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「業務の切り出し」ということ

こんにちは。work-fit ハートフルの荒井です。
松本市は少しだけ涼しくなってきました。
本日は「業務の切り出し」について思うことを書いてみたいと思います。

障害者雇用を考えている企業の方から、業務の切り出しについての相談を受けることがあります。
「障害のある方に任せられる仕事がない」「あまりに簡単な作業ばかりでは申し訳ない」「コンスタントにお願いできる仕事はない」といった悩みが良く聞かれます。

先日、実習でお世話になった会社に、とても素晴らしいお話をお聞きしました。
会社の仕事の中で、無駄な業務は1つもない。
簡単な作業に思えても、その部品1つがなければ製品は完成しない。
環境整備の仕事は、会社の”顔”を作る大切な仕事。
会社全体の効率化を考え、専門職が専門業務に専念できるように、業務分担をしている。

こういった考えの会社では、「業務の切り出し」という言葉は聞かれません。
会社全体の業務効率化のため、誰がどの業務をおこなうことが最適か、ということを常に意識しており、障害者雇用だから…ということではない、得意を活かすという視点をお持ちです。

自分が会社にとってどのような役割を担っているか、どのように会社に貢献しているか、理解して誇りを持って仕事ができることは本当に素晴らしいと思います。

私自身も、そういったことを伝えて行けるようになりたいと思った出来事でした。