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WGP2023振り返り雑記

ども。外来種です。
幸運なことに2年連続でWSの後期ネオスタンダードを優勝することはできたのですが、しかし一番最後の地区に束を変えてなんとか勝つことができたって感じで、昨年同様今年も、地区の前半がとくに苦戦の日々でした。

なので自分がWGP2023において、どんな考えで挑んでどんな束を握ってどう負けていったのかを記録として残しておく必要が、今後の自分のことを考えたらあるなと思ったので、個人的な振り返りの意味もこめて雑記を投稿します。
以後、フランクに書いていくのでご承知おきを。


まず、オフシーズン中ではいろんなデッキを試しまくってたんだけども、

まず1番自信があるとおもってた8宝チェンソーがオバロ対面でまじで勝てない致命的弱点が判明。さらにチェンソーの母数がどんどんと増えてきてたのをみて1敗すら許されなくなってそれはやばいだろとなり消滅。

次に使ってたありふれは山ケアが対ネイでネックになりやすく消滅。

そして、地区がはじまる数週間前ごろに、前回のアズレンの記事でも触れてるが、基本的には以下の考えで今季を考えることに決めました。

①山の枚数コントロールをできる :対ネイ
② マナの横をすぐ吐けるかそもそも埋まらない&手の横をきちんと落とせる: 対ネイ
③ スピードゲームになった際にこちらもスピードゲームの応戦ができる:対オバロ、チェンソー
④ 終盤の本体打点を止めれるぐらいの圧縮を作れる:対オバロ、チェンソー
⑤ 1で80の数値を出せる 
⑥ 事故死しやすい環境なので、1敗をどんなプレイヤーでも回避しにくいので、よりできる限り抽選の目が残りやすいタイトルを選ぶ

(ただ、東京地区直前の段階ではチェンソーは Tier1 ほどの母数ではなかったので、優先度はネイとオバロに対してのほうが高かったため、⑤の1のラインに関してはこのときはそこまで大事にしてなかった。またそれ以外のタイトルも全般的にみれることも重要視してたし、ネオス優勝する上ではオリジナルデッキの強みも必要だと何年間も体感してたのでオリジナルデッキをできる限り使いたいとも思ってました。)

結果ネイとオバロチェンソー等かんがえたときいちばんそれ満たせそうなのはまず8宝だろとおもい、そして試してた中で上記の条件に結構合致しそうなのが、ユナ、馬、ホロであり。最初の東京地区はまずユナでいくことに。

■東京地区

デッキログのデッキ名ぜんぶ好きな曲の名前になってるので興味ある人は調べて聴いてみてください♥

打点減とお手軽な3面ファッティによる蓋でのシャットアウト性能が高く Tier2以下に負けにくいのがまず魅力的。

スピードゲームの展開で打点減をすることでゲームスピードのコントロールができること。ユナを使っての対オバロには自分はかなりの自信があったこと。マザロザ連動の削り枚数が多いことや、ほかのルック生物+デルフ(シノンのバーン集中)を活用することで山ケアがしやすく、デルフのおかげで相手のネイの発射ターンを早められること。ユナをたてて山ケアをしたパターンでは打点の回数のうちの本体アタックの打点が下がるため山ケア+ユナではリーサルにも届かなくなったりする点も評価。

チェンソーに関しては、地区がはじまる前は、ストブ宝という構成が一番多いのはわかっていたものの、システムに関して個人の好みがまだ様々出ててリストが固まりきってない状況であり、バウンスの役割対象が少ないことと序盤のシステムでとりたいものが多すぎてバウンス採用する意味なくね?という話を身内でもしてたこともあって、バウンスが入ってなければユナでそのまま勝てるだろうし採用されててもマナ圧縮をメインにやることで勝てるだろと判断。

ミュウラン相手は有利対面なんだけど、コンボデッキの宿命だがユナの始動ができずなにもできず負け。ドキテマがない中で部活はあるとはいえソルティ2がよくなかったですねほんま。。。自分のプレイスキルを信用しすぎてた。

