最高のリーダーは「命令なし」で人を動かす

最近、周りと「ついて行きたくなるリーダー」について会話する機会が増えた。

現在、私が働いている会社では、外資系ということもあるのか、営業会社だからなのか、上司のパワープレイをよく見る事がある。

私自身も、去年の夏ごろに、契約間近の案件が延期したことがきっかけで、上司からの集中攻撃があり、精神的にかなりダメージを受けた事もあった。

その時言われた内容は以下だ。(※かなりモラハラなので要注意。)

「おまえは、使えない。」
「ビジネスパーソンとして自覚が足りない。」
「何でこんな事も出来ないんだ。」

その後、上司との関係は改善し、今ではむしろ良好だが、私ではなく、別のチームメンバーが攻撃を受けているところも未だに良く目にする。

恐らく、その上司自身も悪気があって言っている訳ではなく、自分の思った通りに動かない部下に対して、指導をしようとしているだけなのだと、今では聞き流しているものの、正しく物事を伝えられないが為に、チームメンバーの士気を下げてしまう物の伝え方は本当にもったいないことである。

「何でそんな事も分からないんだ!もっと早く言えよ。」

あー。もったいない。もったいない。

本当は、リスクを適切なタイミングで顕在化しておけば、ギリギリになって、契約が遅れる可能性は低かったから、然るべきタイミングを把握して、人に伝える事を怠らないで。と言いたかっただけなんだよね?

周りに怒っている上司を横目に、最近は彼の意図をリフレーズ (Rephrase)する作業を良く頭の中で行っている。

そして、一言、、、

あー、もったいない。

と最後に付け加える。

言っていることは間違ってないのに、言い方が悪いだけで、人のやる気を無くしてしまうのは、本当に残念だ。生産性も全く上がらない。

「本当に良い上司」は、命令しない。


そして、人のやる気を下げるような発言は絶対にしない。

むしろ、どうしたらその人のモチベーションを担保しながら、より良い行動をとってもらうのか、言葉で、具体的に、伝える。

脳の中の割合は「意識」が5%、「無意識」が95%。マイナスな発言を受ければ、その言葉が無意識に反応してしまい、失敗の可能性も高くなる。(下記リンク参照)

私自身が将来、上に立つ人としての役割を担うときが来たら、ぜひ、「命令なし」で人を動かせるように意識した行動をしたいものだ。

今日NewsPicksで取り上げられていた本の要約が、まさに私が常日頃考えている事にピッタリだったので、、、良ければ、下記読んでみて。

https://www.lifehacker.jp/2020/01/book_to_read-462.html