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8宝ときのそら解説|WGP2022全国優勝

noteでははじめまして。外来種と申します。
このたび、WGP2022の京都と全国にて、8宝ときのそらを使ってどちらも優勝をすることができたので、せっかくなので記事を投稿します。

京都は9-0
(すごいでしょ)
全国は個人3-2だが、チーム4-1で優勝
(猛者しかいない中という点を考慮していただけると幸い😭)

ときのそらの強さ

シンフォギアのときもそうだけど、お手軽に3面ファッティを2から早出しできるというのがまずおかしい。
特に今季は、Dの海神の圧倒的な性能によって、中途半端な電源使いは蹂躙されていってしまったこととかも含め、相当練度があるプレイヤーしか電源の束を握ってなく、2での盤面勝負で電源とバチバチにやりあうことは前期とかに比べかなり少なくなっていた。
その上でDは3では面形成をしていけるものの2では3レベ早出し多面に対し回答がもてない構築が主流であったため、そもそも3面早出しのコンセプトが非常に通りやすい環境であったといえるのではないか。

しかしながら、現環境においては面とりをしたところで、面での勝負は捨てた上で詰めが強すぎる束があまりにも多すぎるわけで。
例えばかなたマリンとかは、早出し多面がきっちりと残せるデッキではあったものの、率があがりはじめるタイミングが遅く、防ぎ方もリソースを大きく使うジャックになることから、なんだかんだで打点の総量で引きつぶされることが多く、後期がはじまる直前での圧倒的な下馬評ほどは結果を残すことはなかったと思うし、地区においてもどんどん握っている人数が少なくなっているなと体感した。

その点、ときのそらは、3面早出しを気軽にしながら「打点減で蓋をする」ことでそういう対面でもそのままひき潰されるということを避けやすいわけだ。
ときのそらが今期最多優勝になったのはそういう背景からなのではないか。

すべてはDがきっかけであると思っている。強すぎるだろD。結果だけみれば雑多環境になっていると感じている人が多いと思うけど、間違いなく環境はDによって作られていたシーズンだった。

8宝であるからこその強さ

電源ってマナを節約しながらチェンジ元出せるため、ときのそら多面を4マナでできるから間違いなくきれいだし強いよね。はやめにときのそらを展開しやすいし。
それは間違いない。というかそうじゃなかったら電源宝が2つも優勝していない。あのときのそらは間違いなく強い。

ただ、自分は8宝もめちゃくちゃに強いのではないかと感じていた。

まず、山の作りやすさの違い。結局ときのそらで本体打点を止めてもバーンの点数を通されるような山だったり、ときのそらの横がうてなかったターンに点数を通されるような山だと、詰めの出力が低いときのそらではそのまま押しつぶされることがままあるとあくまで自分は感じた。

8宝はCXがマナにうまりにくい構造上、CXを吐くためにマナを使うというアクションをとらずにすみ、効率よくマナ圧縮を作れる構成である。
そしてハンソロ(おかゆ)やタバコ(サルベージEV)等で効率よくきれいに1週目の山を削ることができるため、マナ圧縮も含め率よく2週目に突入する。
そのあと2週目になってからときのそらを早出しをすれば、ときのそらで使ったマナが圧縮率を下げるのは3週目になってからになり2週目の山からときのそらをリクルートしているため、2週目の圧縮率が爆発的に高くなるわけだ。

この状況下ではバーンとかの点数も通されにくい。そして率が高いということはときのそらの宝をトリガーしやすいため打点減の展開を継続し続けやすい(CX入替も含めればよりそうだよね。おかゆの横がトリガーした場合でも、手に横は来ているということなのでCX入替を強く使えるっていうわけね)。仮にときのそらの宝を継続できてなかったら、それはそのまま素の山が強いままであるから相手の殴ってきた点数がそもそも通りにくい、という具合だ。

また、fateなどの8宝を使っていた人なら感じたことがあるであろう8宝の弱点である「宝トリガーしまくって山が一瞬でガバガバ問題」も、ときのそらなら仮にそういう展開になった場合であっても打点減をしていることから致命傷を避けられ、そしてそのまま打点減を打ち続けていけるわけである。
おいおい噛み合いよすぎだろ。宝さいつよ。

