思考が止まっていると感じた時に考えること
日々忙しく生活している中で、思考が止まっていると感じることはありませんか?
多くの場所で、考えることが大事だと言われている中で、思考が止まってしまうのは、あまりよくないことだなと感じているかもしれません。
しかし、リアルタイムで、「今思考止まっているな」と感じ取るのは難しいかと思います。
思考が止まっている状態や、動いている状態というのは、明確な区分が無いものであり、頭自体は常に動いているからです。
では、頭は動いているのにも関わらず、思考が止まっていると感じるのはどのような時なのでしょうか?
こちらの記事は、
もっと色々と思考できるようにしたいと考えている方向けに、
思考が止まっていることに気付くヒントとなる内容になればと思います。
それでは説明していきたいと思います。
結論
さっそく結論から話をしていきます。
頭は動いているのにもかかわらず、思考が止まっていると感じるのは、
「頭を動かされてしまっていることに気付けていない」からです。
これでは不十分かと思いますので、詳しく説明をしていきます。
説明の順番として、
まず、「頭が動かされている状態」を説明した上で、
どのように「頭」を使うかという説明をしていきます。
「頭が動かされている状態」とは?
突然ですがクイズです。
歩いていると前方に「ライオン」「コブラ」「アライグマ」が道をふさいでいました。
この中で、道を譲ってくれたのは誰でしょう?
いかがでしょうか。
それでは答えを発表いたします。
正解は「コブラ」です。
理由は、コブラは毒ヘビ。道をどくへびだからです。
正解できましたか?
日頃あまり、なぞなぞをしない方にとっては、難しかったかもしれまん。
それでは、本題に戻ろうと思いますが、
上で質問をされた時、何も考えずに素通りしたでしょうか?
それとも、どの動物だろうと、一瞬でも考えたでしょうか?
おそらく多くの人は、問題を考えたのではないかと思います。
人間は、質問をされると、どんな内容でも一旦は考えてしまうような性質があるようです。
そのため、誰かに何かを聞かれたり、問題提起をされると、なんとなく考え始めてしまうのです。
ネットや何かを見ながら、ちょっとした疑問文が目に入った時に、何かを考えてみた経験があるのではないでしょうか。
それが、ここで伝えたい「頭が動かされている状態」です。
本来、その問題を考える必要がないことまでも、質問の形式で渡されると、つい考えてしまうのです。
また、ある程度の答えを出すまでは、気持ちとしてもすっきりせず、場合によっては結構な時間を使って考えてしまうかもしれません。
しかし、後から振り返ってみた時に、何を考えていたかを覚えているかというと、それほど覚えていなかったりします。
そもそも考える必要がないことですし、自分がすごく興味を持っているということでもないからです。
もし、それが自分が考えたいと思っていることであれば、思考が止まっているとは感じません。
しかし、そうでない場合には、思考が止まったと考えてしまうのです。
また、いまどきネットの多くで、コメント機能というものが付加されています。
動画サイトや口コミサイト、ニュースサイトや漫画サイトなど、あらゆる場所で色々な人の意見を聞けるため、楽しいと感じている方も多いかと思います。
しかし、そこにも大きな落とし穴があります。
自分が何かを考えて整理する前に、誰かのコメントを読んでしまうと、納得した気持ちになるため、実はあまり考えることなく考えた気持ちにだけなってしまうこともあります。
簡単にコメントが読めるため、まるで自分が考えたことのように、人が考えたことを話していても気づきません。
私自身、コメントを読みながら考えているつもりになっていたことがありましたが、振り返ると何も考えておらず、ただ人の考えに乗っかっているだけということがありました。
人の意見にすぐにアクセスできるという点にも注意が必要であると考えています。
2つの例で示される通り、
知らない間に「頭が動かされている状態」になっている可能性もあるため、その状況に自覚的になる必要があります。
とは言うものの、頭が自然に動くという特性はうまく利用すれば、どんどん思考が進んでくれるので、そこは積極的に利用していきたいところです。
ここから、どのように「頭」を使うかという話をしていきます。
どのように「頭」を使うか?
ここまでの内容で、「頭が動かされている状態」については理解いただけたかと思います。
では、どのようにしてその状態から抜け出せばよいのでしょうか?
そこで必要なのは、「自分の考える軸を決めておく」ことです。
あなたには、「自分なりの問い」があるかと思います。
「自分なりの問い」とは、
簡潔に言うと、自分の中で一番考えておきたいと考えていることです。
それには制限はなく、どんなことでも問題ありません。
その「自分なりの問い」が考える軸に繋がります。
例えば文学が好きで、文学について色々と考えたいと思っているとしましょう。
そうである場合、どんなことについても、文学という視点から考えてみます。
そうすると、すべてのことが文学に繋がるようになり、どんな問いに対しても思考が止まっている状態ではなく、異なった視点で物事を考えている状態を作れます。
自分自身が世の中の物事に対して、どういう見方をするか、したいのかということを決めておけば、
誰かの問題提起に流されるのではなく、あくまで自分自身の問題として捉え直すことが可能です。
これが「自分の考える軸を決めておくこと」の内容です。
まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございます。
頭は動いているにも関わらず、思考が止まっていると感じる時の対処法について理解いただけたでしょうか。
意識しないと、「頭」はまるで自分のものではないみたいにどこか遠くへ行ってしまいます。
自分が考えたいことに収まっていればいいですが、考えなくてもいいことまで考えるようになってしまうのです。
今は情報が大量に存在する時代です。
頭の手綱をしっかりとコントロールしておかないと、遠くに行ったまま帰ってこないかもしれません。
せっかく頭を使うなら、自分のために使えるようにしておきたいですよね。
ぜひ、こちらの内容をヒントにしていただければと思います。
この記事が少しでも役に立っていると嬉しいです。
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