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LAからの近況報告 #StopTheSpread

今朝は、アメリカ生活の長い友人からメールが来ていました。
LA住まいが多く、今もそちらにいます。
アメリカも広いですが、日本よりは深刻な地域が多い(日本も本当は深刻なのかもしれませんが)と聞いているので、心配で近況報告がてらメールしていたのです。

ロサンゼルス街角ミニ

ロサンゼルスも都会ですから、週末の発表だけで感染者は2000名を超えていたそうです。
友人の周囲には、まだ感染者はいないと言うことでひとまず安心しましたが…

ロスでは先月半ばから学校は休校、非常事態宣言も出て、ご家族とも実質軟禁状態とか。
食料品などを買いに行く事はできるけど、感染者が出ている今、買い物も命がけという気分だそうです。
アメリカでもトイレットペーパーが品切れになったり、食料品も全てが揃っているわけではなく、日本と同じ状況になっているようです。
飲食店は持ち帰りとデリバリーのみ、販売店は営業していないのですが、銃器だけは開店が許可され、アメリカらしいというか…
あ、ネットショッピングは大丈夫みたいですね。

こういう感じでロスは小売り、飲食店が多いエンタメ都市なので、失業者が多くなって生活が大変だと思います。
世界でもトップクラスの家賃の高いところですし…

また、中国発生と見られているため、同じ顔をしているアジア人の日本人にも居心地が悪く、差別感情を感じたりするのも辛いようです。

私たちも既に感じ始めていると思いますが、気持ちを切り替えて家でできることを、と思っていても、ちょっと気晴らしに散歩をしたり、友達とお茶をしたりということができないとなると、かなり気持ちが煮詰まってしまいますよね。
これらのことが、実はどんなに幸せで心の安定に役立つことだったか、こうなるまで気づきませんでした。
普段当たり前に引きこもっている私でさえ、苦痛を感じます。
今健康に問題のない人はそれを大切にして、音楽を聴いたり本を読んだり、このところアーティストや芸術団体が自分たちのコンテンツを無料公開しているので、この機会にそれに触れるのもいいですね。
私も先日、Kバレエが公開していた『若者と死』を見せてもらいました。

皆さんもご承知のように、アーティストや彼らが属する舞踊団、美術館、オーケストラ、チケットガイド、劇場などは今仕事になりません。
こんな時に身銭を切って無料公開に踏み切って下さっていることを、忘れないようにしようと思います。
中には有料公開の環境を構築しようとしているところもありますし、寄付を募っているところもあります。
再開の時にはまた足を運びたいですし、なんとか映像での有料公開のシステムをもっと広めていきたいですね。
昔からニコニコミュージカルのように、有料公開は大変良いアイデアだと思っていました。
ライブ、生、にこだわりを持つ人が多いので(アーティストも客も)抵抗はあると思いますが、こういう時にお互いが困窮せずに済みますし、通常でも桁違いのチケットを販売できる可能性があります。
それに、映像だと客席では不可能なアップとか、ニコニコで面白かったのが「○○専用チケット」みたいなチケットがあり、お気に入りの役者さんだけをカメラが追いかけるという(笑)画期的なファン目線のチケットも開発していました。
これからは、劇場も舞台作品の映像化にもっと真剣に取り組むのではないでしょうか。
是非そうして欲しいです。

とはいえ、昨日今日と特撮ヒーローの主役の役者さんや、クドカンさんの感染がニュースとなり、芸能界もますます厳しい状況です。
今となっては、たとえ無観客でも舞台作品の撮影などは難しいでしょう。
テレビドラマの撮影もストップしたりしているようですし、もうバラエティなども含め通常の放送は諦め、人数を制限してニュース番組と再放送を中心にすべきです。
良い映画やドラマのストックを、今こそ放出する時でしょう。

日々状況は変わっていきますし、私も個人的見解ですが、少なくとも4月いっぱいは良くなる事はないと覚悟しています。
長いひと月となりそうですが、作品に向き合ったり、こうしてブログやYouTubeで皆さんと繋がったりという事でお互い心穏やかに乗り切っていけたらと思います。

トップ画像は、今朝Canvaから来たメールで案内があった「StopTheSpreadにご協力ください」という画像から頂きました。

2020-04-01 10.42のイメージ

仕事がなくなれば即、経済的に困窮します。
イタリアでは止むを得ずスーパーに押し入った人がいるというニュースも聞きましたので、政府にしっかり補償してもらうよう要求する事はもちろん、身近でもできることがあれば小さな親切を分け合い、助け合っていきたいです。

*写真:PIXTA

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