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BOOTHご予約ありがとうございます

紙書籍版『Arriba! 2nd season』1巻、ご予約スタート初日からご予約入っております。
ありがとうございます♡

BOOTHのトップ画像があまりに大きいので、少し調整しました(^_^;)
不慣れですみません。

販売用に100部ご用意しておりますが、一体どれくらいの方にご購入いただけるのか全くわからず、とりあえず自宅からの発送にしました。
一度に多くの荷物を発送するのはなかなか難しく(同じ荷姿のものをQRコードだけで一個一個配送手続きするため)、今のペースなら大丈夫ですが、いちどに20件とかご注文が来たらとても捌き切れません。
今回を参考にさせて頂き、次回以降(の販売があれば)に生かしていきたいと思います。

基本的に来週末くらいに発送可能になると思いますので、ご注文頂いた順番に少しずつになりますが(^_^;)発送していきます。
お待たせしますが、よろしくお願いいたします。


さて、同業ということなのかおすすめに入っていたある記事に、ちょっと思うところがあったので付け加えてみます。

ある漫画家さんが原稿料についてお書きになっていたのですが、漫画家も多岐にわたるため様々な環境がある以上あり得る話ながら、これが全てだと思われるのもまた誤解を生むだろうということで、私の「環境」からの事実も書いておきます。

今、私が描いていた雑誌で漫画家がどれくらいの原稿料をもらっているかというと、大手に限ってはそんなに変わらない(ちょっと上がったかな?少なくとも下がることはあり得ません)だろうと思います。
私の時は1枚5000円からでしたが、3、4年経って別の大手に移った頃には、さらに最低原稿料は上がっていました。
新人さんが連載になった場合、アシスタント代などの人件費が出ないだろうということで、ページあたり補助費も出ていました。
今思えば、大変恵まれた環境だったと思います。

大手でない場合にも、私は大手での原稿料を参考にして頂いていました。
同額でなくても精一杯お支払い頂いたと思うので、私としては納得しています。
ただ、漏れ聞く限り、漫画家によってある程度の差はあったと思います。

わたしが「?」と思ったのは、どんな額であれ、漫画家はそれを黙って(疑問を持たず)受け入れる人が多い、というところです。

???


そういう方も、おそらく少なくない数いらっしゃるでしょう。
しかし、私の「環境」では皆大変プロ意識も高く、安売りはしませんでした。
まず、出版社が買い叩かなかったという事もあるでしょうが、そういうある意味「余裕がある」大手で育った漫画家であれば、その後も易々と買い叩かれはしません。
子供ではないのですから、厳しい連載の争奪戦に参戦するタフな漫画家が、命がけで描いている作品を安く言われたら黙っていないでしょう。
若い時は確かに言われるがまま、という事もありましょうが、何回か苦労すれば変わります。

当時、同じ雑誌で切磋琢磨していた同業者たちは、案外今もバリバリと(しかも何人かは同じ雑誌のメインとして)描いています。
20年以上になるのですから、そのタフさをご理解頂けると思います。
外に出た人たちも同じです。
原稿料を気にしない、というのはプロとしては「…」なので、全ての漫画家がそうなんだと思われるとちょっと辛いと言いますか(^_^;)

なかなか原稿料が上がらない、または値切られるような「環境」もあるでしょう。
でも、それは決して全てではありません。
高いプライドを持った出版社、漫画家も大勢いると、私は信じています。
これから漫画家を目指す方にもそこは誤解して頂きたくないですし、原稿料の話も、同業者になんとなく探りを入れたり予想をつけたりするのは難しいことではありません(笑)
変に疑心暗鬼にならず、編集者さんとも普通に原稿料の相談をされたら良いと思います。
今まで、私が原稿料について交渉した時、不誠実な態度をとった編集者さんは一人もいません。
もしいたら、そちらがおかしいので見限りましょう。
お互い仕事なのですから、淡々と行って頂ければと思います。


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