また、ときのそらに頼らないゲームメイクもしやすいというのは大きな特徴である。前述のときのそらの強みで述べているようにときのそらが刺さりやすい状態にあると感じているものの、それでもあまり展開したくない対面や状況というものがある。

宝オバロや、コロンビアガッツダーをきちんと沸かせた電源オバロ、ほかにもサイド合戦のいきつく先でこちらが不利をとりやすいかなたマリン、処理を上手にされてしまう電源兎や、神原が出せる山状況での神原+真のマーベル、圧倒的なパワーと復帰後踏んだとしても簡単に再展開してまた踏み返してくるぱーちんなど。うまい電源花嫁もきちんとこっちの面タッチしながら打点増で打点いれてくるし。

ほかにもこれらの相手以外でもハンドの状況とかマナの状況からときのそらを立てても維持がちょい難しいケースも状況によって出てくるわけで。

こういうときに、8宝の圧縮に加え、ハンソロはシナジーにてハンソロの横も加えにいきやすいため、タバコや集中とあわせてハンソロのシナジーを継続しやすいことから、ときのそらを出したいタイミングまで待つことができるし、そのまま出さずに光景+バーンEVで詰めることで最後までやることも対面や状況によってはやれる。光景がない対面には、こちらでゲームメイクするほうが強いこともある。

こういう選択肢をとることができる柔軟性も、8宝そらだからこその強みといえるだろう。

こうやっていいところをでかい声で言いまくったけど、考えることが多すぎたりルート分岐を見据えて常にプレイをしなきゃいけないことから、ヒューマンエラーを起こしやすくなってしまっているのは弱点。練度と8宝のセンスが必要になるかもしれない。
当たり前体操をやっているだけで勝てる束のほうが明らかにトーナメント向きなのだが、残念ながら自分はそれで勝ち切れるような束は作れなかったのだ。

デッキレシピ


以下、全国のときのレシピをベースに解説させていただきます。

採用札個別解説

■霞 4枚

0レベでコスパよく殴るための札。
ときのそらを2に入った瞬間出す対面の場合、マナを2までに5溜めていないといけない。
さらに、ときのそらにすぐ頼らないゲームをしていく場合では、8宝によるマナ圧縮の強みを存分に活かしてゲームメイクをしていくことになる。
このどちらのゲームの展開でも、ハンドの効率よく多パンしマナを積める霞が適任。

集中やロボ子といった後列役の計6枚を下げてもおいしいし、1でもある程度のラインがでる霞や0すいせいを下げてもかなり美味しいため、霞で下げたいパンチャーは多い。
当然、0だけでなく1でも活躍する。ロボ子等のパンプを載せて相手の1アタッカーを踏める数値のため。
ときのそらをすぐに出すかわからない状況下では、1でハンソロ(おかゆ)を下げてシナジーできるターンの回数を稼ぐように動けると後々の選択肢が広がる。

行きだけじゃなく往復で30のため、ロボ子の10を0で乗せて霞を動かす場合、返しに40になり踏まれにくいのもナイスポイント。

■0すいせい3枚(クリキン、pigCX入換)

ときのそら自体は地区では札幌から使い始めたが、札幌時点では入っておらず、プールを再確認し直して採用するに至ったカード。(その結果、この札が活躍しまくり思わずサインを買ってしまった。)

青枠かつ、40まで伸びるパンチャーかつ、cx入換。

まず単純に数値の面が非常に優秀。
0のATとしても勿論、1のATをタバコ(サルベージイベント)をいれているとはいえ枚数を絞っているため、相手の1のATにも触りに行けるのが偉い(1/0えるの40に横なしで同値。横やロボ子等を絡めれば大抵の1/0ATに届く。)

また、cx入換は、たいていはcxシナジーをつかいたいターンにその対応を握っていない場合につかうことになるため、基本的にはcipのが強い束が多いのだが、この束の場合pigであるからこそ輝くことも多い。特に序盤はそれが顕著である。

