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解剖学ノート

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解剖学の細かな部分のまとめや気づいたことに関してのマガジンです
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2022年6月の記事一覧

膝蓋上脂肪体(Suprapatellar Fat Body)

膝蓋上脂肪体(Suprapatellar Fat Body)・膝蓋骨の上にある脂肪体 ・滑膜外、関節包内に位置 ・…

内側膝蓋支帯(Medial Patellar Retinaculum)

内側膝蓋支帯(Medial Patellar Retinaculum)・膝蓋骨内側にある繊維性の膜組織 ・表層と深層に…

延髄の最後野(Area Postrema)

延髄の最後野(Area Postrema)・嘔吐中枢とも呼ばれる ・延髄の背側部、第四脳室の尾側にある …

膝蓋下脂肪体(Infrapatellar Fat Pad)

膝蓋下脂肪体(Infrapatellar Fat Pad)基礎 ・膝蓋腱、大腿顆、脛骨高原の間のスペースに存在…

坐骨神経を挟む筋肉の移り変わり

坐骨神経を挟む筋肉の移り変わり骨盤周辺 ・坐骨神経を前から挟む →深層外旋六筋 ・坐骨神経…

蝸牛神経核

蝸牛神経核腹側核 ・下小脳脚の腹外側に位置する ・聴刺激のタイミングに関しての情報と水平…

大腿直筋 反転頭(Rectus Femoris Indirect Head)

大腿直筋 反転頭(Rectus Femoris Indirect Head) ・大腿直筋の近位の腱の1つ ・股関節唇や関節包、寛骨臼に沿って腸骨に付着 ・AIISのすぐ下方のみに付着する記載もあれば、腸骨の後方(腸骨結節のレベルまで)に付着する記載のものもあり →つまり直頭はAIISという骨盤の前面から、反転頭は骨盤の後内側から発生している可能性(個人の考察です) 参照資料 ・ネッター解剖学アトラス原書第5版 ・Atlas of Anatomy

腸骨稜の4つの部位:腸骨結節、外唇、内唇、中間線

腸骨稜の4つの部位:腸骨結節、外唇、内唇、中間線腸骨結節 ・腸脛靭帯の付着部 ・腸骨稜で最…

臀筋線(Gluteal Lines)

臀筋線(Gluteal Lines)後臀筋線 ・腸骨結節辺りから腸骨稜に沿って後方に進み、PSISの手前で…

方形結節(Quadrate Tubercle)

方形結節(Quadrate Tubercle) ・大腿骨の大転子と小転子の間にある結節 ・転子間稜にある場合…

大腿骨距(Calcar Femorale)

大腿骨距(Calcar Femorale) ・大腿骨頸部の内側下部にある骨密度の高い部分 ・大腿骨の荷重分…

膝横靭帯(Transverse Ligament of Knee)

膝横靭帯(Transverse Ligament of Knee)付着部 ・内側半月板の前角と外側半月板の最前方の凸…

膝関節筋(Articularis Genus)

膝関節筋(Articularis Genus)付着部 ・中間広筋、内側広筋、大腿骨 ・膝蓋上包、膝関節包(滑…

後頭下筋群と考察

後頭下筋群と考察大後頭直筋 ・C2棘突起ー後頭骨 小後頭直筋 ・C1棘突起ー後頭骨 上頭斜筋 ・C1横突起ー後頭骨 下頭斜筋 ・C2棘突起ーC1横突起 考察・後頭骨がC1に対して伸展する際、下頭斜筋がC1の前方スライドを抑制し、それによって後頭骨がC1の上をロール&スライド出来るのではないか。特に筋の付着部から考えると、後頭骨の伸展には上頭斜筋が強く働くことが予想され、それゆえ下頭斜筋がC1横突起を安定させ、安定しているC1横突起を軸として上頭斜筋が効率よく後