ショパール関節について

足部のショパール関節は距踵舟関節と踵立方関節の2つからなります。この2つの関節が1つの機能単位として動き、総じてショパール関節と言われています。

ただ、詳しく解剖学書を読んでみるとショパール関節の2つの関節は機能的には1つでも関節包はお互いそれぞれ別なようです。

距踵舟関節は距骨と踵骨の前と真ん中の関節面と距骨と舟状骨との関節面を1つの関節包で覆っており、踵立方関節は踵骨と立方骨それぞれの関節面を覆っています。この関節包の真上を走行する二分靭帯と結合し、この靭帯が踵骨・立方骨・舟状骨を繋ぐことから2つの関節が1つのショパール関節として機能すると言われているようです。また関節包は外側踵立方靭帯とも結合しています。

関節面の形は舟状骨は距骨に対して凹、立方骨は踵骨とより平坦な関節面を持っているようですが、はっきりとして凹凸はなさそうな印象です。もしどなたかご存知であればご教授ください。

動きとしては2つの関節が1つのショパール関節としてみられているように同じように動くようです。1つが回内ならもう1つも回内というようにです。

ただ、関節包がそれぞれ別な為に、関節モビライゼーションなどを行うときはショパール関節としてではなく、それぞれ別の関節として動かす必要もあるかもしれません。

Calant Sports Rehab & Performance
代表:爪川 慶彦
www.calant.org

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