像はあくまで一例です)。

 ダメ禁を含めたアプ禁、テキスト無効がない前提ですが、シャミ子側は変身してもしなくて2点入り、桃側も変身の有無に関わらず2点入ります(01-030を出せればさらにもう1点入り、01-033の連パンがあればさらに1点入ります)。だいたい3,4ターン目に決着がつきます。

シャミ子を採用するメリットですが、

・シャミ子は変身の条件が緩いので他のネームと合わせやすい

・シャミ子がいることで桃側の展開が失敗したときの保険になる

・ST-002 シャミ子は桃と組み合わせることで優秀なドロソとなり、かつ手札に来たら必ず捨て札にしてよいのでどのカードをコストにするかの選択で迷うことが少なくなる (基本的に01-005 シャミ子の効果で捨て札置き場から場に出すため )

・シャミ子と桃がメインエリアに並ぶので尊い

などが挙げられます。


下記のカードを採用しなかった理由についても触れておきます。

・01-028 桃
 3コスト以下のキャラと退場判定を行うというテキストですが、おそらくひだまりスケッチのデバフ沙英をピンポイントで排除するためものであると考えられます。
 桃が4面以上で突破が付くのですが、最終盤面を考えると桃が3面しか並ばないので採用していません。


・01-069 ミカン
 1点バーンです。最終盤面のメインエリアに置く余地がないので採用しませんでしたが強力なカードです。
 アクティブを持っていないのが少し使いづらいなと感じました。
 アクティブを付与する方法はたくさんあるのでシャミ桃にこだわらないのであれば採用すべきだと思います。

・01-023 たまさくらちゃん
 パワーインフレを起こした現環境では実質アンブロ。
 最初は超強いじゃん!と思っていたのですが、「キャラの効果の対象にならない」と書いてあるのでキャラの効果でアクティブ付与ができません。ただ、フレンダやあやせの除去対象にならないので除去が強い環境では採用してもよいかもしれません。

(イベントでのアクティブ付与はできますがAPが上がってしまうので少しだけ相性が悪いです)。


このデッキの強い点(追記)

・タイトルイベントのドロー効果による終盤のリソース量。

・ST-002シャミ子のアプローチ時ドロー効果により序盤の手札維持の難易度が下がっている。

このデッキの弱い点(追記)

・相手の割り込みやダメ禁、止血への対策が4コストカウンター(01-109 吠える犬)しかなく、防御寄りの作品に有効打がない。

・シャミ子を入れて補強したものの、桃側は除去に弱いままである。

・アンブロッカブル(妨害されない)が増えてきたり、こちらのアプローチをすべて通す相手が多くなってきたりしているため、01-002 シャミ子のドローテキストは発動できないことが多い。


以下は補足です。

・0cEXサーチ2種を封印空間にするなどが改善案として考えられます。シャミ子と桃を揃えるエモさと実用性を天秤にかけた上でお好みのEXサーチを選択してください。

・卍や危機管理などの変身イベントを採用していないのは変身前の方が妨害するか通すかの駆け引きができて相手の行動をコントロールしやすいからです。相手が妨害してきて変身させられてしまった場合でも問題なく攻められます。ですからその駆け引きを根本から否定するダメ禁への弱さは脆弱性と言えるでしょう。

・寝坊メタ(01-010)を3枚にしている理由はサポートエリアに出す前提で1試合に1枚は引きたいけど4枚はいらないという葛藤の結果です。なぜ4枚でも2枚でもなく3枚なのかという厳密な議論はこの記事の趣旨ではありませんので避けたいと思います。

【重要】誠に遺憾ながら傷物語やダージリン、俺妹に勝てるデッキではありません。

5. 最後に

 昨年は大会がことごとく中止になり、権利はともかくとして地区大会で使いたいデッキを使うことが叶わなかったプレメモらーも多くいらしゃったことでしょう。情報は鮮度が命といいますが、このようなデッキ紹介というのもたまにはいいのかな思います。

まちカドまぞくはアニメ2期の制作が決定しましたし強化は来てほしいですね。

最後まで読んでくださいましてありがとうございました。

次の記事でお会いしましょう。




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