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価値が高いモノとは?

人は、価値や効果の高低をどのように判断しているでしょうか?

なかなか言葉にしづらい部分があるかと思います。

モノによって効果の出方は異なりますし、価値の有無についても、人それぞれであることも多いからです。

そのため、難しく感じている方も多いかと思います。

しかし、ある目線で見ると、価値や効果を感じ取るための補助として扱えるようになります。

効果や価値の捉え方について、考えたいという方はぜひ最後まで読んでいただけると、これまでとは異なる見え方を手に入れることができます。

それでは、価値や効果をどのように判断しているかについて、書いていきたいと思います。

結論

さっそく結論から書いていきたいと思います。

人はどこで効果の高低を感じるかというと、

「利用制限の有無」によって、無意識に判断しています。

「利用制限の有無」とはどういうことでしょうか?

そちらについて具体的に話をしていきます。


「利用制限」とは?

まず、「利用制限」とはどういうことでしょうか?

こちらについては、難しい意味はなく、利用回数や時間に対して制限があることを示しています。

「月に何回まで可」であるとか、「1日に何時間まで可」といったようなものです。

例えばどのような例が挙げられるかというと、

小学生の頃に、「ゲームは1日1時間までよ」と言われたの事のある方が数多くいるのではないでしょうか。

そのように制限されているものであれば、どんなことでも対象となります。

また、大人で言えば、「レッドブル」を一日何本までや、カフェイン摂取量など様々なものに対して、1日の目安のようなものが設定されているかと思います。

そういった、目安についても、ひとつの制限として機能しています。

簡潔にまとめると、いつまででも利用できるものではなく、利用するにあたっての縛りがあるものと認識していただければと思います。


「利用制限」によって何を判断しているのか?

利用制限については、理解いただけたかと思います。

続いて、

「人は利用制限によって何を判断しているか?」

について説明をしていきたいと思います。

例えば「レッドブル」についてですが、
あなたはどのような時に飲みたいと思うでしょうか?

それぞれ飲むタイミングはあるかと思いますが、一般的な利用方法としては、

どうしても明日までにやるべきことがあるが、夜も遅くなって眠いであるとか、

あまり寝れてないが、今日1日をちゃんと過ごさなければいけないなど、

眠気を飛ばし、エネルギーが欲しい時に飲む方が多いかと思います。

そして実際に、レッドブルを飲むと一定の効果があり、眠気を吹き飛ばすことができます。

もちろん、そういった成分が含まれているということもありますが、当然その成分が本当に自分を元気にしてくれているかは判断ができません。

もしかすると、飲んだ前後に大きな変化がないかもしれません。

では、なぜ眠気が飛んでいると感じるでしょうか?

それは、レッドブルに「利用制限」があることがあげられます。

レッドブルは、眠い限り何杯でも飲んでいいとは言われていません。

実際にレッドブルを飲みすぎたことで体調を崩してしまったという方がいるなど、無限に飲めるものではないのです。

適量であれば、自分にとってのメリットを享受することが出来ますが、飲みすぎるとそれを越えて身体の不調をきたすことになります。

こういった前提を理解していることで、成分以上に効果の効き目を感じるのです。

もし、オレンジジュースやコーラなど他の清涼飲料水と同じように、ジュースとして飲まれているものであれば、同じ「レッドブル」でも効果を感じづらいかと思います。

それは、「レッドブル」を飲むべきタイミングを制限しているからとも言えます。

何でもどんな時にでも利用できるものは、強い効果を感じづらいということです。

次に「ゲーム1日1時間」の方でも考えてみましょう。

親に口酸っぱく、1時間以上はダメで言われ続けると、ゲームをそれ以上の時間やろうということには、なかなかなりません。

そんな中で、今日は特別に2時間ゲームをやっていいと言われたら、どう感じるでしょうか?

そこには普段以上の価値を感じる方が多いかと思います。

もし日ごろから2時間ゲームをしていい環境で、2時間ゲームをするのと、
1時間しかゲームを許されてない中、特別に2時間ゲームができるのとでは、感じ方は違います。

このように、そのものの価値が高いのかとは別軸で、「制限」によって価値を判断するということを無意識に行っているのです。


まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございます。

「効果・価値」と「利用制限」の関係について、理解いただけましたでしょうか?

今回は「レッドブル」「ゲームのプレイ時間」を例に挙げておりますが、日常で探してみると、他にも色々な例があります。

例えば、「ブッフェ」は分かりやすい例なのではないでしょうか?

本来、飲食店では食べたいメニューは一つずつ頼み、頼むごとに料金が発生します。

しかし、「ブッフェ」の場合、まとめて料金を払うことで、それ以降何を食べても、料金は発生しません。

食べるモノに対して、制限を解放することで価値を与えている例のひとつです。

さらに「ブッフェ」自体に利用時間制限(120分制など)があることで、その時間を目一杯楽しむ気持ちで挑めます。

1日中いてもよいと言われた場合と、120分のみと言われた場合では、「ブッフェ」に対しての感じ方も異なるかと思います。

「利用制限」については、普段あまり意識しない部分ではあるかと思いますが、

どのような制限のかけられ方がされていて、どこに価値を感じているのかを改めて考えてみると、異なる視点で見ることができるかもしれません。

この記事が少しでも役に立っていると嬉しいです。

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