0でパンチ数を霞込みで伸ばしやすいことやそもそもアタッカーとして優秀なので、まずアタッカーとしてとりあえず投げる。それらのアタックでハンソロの宝を噛めばいれかえを使用しない、噛めなければpigで入れ替えを使えばいい、というような形で8宝という点との噛み合いがまずいい。

これは1でも同様。1でも相手の面を割れる数値がでるので、1でもATとしてとりあえずなげながら、ハンソロのシナジー込みでときのそらの宝をゲットできなければ、入換をpigのときにすればいい、とか。この場合は、ときのそらを展開するときには盤面に余計な生物をだしても上書きすることになりがちなので、アタッカーとして事前に投げながらpigでシナジーを握るほうが、2からcipで入れ替えて握って結局上書きするとかより優れている。

またときのそらの宝を握れてるケースでも、そのまま1でキャンセルを多発して、2にあがらないようなら、手にタバコ等があってハンソロをもう一度やる動きをするほうがバリューがあると判断できる場面では、pigでハンソロの宝に変えてまたシナジーをしにいくということもできる。

このように、8宝ということと、相手や状況に応じて自分がとる戦略をその都度変えていくという束の性質から、このすいせいが噛み合っている。

中盤以降も、この束の場合pigであることのデメリットが目立ちにくい。前列のほとんどをときのそらを維持しているときに、cx入換を使用してときのそらを継続していきたいからcx入換を使う、という流れになるわけだが、結局盤面に数値に響かない生物を出していても上書きで数値や復帰に関係する札に変えることになるため、cipだろうとpigだろうと結局潰してからパンチしにいくことになるからだ。
数値に関係するシステムとしてのロボ子が基本常に手にあってそれを戻して使い回すという構造と、前がときのそらで埋めているというこの2点が、pigの弱みも目立ちにくくできているのは、キレイである。

アタッカーとしてもつかっていく点と、ときのそらのシナジー継続の際にもゲームを通じてかなり良くつかうことや、カラーバランスも含めて枚数は多めにほしい。ただし、タバコがあるため0システムには触りやすいし使いまわしやすいので、4は過剰であり3。
これ以降の0システムとかもそうだが、タバコが4あることを前提としての枚数となる。

■マッスルポテト1枚

cip35アタッカーかつ、手札に溢れすぎた横を2枚まで処理できる札かつ、ときのそらや終盤のヒール等を使う上でマナが足りなくなる展開をカバーすることができるマナブーストができる札。

アタッカーは、30より数値がでるものがこれまでのものをあわせてこれで8枚。(0で相手を楽させると、お互いがお互いの盤面をATで殴ってリソースをつかわせていく性質上、そっから雪だるま式に楽させちゃうことにつながるので、きちんと枚数いれたいのだ。)

手札の緊急処理は後述のcippig収録中とあわせて2枚。
と、痒いとこに手が届くようになるのがまずえらい。

また、ときのそら3面早出しにはこの束では5マナが最低でも必要であるため、マナプランが狂ったとき等のリカバー札が束にあるのとないのでは大きく動かし方が変わるため、必要な1枚である。

■フカ次郎+ショートカット 3枚

単純にショートカットが偉すぎるということと、序盤での潤滑油かつ、中終盤での山ケアなど、非常に器用に動ける札。

ショートカットにおいては、序盤に自分にふれば25ということで大抵のシステムを上から踏むことが可能でありつつ、霞等にふれば相手のアタッカーの踏める範囲を拡張してくれる(例えばDのフカ+特徴パンプの35値とかは、クリキンなら触れるが霞単体では踏めないため、霞にフカorロボ子で踏みに行くなど)

中盤終盤でのときのそらの維持においても、除外拳を握ってる対面では後述の復帰による行き復帰も叶わず除外されてしまっては再展開もできにくくなるため圏外を作りたいことがおおく、その際には特に活躍する。ダイレ枠をもらいやすい束でもあるため、そらの3面維持を常にし続ける必要まではない場合には、ダイレ枠に投げながらパンプをいれて、返しでの山ケアでも活躍ということも見込める。

