おうち時間を活かして「デジタルお絵描き」を始めるには何が必要?┃未経験者に最適なペンタブ「One by Wacom medium」

こんにちは! ライター修行中の「戸田ハヤト」です。

新型コロナの影響で、「おうち時間」が増えた方も多いのではないでしょうか。

どこにも出かけられず、ただただ時間が過ぎ去るのを待つばかり・・・でも、それだけだと少し辛いですよね。せっかくの「おうち時間」を活かして、新しい趣味を始めてみるのも素敵だと思います。

そんなときにオススメしたいのが、「デジタルお絵描き」です。

「デジタルお絵描き」は未経験者でも始められる

ひょっとすると、「イラストを描くなんて未経験者には難しいんじゃないの?」と思われる方もいるかもしれません。ですが、そんな心配は無用です。

僕自身、イラスト経験は全くなかったのですが、1年ほど前にふと思い立って「デジタルお絵描き」を始めました。予想以上に簡単に始めることができて、しかも時間を忘れるほど楽しく没入することができました。

漫画やアニメが好きな人、美術館で絵を観るのが好きな人など、少しでも「絵」に興味がある人なら、きっと自分なりの楽しみ方を見つけることができるはずです。

たとえば、好きなアニメのキャラクターを模写したり、好きな有名人の似顔絵を描いてみたり、旅行先で撮った風景写真を絵にしてみたり・・・

人それぞれ色んな楽しみ方をできるのが、「デジタルお絵描き」の良いところです。

「デジタルお絵描き」に必要な道具

「デジタルお絵描き」を始めるために必要なものは、次の3つです。

①パソコン
②お絵描きソフト
③ペンタブレット(ペンタブ)

この3つがあれば、誰でも簡単に始めることができます。

パソコンやお絵描きソフトの選び方

パソコンは既にあるものでOK

このうち、①パソコンと②お絵描きソフトについては、あまり悩む必要はありません。

まず、①パソコンについては、すでにお持ちのものをそのままお使いいただければ十分です。

ひょっとすると、ノートとデスクトップのどちらが良いか迷うかもしれません。ですが、「とりあえずお絵描きを始めたい」という目的ならどちらでも構いません。手持ちのパソコンを使って、気軽にお絵描きを始めてみましょう。

お絵描きソフトは「5,000円程度の有料ソフト」を使おう

また、②お絵描きソフトについては、5,000円程度の有料ソフトで大丈夫です。

たとえば、利用者のシェアが最も大きいソフト「CLIP STUDIO PAINT(通称クリスタ)」の場合、安価なバージョンなら税込み5,000円でダウンロードすることができます。

こうした5,000円程度の有料ソフトをいくつか探して、まずは無料体験版を試してみましょう。その中から自分にとって使いやすいものを見つければ大丈夫です。数万円するような高額ソフトを購入する必要は、まったくありません。

お絵描きソフトは有料がオススメ

なお、ネットを検索すると、無料のお絵かきソフトも公開されています。コスパのことを考えると、無料のソフトを使う方が良いと思うかもしれません。

もっとも、初心者・未経験者の方にこそ、思い切って有料ソフトを購入することをオススメします。

なぜなら、無料ソフトよりも有料ソフトの方が、たくさんの人に利用されています。そのため、ネット上に「使い方を解説したページや動画」が豊富に用意されているのです。

有料ソフトなら、使い方が分からなくなっても、ネットを検索すれば解説を見つけることができます。これに対して、無料ソフトの場合は、ほぼ自力で使い方に習熟する必要があります。

こうしたことを考えると、初心者・未経験者だからこそ、有料ソフトを使うのがオススメなのです。

一番の問題はペンタブ選び!