チェンソーは序盤に点数を通されてしまいそこからスピードを落とすためにユナの展開を強いられ、ハイライトで1面処理から3にあがってダブルバウンスで2体さらに処理されきちんと負け。

この東京後チェンソーが増えバウンスもみんな確定採用になっていきそうでやばいなと思いつつ、仕事の繁忙期と重なり1週間では他の束に乗り換えることができず、ユナの展開をしっかりできれば勝てるだろとまだこのときは信じ切ってたのでユナ始動の安定性を構築単位で高くしてから札幌に挑む。

■札幌地区

ユナではゲームスピードをチェンソー相手には落とすことができないのを痛感

相手の序盤の展開が早すぎてこちらがユナを展開しはじめるターンがまず早すぎる。でそれが処理されなければ追いつけるけど、ハイライトしてから次のターン自傷をからめてそのまま3にあがりアキでWバウンス拾われてうたれたらターンが足りずに負ける。相手が0から速攻ができるためユナを強いられやすくユナをせずマナ圧縮で勝つというのも難しい。

ネイも、できる限りの山ケアはしたもののそこに至るまでに打点がかなり押し込まれてしまいアウト。

で、ユナの今のこの構成は、ユナでゲームスピードを落としても、環境のリーサルレンジが長すぎて蓋として機能できるターンが短く、それなのにこちらのリーサルが弱すぎるのが特に対チェンソー戦で致命的すぎると判断。
総じてターンが足りないですね。
有象無象には強いのは間違いなく、その強みはあるんだけど、自分の想定より東京以降でチェンソーが増えすぎてこのままユナ使うのはだめになったという形。

■金沢地区

ユナが無理になった際に、リーサルレンジが長くかつ圧縮が強い点、オバロが札幌で優勝と入賞をしておりオバロがより増えそうに感じた点から以前から試してた馬を選択。


大活躍シャマザフィラインがチェンソーにも、電源にもつよい。(追記.上記条件の⑤は満たしにくいものの、⑤を満たしたかった対面には大活躍で2から取り戻すことができるため許容の意味)
8宝による圧縮性能、理事長をいれていないカラーリングにより光景が安定。

従来のストブ宝の馬つかってる使用者から理事長がむしろ負け筋になっていることや枠とカラーを圧迫して弱くなってるケース、カレンチャンや理事長を集めるために山が強いのに削らざるをえなくなってリーサルできなきゃ負けを作ってるケースが多発し馬を使わなくなったという話をきき、自分は馬はこのタイプではない形で作り、使用してました。
1シナジーがルックじゃなくピンポで札を回収できるため事前にカレンを集めておきやすく、雷やスズカや大活躍のおかげで手にはやめにカレン集めはじめてても盤面のパンチャーには困らないことから、最後カレンならべるときに山強い際に山を破壊しなくてすみやすいのがいいね。

虹戦は雷(マルゼンスキー)とスズカがありえんほど失敗で負け。チェンソー戦は序盤の貫通が凄まじく取り返せずに負け。

良くも悪くも雷デッキすぎるため、失敗し続けると負ける束なのは納得がいくが、それなのに抽選でも強くはない点はやっぱり懸念点だよなとは思いました。

■名古屋地区
ホ口のほうがまだ抽選で抜けやすそうであり、雷などのズルに左右される札が無いことと、1のラインが作りやすい点、カンバルで転スラにも立ち回りやすいことから、リーサルレンジは馬よりも落ちるもののホ口のが自分が考える条件に合致しやすそうと思いホロを次の地区の前に試しとこうとおもいまずCSで使用。

1のATは概ねハンソロ(おかゆ)のみで足りており、サブATの枚数をつむよりカメラをいれて山の調整も上からのひきを強くしたほうがいいと判断。煙草の捲りのバリューから1以上の札もまあまあ採用したいことの兼ね合いとも合致
※5戦目はDC