フカ次郎においては、タバコも拾えると言う点が至極強い。ハンソロ4枚とタバコ4枚に触れれば1でのハンソロ多面がしやすくなるので、リソースを一気に獲得できるチャンスとなる。
また、ロボ子によっていつでも2戻しができる束であることから、山が薄いタイミングでロボ子+フカ次郎で必要牌を握りにいくこともできる(これはロボ子+ハンソロやタバコでも同様)

4にしてもいい強さではあるものの、束としてのスロットとして3が限界。

■ロボ子2枚

単純に、ときのそらの多面召喚をする上で2戻しが必要不可欠ということもあるが、往復パンプ役としても、なによりときのそら以外を戻す場合での2戻しとしても終始活躍する。

うったら手に戻る系のテキストは、後列を開けることで意味が生じやすい電源だからこそ強いと思われがちであるが、この束のロボ子は8宝なのにとてつもなくキレイに活躍する。

宝の性質上、横を貼り続けることが非常に多く、すなわちほぼ毎ターンに渡りそのたびに往復パンプ2回分と2戻しの選択肢が与えられるということになる。
先述した2戻しフカ次郎や、2戻しハンソロ、2戻しタバコを駆使することで、じぶんのピックする牌の期待値を高めていく選択肢が常に与えられる。山が薄い場合確定にもなりえるし、山が厚くても使うことも当然ある。

フカとあわせてのパンプ札という意味合いもあるので、相手にタッチするために0でも使っていくことがあるが、最序盤は墓地に札が足りないとできないので注意。

■そら集中4枚(忍者+30パンプ身代)

ユナに勝れるときのそらが強すぎる理由。
復帰と集中を1枠で兼ねていることから上位応援やロボ子等をもう1枠にたてつつ、この1枠だけで山ケア.手札補充.復帰ができるのは異常である。さらにその復帰において、ときのそらの面を踏んでくるデカブツ相手をさらに上のパワーで踏み返しにいける30パンプがあるというのがあまりにもおかしい。

行き復帰でも返しにラインがあがるため、シナジーの効果は消えるもののカチコミにいって、拳うって弾いたとしても返しまた君踏み返せるんですか?とやりにいくことも可能。

復帰したあと確定でタバコで拾えるにも関わらず、それでも4から動くことがなかった最強のシステム。
特に、この束の場合、ときのそらに頼らずマナ圧縮とハンソロでゲームメイクするパターンもあるので、そのような展開では2面忍者で山ケア徹底しつつリソース稼ぐことになりがちであるから、電源軸より集中のバリューがあるためというのもある。

復帰対象は0期生であるため、3のときのそら以外も一応復帰可能。ワザップよりではあるが、0のすいせいを復帰させるのを選択肢として覚えておくと、すいせいのラインが横ぬきでも70までいくことを加味すれば役立つときがくるかも。

■cippig収録中1枚

なぜかcipだけでなくpigでも収録中ができてしまうという8宝のために生まれたモンスター。
前述のマッスルポテトとあわせて手の横を一気に処理する役割。
こっちは特にハンソロを継続するようなゲーム展開で非常に役立つ。

手に手放したい宝が1枚だけのときに、メイン中に特定の札を加えなければいけない場合じゃくてさらに除外されるとかじゃないのなら、cipはやらずにpigでやるとかも大事。0で適当に投げたあとにトリガーでくわわった横をpigで切れたりとか、後述のセレスがリアニメイトであるためcipは無理だけどpigだからこそつかえる等、ありがたいテキスト。

■ハンソロ 4枚

ルック枚数が少ないものの、横でもイベントでも相手に見せずに加えられるのが偉い。
2にあがるときまでにときのそらの宝を握れない、ということがとても少なくできるだけでなく、当然ハンソロの横も加えられるためときのそらに頼らないでゲームする上でもタバコや集中をあわせてハンソロを継続し続けていくことも容易。

4期生も加えられるためイベントがメインの詰め札になっている構成でも問題が薄くなる。
ロボ子と合わせた強みも前述の通り。

霞で下げたハンソロは次ターンはパワーが低い点は注意が必要。

■セレス 1枚

器用さを拡張してくれる1枚。
宝や1週目の手の3そらの処理、0のロボ子や集中といった後列必要牌のリアニメイト、すいせいを出すことで1枚で相手の1の面に2つ触りつつpig入換を待機、pig収録中やフカを出すこととあわせて横の大量処理等。