もっとも悩ましいのは、③ペンタブレット(ペンタブ)の選び方です。

ペンタブとは、まるで紙に描いているような感覚で、線を引いたり色を塗ったりすることができるデバイスです。

具体的には、タブレット端末上でペンを走らせることで、描画や着色を行います。マウスを使うよりも、はるかに直感的に絵を描くことができます。

ただ、ペンタブにはとてもたくさんの種類があり、価格帯も様々です。そのため、どの商品を購入すればよいのか、非常に迷ってしまうのです。

まず知っておきたい「液タブ」「板タブ」

ペンタブの種類を大きく2つに分類すると、「液タブ」と「板タブ」の2つに分かれます。

「液タブ」とは

このうち「液タブ」とは、「液晶タブレット」のことです。iPadのように、タブレット自体が液晶画面となっています。

「液タブ」を使うと、タブレット上に表示された画像を直接ペンで加工できます。そのため、紙に絵を描いているのとまったく同じ感覚で、お絵描きをすることができます。

「板タブ」とは

これに対して「板タブ」とは、液晶画面になっていないタブレットです。液晶表示がない「板」のような見た目であることから、「板タブ」と呼ばれています。

「板タブ」を使う場合、手元のペンは「板タブ」上で動かしますが、実際の描画はPCモニターに表示されることになります。手は「板タブ」の上で動かしながら、目はPCモニターに向けるという使い方をします。

未経験者だった僕が選んだのは「板タブ」

このうち、イラスト未経験者だった僕が購入したのは、「板タブ」でした。ここからは、僕がなぜ「板タブ」を買ったのか、またどんな「板タブ」を買ったのか、詳しく説明していきます。

未経験者に「板タブ」をオススメする理由

僕が「板タブ」を購入したのは、イラスト未経験者には「液タブ」よりも「板タブ」の方が適しているからです。

板タブは軽い

たしかに「液タブ」には、「絵がタブレット上に直接表示される」という大きなメリットがあります。

ただ、そのせいで「重い」というデメリットもあるのです。「液タブ」としては小さいサイズの「Wacom Cintiq Pro 13」(36cm×23.5cm)を例に挙げると、重さは1.1㎏ほどあります。

これに対して「板タブ」は、液晶がないぶん軽量です。

「液タブ」の例として挙げた「Wacom Cintiq Pro 13」とほぼ同サイズで比較すると、たとえば「Wacom Intuos Pro Medium」(33.8cm×21.9cm)の重さは700gとなっています。

板タブは頑丈

また、「液タブ」の液晶画面は、雑に扱うと破損してしまう恐れもあります。

これに対して液晶のない「板タブ」は、多少雑に扱っても大丈夫です。「液タブ」よりも耐久性が高いため、より気軽に扱えるのです。

軽く頑丈な板タブは初心者にも扱いやすい

このように、「板タブ」には「軽く頑丈なので扱いやすい」というメリットがあります。

具体的には、使わないときはデスクの隅にポンと放っておけます。気が向いたときにサッと使って、使い終わればまたデスクの隅に戻す、という気軽な使い方ができるのです。

つまり、「デスクがペンタブに占領されてしまう」という心配がありません。

これは、「ハマるかどうかまだわからないけれど、とりあえずデジタルお絵描きを始めてみたい」というイラスト未経験者には、とても嬉しいポイントだと思います。

板タブの中でもオススメの商品

オススメ板タブ「One by Wacom medium」

このように僕は、イラスト未経験者にぴったりのペンタブとして「板タブ」を選んだのですが、その中でも特に、「One by Wacom medium」という商品を購入しました。

何故かというと、初心者・未経験者にとっての「板タブ」最大のメリット、すなわち「気軽に扱える」という点をいかんなく発揮できる商品だったからです。

とても軽い

まず、重さはたったの432gです。一般的なハードカバーの単行本1冊に比べても、少し軽いほどです。重さを意識することなく、片手でひょいと運ぶことができます。

丁度良いサイズ

また大きさは、B5サイズのコピー用紙より若干小さい程度です(27.7cm×18.9cm)。デスクの片隅に置いていてもまったくかさばりません。

厚さも8.7mmと非常に薄く、本やノートと一緒に立てかけておくことも可能です。

つまり、使わないときは存在感を主張せず、使いたいときには気軽に取り出すことができる、絶妙のサイズ感なのです。

余計な機能がなくシンプル

さらに付け加えるなら、他の「板タブ」に比べて余計な機能がないシンプルさも、初心者・未経験者にとっては大きな魅力です。

「板タブ」の種類によっては、タブレット自体に多機能なボタン類が付いていますが、初心者・未経験者にとっては「使いこなせない宝のもち腐れ」になってしまう可能性が高いです。むしろ、ボタン類が付いているせいで、扱いにくく感じてしまう恐れすらあります。

これに対して「One by Wacom medium」は、タブレットにはボタン類が一切付いていません。このシンプルさが、初心者・未経験者にとっては親しみやすく感じられるのです。デザイン的にも非常にシンプルなので、デスクに置いていても邪魔に感じないところもGOODです。