感触は悪くないのでこのまま名古屋でも使用。

うーん、しまいやひみか

リーサルレンジが現環境においてはハーモニクス(トワ)にしてもシリカ(フブキ)にしても弱すぎるだろとソーセージに言われていた通りであり、散り。

■仙台地区
馬を研究しなおしたほうがいいという助言を受け馬のプールを見直す。雷デッキのままだと使いたくないなぁと思ったがちびっ娘までいれたらまた話が変わってくるのではとかんじました。

ミリオンライブのちびっ娘お姫様の互換

雷とスズカに加えちびっ娘もあわせてズルの試行回数を増やすことで1回分のズルの依存度を薄めながらもゲーム全体のリターンを得やすくするズルリレーに至る。「ズルも積もれば必然となる」をモットーに、これで馬をまた使う決心ができて仙台へ。

セバス(ウオッカ)も採用。より事前にパーツ握りやすくしながら、山抜きで3を抜き雷スズカの成功率をあげることもできる。宝の処理もしやすい。噛み合いがいい札。


ようやく抽選ラインまでいくが抽選は確定落ち。

チェンソー戦はシャマザフィがはやめにアンノウンにいなくなり用意できず大活躍シャマザフィをつくることができなくて早出しアキに隙をみせすぎることになり負け。

ちびっ娘が入ったことにより1のATも増えたのにもかかわらず、この束は集中をかなり序盤から捻るため土木のエクストラストックにこだわっていたのが、構築としてはよくなかった点だなと今この記事かいてる段階では思います。
ソーセージやfrayに土木の採用について何度か疑問視されていたのにも関わらずにだったので、よくなかったねこれはほんとに。 
その枠でエミリア拳等をきちんととったりしたほうが、よかったなぁ。。。

普通なら、今期これがこの時点では唯一の手ごたえだったので、このまま最後まで馬でいくとなりそうなところでしょうが、このときの自分としては馬で抽選落ちした段階でこのまま馬でいくと今季はそのままなにも結果だせずにおわりそうだなと半ば直感的に判断。

熊本は仕事の都合で参加できないので、京都地区が自分のラスト地区。

なにか他にアイデアはないのかと必死に自分の引き出しを探る。その結果、今とまったく型は異なるものの以前に少しだけ試してたアズレンが浮かぶ。

このときはプリンストンで宝の処理をしていたが、プリンストンではなく宝暁をしっかりと数採用し、枠をとっていた共鳴回りを全部純粋な宝構築のパーツやリーサルパーツに変えれば自分の望む条件に合致するじゃんといきなり閃いて。
抽選画面が出て落ちたのが確定したのを見てから8宝独のデッキ構成のVer.0が完成するまでわずか5分ぐらい。これもう天啓だろ。

これが8宝独のVer.0。じ、自爆ボートさん!??

帰宅後すぐに調整グループであるムー塾でこれを試しました。今季様々な束を作り試したんだけど、束になれなくて崩すのもそれなりにあったため、今回のも勘違いの可能性があるなと思ったんですが、しっかりと完璧に束でした。

ソーセージにデッキコンセプトは問題ないが、自爆ボートはクロンにしろというアドバイスをもらいそこを直して少しずつ調整した結果、京都の50に。

■京都地区

毒deンぱという曲から文字って独deンぱ

去年もオフシーズンで試してたアイデアだった8宝そらが、刺さりが良くなったのではと地区の途中で浮かび、それをブラッシュアップしてギリギリで自分を救ってくれたし、今期も最後のこの閃きにすべてをかけると8宝独で突撃。

優勝

本当に、オフシーズンの自分には感謝しかない。ありとあらゆるものを試してた経験値がギリギリでいつも俺を救ってくれてる。

■全国 

今季はじまって全国ルールが昨年同様トリオと判明したときから、メンバーはソーセージとヒースだろと決めてたのでメンバーは一瞬で確定。

その後全国のルールが発表されたあと、TLが荒れに荒れる。
タイトル抽選がないことに関しては、まず僕個人としてはむしろラッキーだなと感じてましたね。
てんすらはともかくチェンソーオバロネイの対面にはかなり自信があってこの束をそもそも握っているので。
で、てんすらは急に握れるような束じゃないことからこれによって急にのりかえる人はいないだろうと。

