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虚構を止めないで

劇団四季の『ライオンキング』を観てきた。

『ライオンキング』が日本初演を迎えたのは1998年で、浜松町の旧・四季劇場[春](現・JR東日本四季劇場[春])のこけら落とし公演として始まったらしい。かれこれ20年以上の超・ロングランである。

先日『ハリー・ポッターと呪いの子』をTBS赤坂ACTシアターで観て以来、舞台熱が高まっている。今回は子どもとの鑑賞だったので、比較的上演時間が短めの『ライオンキング』を選択した。

『ライオンキング』は子供でも理解できるような平易なストーリではあったが、今回もやはり”舞台”という芸術のあり方に少なからず感情を動かされた。

生身の人間が肉体を駆使し、声帯を震わせて今、私の目の前で演じてくれているということ。客席にいる1000人程度の観客が、”人が動物を演じる”という虚構の成立に手を貸しているということ。

”あんなの、演者が動物のフリをしているだけじゃん!”と誰か一人でも大きな声を出せば舞台は台無しになってしまう。客席にいる1000人が気持ちをひとつにして”ここはアフリカの広大なサバンナで、私たちはライオンの父子の壮大な物語を目撃しているのだ”と信じ込み、舞台の上で展開される物語は観客のその気持ちに応えてくれる。

技術が発達し、作り物の映像が現実に肉薄する時代だからこそ、作り物であることが明らかな舞台という芸術にしか出せない迫力がある。

劇場の所在地が有明だったので、豊洲市場の『千客万来』に立ち寄った。

ふらっと入って寿司を食べたんだけれど、どの寿司も目玉が飛び出るような価格だった。場内は観光客でごった返しており、混み合う中でゆったり座れる店を選んだわけだから、高額なのは当たり前なのだけれど…。完全に観光地価格でした。寿司は美味しかったし、びっくりすればこうしてnoteに書くことができるわけで、トータルでは良い経験だった。

今日”クイズのイントロに出そうだな…”と思ったクイズを書いて終わりにする。

"ズールー語で/歌われる「サークル・オブ・ライフ」も有名な、劇団四季のミュージカルは何?"

以上です。多分クイズうまい人はズールー語で/のところで答えると思う。

Big Love…