機能的にも見た目的にも、「One by Wacom medium」は初心者・未経験者にとても優しい「板タブ」だと言えるでしょう。

買って分かった様々な魅力

実際に「One by Wacom medium」を買って使ううちに、さらなる魅力にも気づいていきました。

簡単に常時接続が可能

まず、一度設定をすれば、あとは「つなぎっぱなし」にできるという点が非常に便利です。

最初の使用時に、付属のUSBケーブルを使って接続すれば、ほぼ自動的にセットアップが完了します。そしてこの行程さえ済んでしまえば、あとは常に「One by Wacom medium」が待機状態になってくれます。

このことによって、特に操作をしなくても、専用ペンでタブレットに触れるだけでペン入力が可能になります。普段のマウス/キーボード入力とシームレスに、「板タブ」によるペン入力を行うことができるのです。

普段使いのPCをタッチパネル感覚で使えるようになる

この点は、お絵描きソフトを使う以外にも、様々な場面で威力を発揮します。

たとえば、エクセルを使っているときに、ペンで直接セルを指定することができます。あるいは、DTMソフトで作曲をしているときにも、画面上のパラメーターをペンで直接操作することができます。

つまり普段使っているパソコンが、「One by Wacom medium」によって、タッチパネルディスプレイ感覚で使えるようになるのです。

これは、購入前にはまったく想定していなかったメリットでした。一度体験してしまうと、手放せなくなってしまう程の便利さです。

オンライン会議にも非常に便利

また、最近は新型コロナの影響もあり、オンライン会議システムを使う機会が増えた人も多いかと思います。そうした人にとっても、「One by Wacom medium」は非常に便利です。

たとえば、代表的なオンライン会議システム「ZOOM」には、共有した画像に描線を使ってコメントを付ける機能があります。この機能を使う際にも、絶大な威力を発揮するのです。

先ほど説明したように、「One by Wacom medium」をパソコンに接続することで、常にペン入力が待機状態になってくれます。そのため「ZOOM」を使った会議中にも、必要に応じて臨機応変にペンタブを使うことができるのです。

実際のオフィスで紙の書類を使っているのと同じような感覚で、文字や図を描きながらコミュニケーションをすることができます。

「デジタルお絵描き」という趣味のために買った板タブが、まさか仕事の役に立つとは思いもしませんでした。これはとても嬉しい誤算でした。

ペン回りにも嬉しい気遣い

少し細かいところでは、付属のペンに2つボタンがついているの点も非常に便利です。これをお絵描きソフトの「ブラシサイズの調節」と関連付けておけば、ペンを直接操作するだけで描線の太さを調節できるからです。

また、タブレット自体にペンホルダーが付いている点も、意外と便利です。僕のようなめんどくさがり屋でも、付属ペンを紛失せずに済んでいます。

買って分かったデメリット

ワイヤレスではない

一方で、買ってみて分かったデメリットとしては、「ワイヤレスではない」という点が挙げられます。特に僕の場合は、キーボードとマウスがワイヤレスなので、タブレットが有線接続だという点は少し気になりました。

とはいえ、付属のUSBケーブルは1mという十分な長さがあるので、通常の使用をするぶんにはまったく不都合ありません。また、タブレット自体の「軽さ・頑丈さ」のおかげで、特にケーブルを邪魔に感じることなく、気軽に扱えています。

結論としては、「One by Wacom medium」がワイヤレスではないという点は、さほど大きなデメリットではないと感じています。

今回の記事のまとめ

それでは最後に、今回の記事の内容を簡単にまとめます。

・新しい趣味として「デジタルお絵描き」を始めるにあたって、もっとも悩ましいのはペンタブ選び
・未経験者や初心者には、軽く頑丈で気軽に扱える「板タブ」がぴったり
・その中でも特に「One by Wacom medium」は、未経験者や初心者にとって親しみやすい商品として非常にオススメ
・パソコンに「One by Wacom medium」を常時接続しておけば、お絵描き以外の場面でも様々に活用できてとても便利

新型コロナによって仕事や生活が様変わりして、様々なストレスを抱えている方も多いのではないでしょうか。そんな方々には、ぜひ「One by Wacom medium」を普段使いのPC環境に導入して、新たな趣味を始めたり仕事に活用してみることをオススメします!

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