1のATのかさ増しになりつつ、タバコとはまた役割や機能が異なるもののタバコが4じゃ足りないためそれに一部は類ずる強さがあることや、なによりこいつ自体がタバコから触れて器用に動けるという生物というのもえらい。

■タバコ 4枚

お気に入りすぎるカード。
オペトルといいタバコといい部活といい、盤面が5枠しかないこのゲームにおいて、盤面にパワーが低い弱い生物をだすことなく、その時必要なシステムや1AT等の札に、マナを使わずに触りに行けることがどれだけ偉いことか。

そして現代wsにおいて、シナジーのスペックがあがってることから、序盤の1でシナジー安定して決めることでアドバンテージをきちんと獲得していくということが動きとして非常に重要であり、それが多面となるとより今後のゲームが楽になる。

ただでさえ序盤はターン数が短いことから素引きが要求されやすいため、その引きの部分でトータル枚数を増やせているとも言えるこれらのイベントを、自分はとてつもなく評価している。
特に、マナに横がかなりうまりにくい関係上、マナを無駄に吐かなければそのままそれが純マナとなり圧縮に直接繋がっていく8宝においては、0マナでシナジーを多面できやすくなるこれらのイベントはより輝くのだ。

1週目の圧縮が高くない山を早めるという点や、道中の山ケアでも活躍することも勿論偉い。

と、ここまではあくまでこれらのイベントの話。
この束ではタバコはもっともっと輝く。

それは、前述のロボ子との組み合わせにより、高レベル帯のものを拾えるチャンスもきやすいというのもあるが、ときのそらの性質にもあげられる。
ときのそらを出すときや維持していく展開では、身代などの必要なシステムを拾うために余計な生物を盤面に出しても邪魔なだけであり上書きをしていくことになりがちである(ドキテマ等)。
その点このイベントは、身代したあと、盤面に余計な生物を出すことなく再度身代が設置が可能となるため、中盤以降でもすぐ拾いたいものがありつづけるため、腐らなさすぎる。

また0のシステムたちの説明にもあげてたロボ子とかフカショトカとか入換とかも、これが4枚あることで必要なタイミングで拾って使うことがしやすい。デッキの序盤のあらゆる札のトータル枚数をかさ増ししているようなことになり、ワイルドカードのような活躍をしてくれるわけだ。

このイベントがあらゆる点で強すぎるから、この束は成り立っている。4枚確定。

■シャマザフィ 2枚

デッキ内唯一のヒール。そらで蓋をしながら、そらのラインをあげながら、毎ターンヒールをし続けるのは、さすがに強すぎる。
打点減に対応するための策として、『打点減がつきるまでキャンセル前提でリソース温存するためにドローゴー』、という相手の展開に対しても、『それをしていけばこちらはその分回復できるためあなたのリーサルはどんどん遠のきまくっていきますよ』と、よりリスクあるアクションにさせれるため、ある種咎めることができる。

上位応援自体はそらのチェンジ元含め5あることや、ヒールをしなくても打点減と詰めや、復帰や拳や3アンコールとかにマナをつかうほうが強い展開もあり、タバコでレベル1はまだ拾いやすいため、2。

■チェンジ元 3枚

こいつcipで3のそら拾えるんだけど、みんなしってた?
ちなみに、みんな電源で湧かされてる印象しかないからか、このサルベージテキスト使ったとき、地区では多くの対戦相手に「どのテキストで拾ったんですか?」とよくきかれた。
このcipテキストを最大限活かしていく束である。

チェンジ元自体がチェンジ先を拾うことができるの強すぎるだろ、というのがまずある。
ハンソロでチェンジ元とチェンジ先の2つを加えていかなきゃダメであったら、さすがに要求値が高すぎるわけだが、このcipサルベージのおかげで簡単に決めることができる。

1帯でクロックに3のそらを叩いておけば1リフしたときでもまた拾い直して2周目できちんとチェンジを決めることができるため、一旦叩きながら緑を湧かせるし動きはキレイだ。そのまま手札にキープしてなきゃいけなかったとしたらセッツー後に手札で3そらが序盤にダブつくという悪目の事態も出てくるわけだが、このタイミングで叩いていいとなればそれも避けやすい。