そして、自分にとっての不安要素である対戦慣れしてなかった束が減って急にチェンソーオバロネイにのりかえてくれる人が増えれば増えるほど僕個人としてはアドだろとなりました。

ただチームでみたときはなんともいえなくて。
メンバーとその使用タイトルでみたときには明らかに他のチームよりはタイトル抽選があったのなら有利になれる組み合わせだったので。

まあルールがどうであれこのメンバーでいくことは確定だったし、このメンバーが最強だろと思って組んでるので、今回のルール自体に対しての被害は、マイナータイトルを握っているのにも関わらず、少ないと思ってました。

ただ、このルールの後出し発表による参加者の混乱とTLの荒れはまじでわかることだし、そもそも毎年そうだけど後期ネオスの日程が発表された段階で全国のルールと日程も発表しとけよとは至極思います。そしてTODルールも、正直嫌いでしたね。お互い時間内に終わらせる共通目標となる両者引き分けが板。

全国前は昨年と同じく一週間にわたり昼夜友人に調整につきあってもらいました。
みんな本当にありがとう。

対面の練習だけでなく、記事記載のポータブルの基準も、どの対面にどこまでやっていいのかをきっちりとみんなで議論と確認と実践をつきあってもらったりなど、本当に実のある調整期間でした。

個人としての練習の成果はきちんと出せたと思うし、全国での後悔はなにもありません。2年連続で組んでくれたソーセージとヒースありがとう。

全国の仕組みに対してなにかいうことがあるとするなら、全国が2年連続トリオ形式だったことで半数近く2022全国と2023全国の参加者が被っていたとおもうので、この形式を2024全国も続けていくとなると全国の参加者の固定化がより進むことになるとは思います。

2年連続後期ネオス優勝者は1人だけだったのにも関わらず2年ともトリオ形式だったことでこのようなことになってるのは、大会としては不健全かもしれないですねと客観的に考えると思います。


で、今期を終えた個人的な反省点を。

①オリジナルデッキの強みも弱みもひたすら出過ぎてる

ぼくはオリジナルの50を地区では使うことが多いプレイヤーだけど、オリジナルデッキは集合知により出来上がってるテンプレートと異なり、自分の勘違いや思い込みや思考の偏りなどがそのまま出力されてしまうわけで。

対戦慣れされてないことから相手がプランをどうとればいいのかわからくなっている状態は、地区ネオスで優勝する上で自分はかなり大きい要素だと思っているので、これからもオリジナルデッキを作って持ち込んでを後期ネオスでは繰り返すとおもうけど、欠陥を抱えている構築が出力されたときにきちんと気付くことができたり、回りのアドバイスをしっかり取り入れたりできるようにならないといけないと至極感じました。

②地区の前半勝てなすぎだろ

昨年も今年も、自分は地区の後半にならないと勝つことができてなくて。地区が始まる前の段階で環境への深い理解が多分できてないんだろうなと思います。なので地区の前半が実質的に調整過程になってしまって地区の後半になってようやく回答となり得る50が出力できるようになってるのかなと。
環境への理解がきちんとできてないなかでテンプレートじゃないオリジナルデッキを持ち込んでたらそら勝てないんだよな。

土日休みじゃない環境で働いているため、CSに出る回数を増やすのはむずかしいのだけど、オフシーズンでは環境を見据えた調整の質をあげることで地区前半からただしい束を持ち込めるようになりたいですね。
いままでのオフシーズンは束そのものの選択肢をひたすら増やす実験に当てており、環境がどうこうではなく、こういう束はこういう強みがあってこういう時では強く使えそう、というのをひたすら出力する期間にあててたんですが、それはそれで大事なのでもっと前倒しにそれを行って、環境にあわせた調整をとる時間を設けたいですね

もともと、後期ネオスはどっかの地区で優勝できるのならいままでの地区が0-2だらけでもまったく構わない、と本気で思いながらWSやってるんですが、それでも地区の前半を捨ててもいい理由にはならないわけなので、2024はそこ改善させてWSやっていきたいですね。

おわり

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