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目の使い方が下手っぽい

らきです。ここ数年の盆休みは忙しくて振替がちでRTA in Japan Summerをまともに見れた試しがないんですが、今年はのんびりできそうです。間に転職も挟んだはずなのに……。

気付き

トレーサーのレレレ、レイズでブラパエントリー→ショットガンみたいな、"素早く動く自分+眼前で動く敵"という二重のブレに対してエイムする際、相手を目ではっきり捉え(ようとし)ないまま雑に感覚で撃ってしまっていることに気付きました。それで最近はビジョントレーニングを頑張っているよ、という近況報告。

適当にやってる

初めは、ただただエイムが非効率的(相手の動きは一旦置いといて、自分のキャラを左に動かしているのに右にエイムしていないとか)で視界が無駄にブレてしまい、結果的に近距離のトラッキングが下手なのだと考えました。
ひとまず感覚を身に付けるために実戦でインファイトを仕掛けまくって録画したり、カスタム(VAXTA)のMOVEMENTをHARDにして練習したり、いろいろと試行錯誤していました。当然、具体的な気付きや成果はあんまりなかったです。

照準ではなく目に問題があるのでは、と疑問に持てたのは、オペとかウィドウでジャンプピークしながら覗いてワンピック狙う……みたいなシチュエーションで、周辺視野で捉えた敵に対してピントが合わないままそのまま感覚で撃つしかない瞬間ってあるよなと思ったとき。これ自体は一瞬で撃って退かなきゃいけないときもあるのでしょうがないと思いますが、平常時でもこういう撃ち方をしてるのでは?という。
視力とは別の"ものをちゃんと見る能力"が育ってない、もしくはバカになってるのかも、と。

音ゲーにおける目の使い方

FPSにおける自分の目の使い方が妙なのだとなかなか疑えなかった原因の一つとして、自分は音ゲーをやってた過去があるのですが、複数タイトルで最高段位だったり最高レートになったりするくらいにはジャンルとしてちょっとだけ得意だったので、"速い・多いものに対して反応する"目の能力についてを疑う優先順位がかなり低かったのもあります。
そして、ここが面倒なところなんですが、この音ゲーで鍛えられた能力が衰えたというわけではなさそうだと感じました。

この悩みを考え始めてから、音ゲーというホビーとも向き合い直したのですが、音ゲーにはFPSで必要な目の分野があまり使われていないと感じました。

僕自身はDSとかPSPでちょろっとやったくらいだけど、最も一般に知られてそうなゲーム

音ゲーをやってない人に説明すると結構意外だと言われるのですが、音ゲーをプレイしてる最中というのは、画像の赤い矢印、太鼓の達人で言う"右から流れてくるノーツが重なったら叩く丸い判定"のあたりには全く意識を割いてません。

「思ったより奥」と言われる

基本的にこの青い丸あたりを中心視野で眺めていて、0.1秒でも早く流れてくるノーツを認識して「どう処理するか」を練り続けています。この目の置き方が崩れる瞬間は本当になく、叩くタイミングで判定ラインに目をやって最終確認をするといったこともありません。

音ゲーよりも工程が一つ多い

でもFPSでは、周辺視野の端で見えたものを撃つために"ピントを合わせ直しながらエイムする"ことが必要な場面が多々あります。プリエイムにも限界はある。
そこで僕はなまじ他人より反応できてしまうしマウスの練習はしているためごまかしてプレイしている瞬間が確実にあって、そういう場面で必要な目の能力を一切育ててこなかったツケがちゃんと回ってきたという気がします。
回避行動を伴って撃ち合う必要がある対面や、敵の頭をしっかり狙う必要がある場面においてパフォーマンスのブレが大きい理由はこのへんにありそう。
で、本質を理解していない歪な成功体験を積んでいた一つなので全く自慢ではないんですが、とりあえず反応して当てるだけでいいオペ対決とかだと僕みたいなタイプは余裕持って勝ててしまうんですよね。FPSをちゃんと始めてから3年くらいになりますが、全然気付かないものだなあ。
VALORANTなんて、今でこそストッピングの必要性や仕様を理解していますが、最初の1か月くらい全く慣れなくて"俺が先に撃ったから俺の中では一切負けてないが?"と録画を見ながら永遠に文句を言っていたのを思い出します。

ビジョントレーニング

ボクサーとか球技スポーツ選手の「ものを瞬時に見て認識する力」を育てるために施す"ビジョントレーニング"というものの存在は知っていたので、試してみることにしました。
素人が上げてる信憑性が定かでない動画も含め幅広く試しましたが、しっかり目の筋肉が疲れてトレーニングしてる感があったのは"手を視界の両端に置いて目が疲れるまで交互に見るやつ"とか、"両手を顔の近く・遠くにおいて交互にピントを合わせるやつ"とか。ビジョントレーニングに触ったことある人にとってははいはいそれねってなりそう。

ボールがぐわんぐわん画面の中を飛んでる動画は基本的に簡単すぎるか、一定を超えると60FPSなせいで映像が飛び飛びすぎるなど、僕の目が鍛え甲斐あるのか素人作成で適当なのか疑心暗鬼になることもしばしば。周辺視野ならもちろん追えるけど、あれってほんとに追い切れるのか????

あと、最近は社員がふざけてるだけのわかさ生活のYoutubeですが、3,4年前は真面目に目の健康に関する動画を上げ続けていて、その中にビジョントレーニングの動画も含まれており、それをあらかたやりました。
内容は良かったんですが、"左から流れてくる数字を答える"とか、"画面全体にランダムに配置された50個の数字を1から数えていく"みたいな繰り返し使えない動画が多いのがちょっと残念。

とりあえず、目が疲れて筋トレ感あったやつは妄信して継続しています。とにかく筋肉を疲れさせて悪いことはないと思う。パワー。

今後

なんだかんだ色々考えたりしましたけど、別に"老い"の一言で終わりではあります。でも、何かができなくなった自分を老いという言い訳で一度肯定してしまうと今後の人生の選択に常にこのカードが加わって全てから逃げそうなのでやれることは色々やってみます。虎杖メソッド。
いったんビジョントレーニング、特にピントをすぐに合わせる訓練は真剣に続けていこうと思います。

無茶なエイムが時々必要になっている立ち回りの是正を先に考えるべきなのでは…とも思いつつも、間違えた立ち回りもカバーできるのがエイムだし、立ち回った果てに勝ち切るために必要なのもエイムだし、適切なエンゲージだったとしてもその成功はエイムの余裕や落ち着きから生まれると思うので、全ての基盤ともいえる部分に明確な不安がある現状を僕の中で全く許容できなくてずっと引っかかってるんですよね。
僕は別に考えずにゴリ押しで勝ちたいから練習しているわけじゃなくて、実戦でたくさん考えるためにエイムを無意識でやれるよう練習し続けているところがあるというか。
最近は自分のパフォーマンスに納得がいかないので、VALOもOWも最後にランクに潜ったのは1か月前とかかも。でも自分のエイムに納得する日なんて絶対来ないので、潜りまくったほうが良いだろうな~~~。

ほどほどにがんばります。OWでもVALOでもLoLでもStrinovaでもみなさんご一緒しましょう。ありがとうございました。






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