そしてなにより強いのが、ときのそらを一度チェンジなどで展開しおえたあとでも、こいつを出すことで【上位応援を立てつつ再展開の下準備もできる】ことにある。一度足立や行きのパワーライン等でチェンジで出したそらが消えていく展開をつくられても、これで面を補強しながら3そらを拾い、ロボ子とあわせることで再度3帯とかで3そら素出しし、またもや3面をそらつくるという動きがやりやすい。

チェンジ元としてだけでなく、このような形でも活躍させていくので、2枚では到底たりない。3。

■すいせい拳 2枚(京都では3枚)

これはナナ拳じゃない。すいせい拳。
墓地じゃなくてボトムに送るのはやっぱ偉い。アンコされたり電源で同じの出し直しとかを防げるので。

早出し多面で蓋をしつつ、メタ拳を構えるアクションが強すぎる。そら自体が連動の返しに数値が高いので、拳の数値で弾きつつメタでもう1面も消すことができるので、この1枚だけで2面守りやすいのが強いね。

ユナと違ってそらは打点減を振り分けができるため、メタ拳で除去るとこには打点減を振らずにほかのとこに打点減をふっていくことで1点でも通しにいかない、ということもやれるのが差別化ポイント。

基本的には自然に手にきてほしいのと、オリジナルデックのつもりであるこの8宝そらと対戦やる相手なんて京都の段階ではだれもいないだろうから、そらをきちんと維持していくことができりゃ勝てるだろと思い、京都では気合の3積み。
全国では、後述するゴジラ(はぁと)に枠をとられて2。

■ときのそら 4枚

コンセプト。最強でした。
ラインがシナジーで10上がるのもあまりにも強すぎるって話。

そらといい、ユナといい、これらの札の強いとこは、勿論3面ファッティを2で建てれることだけど、それに加えてもし刈られきっても、再展開も容易なこと。コスパ良くハンドの節約もしながらまたファッティ3面できるのって冷静におかしいよね。

■光景 1枚

そらのゲームでもそらじゃないゲームでも活躍の機会がある1枚。
ソウル減をするために横を貼る関係で打点がでかくなるため、山をつくってキャンセル前提でゴーするような対面に対し、3からは光景で潰せるからどっかでマナ吐いて率悪くなるタイミング作らざるおえなくなるからよろしくな、と言ってるようなもんだから偉いね。

そらに頼らない場合、こっちは自分の山とリソースの都合に全ぶっぱしてゲームをしていくことになりがちなので、相手の面も残しやすくなっていき相手の率もあがりがちであるため、光景4期生や光景はぁちゃまバーンという√をまずは目指すことになる。そのため、よりキーになる。

■ゴジラ 1枚

京都では不採用だったが、全国で採用した札。
ゴジラ(全面更地)としての運用は、特定の相手や展開でしか使うことがないが、ゴジラとして使わなくても、アタック時2マナ2点バーンはどんな展開でも使う余地があるのがまず素晴らしすぎるよねってところが大前提ね。

今回の全国では、ときのそらが3人あがっているということや、チームメイトのソーセージがユナを使うという情報が多くの全国参加者にバレてしまっている状況であったため、参加者の多くが対ソウル減でのプレイの練度を高めてきてると予想していたので、詰めの勝ち筋をより強化したいな、というのもあって。

ときのそらの維持等に想像より各種リソースを使ってしまったとしても、4期生よりは軽いリソースで詰めにいけて生物なので触りやすいのは、全国でこの束で戦う上で安心感につながっていた。また、ときのそら展開をしない場合に、4期生はぁちゃまとか光景はぁちゃまとかで詰めにいくことがしやすいのも当然大事ね。

そして、ゴジラね。基本的に使うことになりがちな対面は、
・電源オバロ、電源プロセカ
盤面固めて盤面の生物の枚数やネームを要求しながら防御札の束。特に電源オバロはアウラの枚数がかなり多い構築の場合、そらを維持することがかなわなくなるしゴジラを使ったターンにそのまま詰めにいくかどうかはともかくとして、これで一回一気に面を崩す展開が大事になる。そもそも光景がない対面であるから最初からそらを展開することはせずひたすら山を作ってゲームして、3でゴジラで一度崩してからようやく次のターンから展開するまである。

