楽器のはなし -その弐-

はい、最後の投稿から簡単に1ヶ月半が経ちました。ハマりやすく飽きやすいはまだです。「”楽器のことを書くのはなるべく控えよう”なんて出来もしないことを思うからこんなことになる」という事がよーく分かったので、変な気を遣う(?)のはやめました。これからはスローペースでまったり楽器の話マシマシで書いていきたいと思います。

前回は自分の一番メインにしてる黒ストラトの記事をせっせと書きましたが、意外にも多方面の方々から「おもしろかった」と言ってもらえてびっくりしました。こんな自己満足の内容に少しでも興味を持って完読してくれるんだなあ、、と少し嬉しかったのはほんとの話。そういう記事を書いていけるように頑張ります。

今回は「はまだとエフェクター」について書いていきます。

ご存知の方も多いと思いますが、はまだはエフェクターを駆使してギターから変な音を出すのが好きです。 と言うか、エフェクターで自分の粗を隠す系ギタリストです。勿論ある程度は弾ける自負もあるけれど、もうギターを始めて15年余り経つのに「それにしては上手くないなあ」というのが正直な気持ちです。よくりょーまが「ベースの経験をキュッとしたら3ヶ月程度」と言っているけど、自分もそんな節があると思います。

「ギターの演奏技術では周りの人たちに勝てっこない」と悟ったはまだは、ある頃からエフェクターの力に頼る人間になってしまいました。そんなはまだとエフェクターの歩みを、時系列に掻い摘んで話していきます。 (後記: めっちゃ長くなってしまったので2回に分けます)

はまだの人生初めてのエフェクターは、ZOOMのGFX-5というマルチエフェクターでした。ギターを初めて自分のエフェクターが欲しかった時に父親から「学校のテストで9教科平均で95点取れたら買ってやる」と言われ、結構頑張って勉強して無事買ってもらった代物です。今となってはその辺で数千円で買えてしまうような音の悪いエフェクターだけれど、金属製の重厚な筐体に憧れ夢を見ていました。当時のZOOMのカタログを毎日寝る前にベッドで読んで「絶対手に入れてやる」と思ってたんだよね、我ながら純粋だなあ・・・。この頃はもちろん楽器のあれこれなど知っている訳もなく、「フランジャーってなに?フェイザーと似てない?コンプレッサーって何やってんの?そもそも要る?」と何も知らなかった少年はまだに色々な音色の超基礎的な部分を教えてくれた思い出のエフェクターです。

GFX-5で超基礎的な部分を知ったはまだは中学2年生の時に”あるバンド”にどハマりします。そう、BUMP OF CHICKENです。当時中二病真っ盛りだった少年はまだにとって、当時のバンプは神様以外の何者でもありませんでした。人生で初めて自分で調べてスペルまで覚えた英語は"Glorious Revolution"(名誉革命)でした。実はこれでも中学は美術部だったんですけど、「こんなものいらないな」というセリフと「名誉革命」という文字と共に大量の武器が積み上がってる絵を描いていました(やばすぎる)。あと「歌う」を「唄う」と書いてました。これはあるある、、?

そんなバンプ大好き少年だったはまだが、初めて自分で大金をはたいて買ったエフェクターはBOSSのBD-2 Blues Driverでした。今は分からないけど、当時バンプのバンドスコアの最初のページには本人たちの使用機材が載っていて、「その中に記載されていた唯一自分でも買えそうなエフェクターがBD-2だったから」という安直な理由でチョイスし、町田の石橋楽器で中古で7000円くらいで買いました。BD-2は”ギタリストでなくとも知っているであろう”超ロングセラーモデルですね。今の自分的にはあまり好みのエフェクターではないけど、これだけ売れるのも納得できるほど優秀なエフェクターだなあと思います。

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(余談)恐らく今となっては知っている人は少ないと思うけど、現在の町田ミーナは当時一棟まるごと東急ハンズで、石橋楽器は8Fフロアを丸々占有するくらい大きな店舗でした。その後、2007年くらいにジョルナの地下に縮小移転して、数年前にミーナの向かいの雑居ビルの6階に更に縮小移転しました。めちゃめちゃ狭くなったものの、開店当初は結構楽器を集めていたみたいでそこそこ賑わっていたのに、今となっては狭いフロアの1/3くらいしか売り場面積を持たず、ギターが数本・エフェクターも20台くらいしか展示しない”死んだ店”になってしまいました。(買取窓口専門みたいにしてるからだけど)。中学生の少年はまだが知ったらとても悲しむだろうなあ。。
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話が逸れましたが、↑は高校2年生頃のエフェクターボードです。BD-2を買ってほどなくして兄から売ってもらったOD-20(真ん中のでかい黄色いやつ)がメインの歪みです。色んなメーカーのエフェクターの音色を再現したCOSM技術(懐かしい)のマルチ・ドライブですが、使っていた音はCENTAURかDistortion+のモデリングくらいだったなあ。この頃のはまだはBD-2を常時ONにしてキラキラなクリーンサウンドにしてMaxonのグライコ(父親からもらった)をブースターとして使っていたようです。後ろにいる銀色のエフェクターは町田にある音好堂という、自分のことを中2の時から知ってくれている優しいおじさんがやっているお店で買ったコーラスです。Maxonのグライコと同じFine Bladeシリーズのコーラスを別筐体にノックダウンしたという謎な一品で「マルコス」という高校時代の友人に売った気がする。まだ持ってるのかなあ。左上に写っているのは、修学旅行先の沖縄の土産屋で買った貝の詰め合わせに使ってた入れ物を流用した小物入れで、その下には「抹茶シガレット」と書かれたシールが貼ってある。当時の自分のセンスを疑うわ。

↑は高校3年生頃のペダルだった、はず、、BD-2・OD-20の使い方は変わらず、コーラスはARIONのSCH-Z Stereo Chorusに変わっていて、BOSSのDD-3 Digital Delayが追加されています。この時に初めてギターでバンドを組んで高校の文化祭に出ました。視聴覚室で音速ラインの上昇気流を演奏したのは覚えてる、懐かしいなあ。

、、と、ここまで読んでいただいたら分かるかと思いますが、この頃までのはまだは全然 ”エフェクターから変な音を出すようなギタリスト” ではなく、ごく普通のよくいる高校生バンドマンの一人なのです。。
どんどん変な方向に進んでいくのはこの後から(大学生~)なんですけど、昔のことを思い出し懐かしみながらだらだらと書いていたらもう3000文字くらいになってしまいましたので今日はこの辺までにしておきます、、(AM3:17、さすがにねむい)

次回更新日は未定ですが、もしちゃんと更新できたら暇つぶしにでも読んでくれると嬉しいです。それでは、おやすみなさいー

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