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アラカンおやじ、ロードバイクデビューまでの2ヵ月(その2)

 ほんの2ヵ月前までは、ロードバイクの「ロ」の字さえ脳裏に浮かんだことはなかったアラカンおやじが、ロードバイクデビューしてしまうまでの2ヵ月を追う(笑)顛末記の第2回でございますー。


彩湖やら、多摩川サイクリングロードやらと毎週走り回る

 さて、クロスバイクでの多摩湖サイクリングが成功裏に終わって以来、まるで初めて自転車を買ってもらった子どもみたいに、アラカンおやじは週末ごとに自転車を乗り回す生活へと突入して行きました。

 とにかく走るのが楽しくてしかたがなくて、暇を見つけては、近場のポタリングはもちろん、荒川沿いの彩湖(往復約35km)や、多摩川サイクリングロードの上流の方(往復約53km)などにも足を延ばして、正直、自分でも「どうなっちゃってんだろオレ」みたいな感じでした 笑。

荒川沿いの彩湖。ニョロニョロ(笑)の前で

無謀にも多摩川サイクリングロード全走破往復を企てる

 そして迎えたGW前半。50km以上走っても、たいしてバテるでもなく、翌日筋肉痛に襲われるでもないという状況の中で、ひょっとして今でも100kmくらい走れちゃうんじゃないか…。そのような考えがアタマをもたげ、多摩川サイクリングロードを端から端まで約50km、往復で100km、さらにウチから多摩川までの往復30kmを加えると、130kmという、ちょっと冷静に考えれば、無謀だよなとわかる企てを実行してしまったのでした。あたま、完全にイカれてます 笑。

 ウチから多摩川に向かうと、ちょうどサイクリングロードの中間点あたりの多摩川原橋あたりに着きます。そこからまずは上流の起点になる羽村取水堰まで向かいました。

羽村取水堰にある玉川兄弟像前にて。この時点では元気そのものでした

 当日は天気も良く、初夏のさわやかな気候のなかのサイクリングは爽快そのもので、8時にウチを出て、10時頃には羽村に到着。ちょろっと休憩後に、河口を目指してスタートしました。基本下り基調なので、スイスイと進み、多摩川原橋の手前の是政橋あたりで11時と、1時間ちょっとで来れちゃったんですよね。ひょっとしてお昼には河口に着けちゃう? 河口のあたりで昼ご飯にできる? みたいな楽観的見通しの元、休憩も取らず、ガンガン走ってしまったのでした。

未経験の膝痛に見舞われて企ては挫折

 しかし、世の中そんなに甘くなかったです。多摩水道橋あたり(小田急の登戸駅あたり)で右岸に渡って走り始めた頃から、向かい風が強まってきました。一気にスピードダウンして、まるで坂道を登っているような状況が続きます。

 そんな状況でしばらく走っていると、なにやら右膝の外側に、これまで感じたことがなかったような痛みが走るようになってきました。力を入れようとすると痛むので、ペダルを漕ぐのがツラくなってきます。最初は膝をねんざしちゃったんじゃないかと思ったりもしました。

 結局、お昼に河口に到達するどころか、13時ごろにようやく等々力あたりに木陰をみつけて昼飯にしました。休憩すれば、膝の痛みも少しは和らぐのではないかとの期待もありましたが…。

等々力あたりの右岸には木陰があって休めます

 飯食って休憩したからといって膝の痛みが和らぐはずもなく、ちょっと走り出してはみたものの、河口まであと15kmの表示に我に返りました。そこからウチに帰るだけでも25kmくらい。もし河口まで行ったら、それに30kmプラスになっちゃうわけで、この膝の痛みではとうてい無理だってことで、残念ながら撤退。膝の痛みに耐えつつ、なんとかウチにたどり着いたのでした。

 結果的に107kmほど走って、100km超えは達成できちゃったとはいえ、こんなに膝が痛くては楽しくもなんともないわけで、なんとも無謀な試みだったと大反省。とはいえ、なんとしても達成せねば的な思いが逆に強まってしまい、この一件が、さらに深みに入り込むきっかけになっちゃった面があるかも…。

たぶん靭帯炎になりました

 ウチに帰ってからネットで調べたりしてみると、「腸脛靭帯炎」だったらしく、ロングライドに慣れてない初心者が無理をするとやられる典型的なものだったようです。骨盤の角度が問題らしく、どうもサドルが低すぎて、骨盤が後ろに傾くような状況だったのがよくなかったみたいです。

 買った時にサドルの高さは、それなりに調整してもらったはずなんだけど…、と翌日見てみると、シートポストを固定するクランプがゆるくて、たぶん走ってるあいだに、サドルがずり下がってきていたみたいでした。そういえばなんだか乗り降りがラクになっていたっけ…笑。

 というわけで、アラカンおやじの無謀な130km多摩川サイクリングロード往復走破の企ては、あえなく潰えたわけでございました 笑(つづく)。

 この情けない状況の動画がこちらになります。お時間ある方はぜひ 笑。


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