プロセカに関しては、ヒールの枚数がどんどん減っている関係から、行き手アンやサイドしてきながら防御札で耐えてこはねのリーサルレンジに入るターンになるよう狙ってくるわけだけど、あと1ターン遅延されたら負けそうってそのときにそのままゴジラ+2点バーンで一気に倒しにいくのが有効となる。

・ユナ
ソウル減の効果がそらと違うためゴジラでそのまま崩せて打点をいれれるので、サイド合戦とかの硬直を崩すきっかけになる。時間切れは一番ばからしいんだよね。お互い光景がある相手なので下手なことはできないので、こういう手段があるのが重要

・宝オバロ
ム~塾という自分の調整環境にて練習中に、最初実は有利対面じゃないかといってたのが、きちんとやってくる相手にはやっぱ不利だよねと変わってしまい、しかしながらゴジラをいれたことで実は再度有利対面になってんじゃねえか?とまでなった。

魔導王とそらはお互いを縛ってる関係にあるんだよね。
魔導王はそらを消すためにマーカーを一気に射出させにくいけど射出しないとバーンがうてない
→自分は展開しないことでマーカー射出のタイミング縛っていけば光景が相手にない弱みをついて圧縮でゲームつくっていけばそのまま勝ちやすい。射出からバーンまでターンラグがあるので射出されたらそしたら展開すればいい
→しかしそれを防ぐためにオバロ側はマーカーを5枚吸わずに、2と3で散らす。
となったとこで、いったんやっぱ不利なんだなってなったんだが、ここでゴジラが絡むことで、またさらにその状況を覆せるわけ。
ある意味無敵である魔導王をすらも、相手の後列まで含めいったんすべて更地にできるし、そのままキルしたりそうじゃなくてもダメージでもリソースでも致命傷を追わせられる。

京都のときはオバロもユナもいなかったんだよね。
だけどはぁとのおかげで道が開けたので、この束で出ることができた。

あとは状況次第でゴジラやるよって場面は、こちらのそらが全部蹴散らされたかそもそも展開しなかったときで、自分の山が強いからキャンセル期待できまっせってときは、盤面全リセする価値が多いにあるので、そこは状況判断。このことから、そら対面や3から面をカッチリつくったD対面とかも視野になる。

■4期生 2枚

ときのそらを維持してるゲームでは、盤面にアタック時の詰めの生物出して殴りに行ったら打点減の回数が減るため、詰め切れないと返しの負けに直結する。このプール、シナジーが絡まないとロクな詰めがないんよ。
その点、バーンイベントなら、リソースは失うものの、ときのそらの蓋をしたまんまそのまんまリーサルを狙うアクションがとれるため、そのまま倒しきれればハッピーだし倒しきれなくてももう1ターンかなりもらえる。
ということで、ときのそらの詰めは4期生が最高なんだよね、というのが出発点。

また、ときのそらに頼らないゲームでも光景4期生はかなりのリーチが見込めるなど、この束になくてはならない札。

撃たなくてもソウル減してるだけで勝てる状況もよくあるが、打たないといけないかどうかはぎりぎりまでわからないことが多いので、ハンソロとか含め1枚握っておくことができやすいような最低枚数が2枚だったので2。

時間切ればからしいから、そういう状況下で強引に終わらせにいけるってのもトーナメントでは大事だよね

■宝8枚

宝、さいつよ~

おわりに

ひさびさに1から自分で考えた、いわばオリジナルデッキで結果を残せたため、うれしすぎていろいろ語らせてもらいました。

制限改定次第ではこの束がそのまま来季も使えるかどうかはわからないと思いますが、その場合でもこの記事で書いた考え方などがいろんなプレイヤーやビルダーの方々のなにかしらの助けとか糧になってくれたらうれしいな。

もし来季も使えるようならこのデッキをコピってぜひ試してあげてやってください。外来種が喜びます。

以上。

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